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クエリ検索: "伊藤寛規"
13件中 1-13の結果を表示しています
  • 松本 類志, 横張 真, 寺田 徹, 山本 博一
    ランドスケープ研究
    2011年 74 巻 5 号 707-710
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/09/05
    ジャーナル フリー
    Utilization of woody biomass as a carbon neutral energy source is recognized as one of important means of restoring maintenance of suburban satoyamas. The existing maintenance by local citizen groups should not be overlooked. This study set a suburban community in the Tokyo metropolitan area as a case study and estimated the amount of harvestable woody biomass from suburban satoyamas by local citizen groups. The standard units of harvestable woody biomass were determined by measuring arisings through the citizen maintenance. Then, the maintenance scenario covered whole satoyamas in a case study city was developed and the standard units were applied. The amount of harvestable woody biomass were then estimated and evaluated as a renewable energy resource. Our results showed that 999dry-t/yr of woody biomass were harvestable as whole years in the case study. It is estimated that the rate of the satoyamas districts where 10% and more of the heating demanded reaches 20%. Furthermore, in a number of the districts in the north area where many satoyamas still keep, it was calculated that the value exceeds 50%. Based on the results we conclude even though the amount of harvestable woody biomass from suburban satoyamas by local citizen groups already have the potential of the energy resource in a community, if those activities are positioned as a part of regional management, it can play more important parts in satoyamas conservation.
  • 高田 克彦
    森林遺伝育種
    2023年 12 巻 4 号 121-122
    発行日: 2023/10/25
    公開日: 2023/10/31
    ジャーナル オープンアクセス
  • 國崎 貴嗣, 三石 麗, 伊藤 寛規, 佐藤 和樹, 澤辺 攻
    日本林学会誌
    2003年 85 巻 2 号 108-113
    発行日: 2003/05/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    岩手県住田町において, 林齢の異なるスギ間伐林の林地残材乾重を調査した。標準地調査により推定したha当たり林地残材乾重は13.1~38.4t•ha-1であった。ステップワイズ法による重回帰分析の結果, 樹幹残材率は間伐前のha当たり林分材積, 収量比数, 材積間伐率と有意な関係があった。一方, 枝葉残材乾重は林齢と間伐後の経過月数と有意な関係があった。共分散分析の結果, ha当たり小枝•葉残材乾重は間伐後の経過月数が長いほど顕著に少なくなった。利用可能な林地残材乾重は林分の発達段階, 密度管理, 残材の採取時期に左右されると結論される。
  • 森口 敬太, 鈴木 保志, 後藤 純一, 稲月 秀昭, 白石 祐治, 山口 達也, 小原 忠
    日本林学会誌
    2004年 86 巻 2 号 93-97
    発行日: 2004/05/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    林地残材を木質バイオマスとしてエネルギー利用する場合の基礎データとして, 高知県香北町において伐出作業後林道端に集積された丸太状のスギ残材 (端丸太) の含水率の約4年間にわたる経年変化を,伐採年度の異なるサンプルを一時期に測定することにより調べた。伐採年度と残材の山における部位を要因として分析した結果, 当初は部位による含水率の差はないが, 山の底の部位のみ年月の経過とともに含水率が上昇していく傾向が認められた。林道端に放置された端丸太をエネルギー利用する場合, 発生後早めの回収利用が有利であると考えられる。
  • 森林遺伝育種学会大会事務局
    森林遺伝育種
    2022年 11 巻 4_Supplement 号 208-211
    発行日: 2022/12/25
    公開日: 2023/01/28
    ジャーナル オープンアクセス
  • 國崎 貴嗣, 三石 麗
    東北森林科学会誌
    2003年 8 巻 1 号 14-18
    発行日: 2003/03/31
    公開日: 2018/03/19
    ジャーナル フリー
    主要樹種の年輪解析により,落葉広葉樹の混交したアカマツ人工林の階層発達過程を推定した。アカマツは,高い樹高成長量と保育作業による広葉樹繁茂の抑制で順調に成長し,林冠層を形成した。除伐直後に発生したコナラとヤマウルシは,当初アカマツと同程度の樹高成長量を示すものの,その後樹高成長量が低下し,亜高木層を形成した。リョウブ,ノリウツギも除伐直後から発生するものの,樹高成長量は低く,低木層を形成した。
  • 寺岡 行雄, 合志 知浩
    日本森林学会誌
    2011年 93 巻 6 号 262-269
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/03/13
    ジャーナル フリー
    木質系バイオマスのうち利用の進んでいない林地残材の有効活用に期待が集まっている。林地残材の一部である枝条に注目し, 野外乾燥時期の違いとビニルシート被覆によるスギ枝条の含水率 (乾量基準) の変化を明らかにし, 林地残材の野外での乾燥過程について検討した。スギ枝条を100 cm×90 cm×20 cmの金網でパックし, 三層に重ねて一つの堆積枝条とした。鹿児島大学高隈演習林において, 平成16年7月31日∼10月4日の66日間の枝条パックの重量測定から, 含水率の変化を実験1として明らかにした。次に実験2として, 平成16年11月9日∼12月14日の35日間の含水率変化を実験した。さらに実験3として, 実験2と同時期にビニルシート被覆した堆積枝条としないものを比較した。その結果, 実験1では146%から40%にまで含水率が低下し,実験2では120%から51%へと低下した。ビニルシート被覆があると含水率は115%から35%にまで低下し, シート被覆の効果があった。以上より, 野外乾燥によりスギ枝条の含水率を低下させることが可能であり,燃料としての低位発熱量に大幅な向上が認められた。
  • —岩手県雫石町の事例—
    國崎 貴嗣
    東北森林科学会誌
    2009年 14 巻 1 号 1-6
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2017/07/27
    ジャーナル フリー
    無間伐状態にある若齢のスギ-落葉広葉樹複層混交林1林分を対象に,2000年から2008年までの8年間の林分動態を調査した。枯死率は時間とともに増加し,胸高断面積増加率は減少した。新規加入木はわずか4.3本/ha/年であった。2000年の胸高直径分布は,スギでは一山型,落葉広葉樹では逆J字型分布であった。一方,2008年には,いずれも,2つの胸高直径階にピークを持つ二山型分布に移行していた。胸高直径階別枯死率は,スギ,落葉広葉樹ともに,4,6cmの胸高直径階で20%以上と高く,胸高直径階が大きいほど減少した。期首胸高直径と胸高直径成長量との間には,有意な正の相関が認められた。対象林分は樹幹淘汰段階にあり,光を巡る林木間競争が激しさを増していると考えられる。そして,スギ,落葉広葉樹ともにサイズ構造の階層化が進みつつあると考えられる。一方,胸高断面積に基づく落葉広葉樹の相対優占度は約16%と,ほぼ一定であった。激しい林木間競争の下であっても,落葉広葉樹の相対優占度が低下しなかったのは,落葉広葉樹がスギよりも旺盛に成長するためと考えられる。
  • 中澤 昌彦, 岩岡 正博, 峰松 浩彦, 小澤 雅之
    森林利用学会誌
    2006年 21 巻 3 号 205-210
    発行日: 2006/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    集材方式の違いによる土場残材発生量の変化を明らかにすることを目的として,主伐や利用間伐が実施された林分において伐採量と出材量との関係を明らかにし,その差となる残材の発生状況を調査した。資料には,山梨県内の近年5年間の民間事業体による伐採・搬出に関する履歴を用いた。現状では伐採地でそれぞれの集材方式が用いられ,かつ用材にはならない低質材等は集材されないため,伐採した地上部全乾質量のうち約1/2が市場に出材されているが,収集が容易な土場残材は約1/6に過ぎず,収集が困難な残材が林地に多く取り残されていることが明らかとなった。伐採された地上部全乾質量と出材量の関係を見ると,伐採種別や集材方式に関係なく正の比例関係にあり,さらに全木集材に限れば伐採された地上部全乾質量と土場残材量には正の比例関係があった。今後はバイオマス資源の利用を想定した作業システムへの移行が望まれ,それには作業の機械化による全木集材が有効であり,用材と同時に低質材等林地残材も集材すると,バイオマス資源となる土場残材発生量は伐採された地上部全乾質量のうち2/5程度が期待できることがわかった。
  • 岩谷 綾子, 野口 正二, 金子 智紀, 澤野 真治
    水文・水資源学会誌
    2015年 28 巻 6 号 291-297
    発行日: 2015/11/05
    公開日: 2015/12/01
    ジャーナル フリー
     間伐によって林地に残置されたスギ針葉の遮断損失率を検討するために,貯留型雨量計を用いて予備実験を行った.遮断損失率はスギ針葉量が増加するに応じて増加し,雨量が変数である一次分数式で示された.スギ針葉の遮断損失率は貯留型雨量計の受水口面積換算の単位面積当たり,乾重量が10 t ha-1 で2.7 %,乾重量が20 t ha-1 で5.4 %と推定された.今後,間伐による林地残材のスギ針葉が遮断損失量に及ぼす影響を評価することが重要と考えられた.
  • 田中 功二
    森林遺伝育種
    2024年 13 巻 2 号 48-53
    発行日: 2024/04/25
    公開日: 2024/04/25
    ジャーナル オープンアクセス
  • 國崎 貴嗣
    日本林学会誌
    2004年 86 巻 3 号 258-264
    発行日: 2004/08/16
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    林齢31~39年のアカマツ人工林を対象に, 林冠層のアカマツ, 亜高木層の落葉広葉樹, 林床のクマイザサ, 稚樹の間における密度 (胸高断面積合計, 本数密度, 地上部現存量) の対応関係を調べた。アカマツと落葉広葉樹の密度との間に相関は認められなかった。一方, 落葉広葉樹の密度は, 着葉期のクマイザサ群落表面の相対光量 (rPFD) やクマイザサの密度との間に負の相関を示した。クマイザサの密度はrPFDとの間に正の相関を示した。また, 稚樹の密度はクマイザサの密度と負の関係を示した。以上のことから, 階層の発達したアカマツ人工林では庇陰効果により, 亜高木層の落葉広葉樹の密度が林床のクマイザサの密度に対し負の影響を, クマイザサの密度が稚樹の密度に負の影響を与えていると結論される。
  • 安江 悠真, 青井 俊樹, 國崎 貴嗣, 原科 幸爾, 高橋 広和, 佐藤 愛子
    哺乳類科学
    2015年 55 巻 2 号 133-144
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/01/28
    ジャーナル フリー
    夏期のツキノワグマ(Ursus thibetanus)は針葉樹林を頻繁に利用するが,その詳しい理由は明らかにされていない.その理由の一つは,ツキノワグマの主要食物と考えられているアリ類が針葉樹林に多く存在するためと推測される.そこで本研究は,夏期のツキノワグマの環境利用と,アリ類の営巣基質としての枯死材及びその現存量との関係を明らかにし,針葉樹林利用との関係を検討することを目的として行った.まず,岩手県遠野市を中心とする北上山地において,2012年6月から8月にかけて,野生動物のリアルタイムな追跡が可能なシステム「GPS-TX」により,ツキノワグマの行動(2個体,追跡期間はそれぞれ13日間と6日間)を,現地踏査を含めて詳細に追跡した.その結果,追跡個体が針葉樹林を頻繁に利用し,枯死材に営巣するアリ類を採食していることが確認された.次いで,森林内における枯死材の現存量を調査した結果,枯死材は林地残材の残る針葉樹人工林において豊富に存在し,さらに,腐朽した枯死材であるほどツキノワグマに頻繁に利用されている可能性が示唆された.これらの結果から,枯死材に営巣するアリ類は夏期のツキノワグマの食物として機能しており,また,特に針葉樹人工林における枯死材は,アリ類の供給源として重要な役割を担っていると考えられた.さらに,切捨て間伐や間伐後の経過年数など,針葉樹人工林における森林施業が,夏期のツキノワグマの食物の資源量に強く影響している可能性も示唆された.
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