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クエリ検索: "八丈小島"
133件中 1-20の結果を表示しています
  • 安藤 温子, 森 由香, 佐藤 望
    Bird Research
    2017年 13 巻 S35-S40
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/11/11
    ジャーナル フリー

    カラスバト Columba janthina が伊豆諸島八丈島と

    八丈小島
    の間を飛翔して移動する行動を観察した.8時間の調査時間中に,のべ約2,000羽のカラスバトが両方向に移動した.両島におけるカラスバトの生息状況を比較したところ,調査コース1kmあたりの平均確認個体数は,八丈島で1.54羽,
    八丈小島
    で69.93羽であり,
    八丈小島
    においてカラスバトが非常に高密度で生息していることが明らかになった.また
    八丈小島
    においては,活発な繁殖行動も確認された.撹乱の少ない
    八丈小島
    は,カラスバトにとって好適な繁殖地であると考えられる.一方,
    八丈小島
    で得られる食物資源には限りがあるため,その不足を補うため,多くの繁殖個体が八丈島とのあいだを頻繁に行き来していると考えられた.

  • *三角 仁子, 横溝 亮, 吉田 光辰, 栗山 武夫, 高橋 守
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2011年 63 巻 B07
    発行日: 2011年
    公開日: 2014/12/26
    会議録・要旨集 フリー
    八丈小島
    に生息しているオカダトカゲから採集したナンヨウツツガムシ満腹幼虫を、異なった時期(2008年8月および2009年6月)から野外飼育したときの各発育ステ-ジの個体数の季節的変動を調べ、本種の野外での生活史を推測した。2008年8月(夏期)からの飼育群の幼虫は、初秋(9月)に第一若虫に発育し、9月中旬に第二若虫、10月に第三若虫、12月には成虫まで発育した。成虫はこのまま越冬し、翌2009年5月に産卵し、孵化した幼虫は7月をピークに11月まで認められた。成虫は6月から再び産卵を開始し、孵化した幼虫は夏季(8月)には約600個体に達した。成虫は12月まで生存した。 一方初夏(2009年6月)から飼育した個体群では、成虫は8月上旬から認められ、8月下旬には少数ではあるが産卵が見られた。孵化した幼虫は10月から翌2010年1月まで見られた。 以上のことから野外(
    八丈小島
    )で夏期に発生する幼虫は、越冬成虫が産卵し、孵化した幼虫と考えられた。また
    八丈小島
    では、オカダトカゲへの寄生は6月から10月までみられるが、これらの幼虫は越冬成虫および夏期に新しく成虫になった個体が産卵・孵化した幼虫をあわせたものということができよう。
  • 安藤 温子, 市石 博
    Bird Research
    2023年 19 巻 S15-S22
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/02
    ジャーナル 認証あり
    J-STAGE Data

     カラスバトColumba janthinaの繁殖地である伊豆諸島

    八丈小島
    において,これまでに観察されたカラスバトの巣に関する情報を整理した.
    八丈小島
    では,カラスバトの巣は樹上と地上両方で確認され,営巣場所としてメダケPleioblastus simoniiや木の枝、蔓植物の上や,メダケ群落内の地面,岩の隙間などが利用されていた.3つの巣に自動撮影カメラを仕掛けてモニタリングを行ったところ,飼育下と同等の期間育雛が行われることが確認された.給餌のため親が巣に出入りする時間帯は,午前中と夕方にピークがあり,八丈島と
    八丈小島
    の間を多数のカラスバトが移動する時間と関連している可能性が示唆された.

  • *堀本 雅章
    日本地理学会発表要旨集
    2024年 2024s 巻 303
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/04/19
    会議録・要旨集 フリー

    八丈小島
    と臥蛇島の無人島化への要因の比較を行った。その結果、両島に共通する要因として、インフラ整備が遅れ、産業が整備されず経済的に厳しいこと、医師がいないことなどである。その一方、臥蛇島では艀作業が住民だけでは困難になったことが大きな要因である。

  • 長谷川 雅美, 上條 隆志, 菊池 健, 樋口 広芳, 岩崎 由美, 森 由香, 徳吉 美国, 伊藤 瞬, 須藤 七海, 水越 かのん
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2023年 32 巻 134-142
    発行日: 2023/10/31
    公開日: 2023/10/31
    研究報告書・技術報告書 フリー

    八丈小島
    はイタチもヘビも生息せず,伊豆諸島の典型的な食物網が残された唯一の島である.1969年に無人島化後,ノヤギの増加・植生被害が顕在化し,ノヤギ駆除が実施され,2017年までに駆除に成功した.2014年にはクロアシアホウドリの繁殖をはじめ,2022年には番数が100を超えた.一方,隣接する小島小地根は,カンムリウミスズメなど小型の海鳥類の繁殖地となっているが,島の斜面侵食・崩壊によって営巣可能な立地が狭まり,将来的に消失する可能性があった.そこで,クロアシアホウドリのモニタリングを基本にしつつ,
    八丈小島
    の鳥類を音声ロガーによって調査した.その結果,森林性の鳥類17種と海鳥3種の生息が確認されたが,小型稀少海鳥を確認することはできなかった.鳥類や陸貝に捕食圧を与えるネズミ類を調査し,海岸から山頂の広い範囲でドブネズミが高密度で生息していることを確認した.タメトモマイマイなど7種の陸貝から捕食痕が確認され,ドブネズミのモニタリング指標として議論した.今後,小島全体でのドブネズミを低密度化させることが可能か,複数の対策案を検討した.

  • 堀本 雅章
    沖縄地理
    2023年 23 巻 61-67
    発行日: 2023/07/31
    公開日: 2023/09/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 小山 茂
    島しょ医療研究会誌
    2011年 3 巻 1 号 36-38
    発行日: 2011年
    公開日: 2021/07/25
    ジャーナル オープンアクセス
     八丈島の北西 7.5 ㎞に位置する
    八丈小島
    (はちじょうこじま)(図1)は、かつて人が住んでいたが 1969 年以降無人島になっている。現在は学校跡などが残るのみで野生のヤギが生息しているだけとのこと。深作欣二監督の映画『バトル・ロワイアル』のロケ地になった島としてもよく知られている。  先日八丈島を訪れた帰り、空港のみやげ物店で 1 冊の本 1)と遭遇した。
    八丈小島
    が生まれ故郷で中学時代まで暮らした方の手記だった。前日登った八丈富士の山頂からも小島はよく眺められ、かねてから関心を寄せていた島だけに興味深く読了した。島の規模や姿形がかつて赴任した利島に似ていたのが、その理由かも知れない。
  • 樋口 広芳, 長谷川 雅美, 上條 隆志, 岩崎 由美, 菊池 健, 森 由香, 亀田 勇一, 伊藤 晴康
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2020年 29 巻 94-102
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/09/29
    研究報告書・技術報告書 フリー

    八丈小島
    は外来種であるイタチや野ネコがいない島として,典型的な伊豆諸島の食物連鎖系が残された唯一の島である.しかし昭和44年全島民が離島の際に残されたノヤギが増加し植生被害が顕在化したため,本研究会がノヤギの駆除を提言し,東京都と八丈町が2001年-2007年に計1137頭のノヤギを駆除した.その後,植生は回復していったが,駆除後の生態学的調査は行われてなかった.そこで,この貴重な
    八丈小島
    を保全し活用に資するために2018年より調査を実施し,2019年には陸産貝類,昆虫類を追加して実施した.

    植物においては,希少種であるハチジョウツレサギ,カキラン,オオシマシュスランが駆除後はじめて確認され,爬虫類では準固有種であるオカダトカゲが他の島と比較してより高密度で生息していることが確認され,形態や行動に他の伊豆諸島と異なる特徴が見られた.鳥類では2013年には準絶滅危惧種のクロアシアホウドリが飛来し,2016年-2017年には2個体,2017-2018年には7個体,2018年-2019年26個体が巣立ち,同種の繁殖北限地の繁殖成功率も向上した.イイジマムシクイやアカコッコ,ウチヤマセンニュウなどの希少種が観察されたほか,準絶滅危惧種のカラスバトも高密度で生息していることが確認され,本島が伊豆諸島において貴重な生態系を有することが示唆された.陸産貝類と昆虫類については,調査を始めたばかりであり十分な結果は得られていないが,陸産貝類では,外来種の多い八丈本島に比べ在来種が多いことが確認された.

    以上のように,

    八丈小島
    が伊豆諸島において貴重な生態系を有することが示唆されたと同時に,今後の継続的なモニタリングの必要性が示唆された.

  • 樋口 広芳, 長谷川 雅美, 上條 隆志, 岩崎 由美, 菊池 健, 森 由香
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2020年 28 巻 69-75
    発行日: 2020/01/10
    公開日: 2020/01/10
    研究報告書・技術報告書 フリー

    八丈小島
    は外来種であるイタチや野ネコがいない島として,典型的な伊豆諸島の食物連鎖系が残された唯一の島である.しかし昭和44年全島民が離島の際に残されたノヤギが増加し植生被害が顕在化したため,本研究会がノヤギの駆除を提言し,東京都と八丈町が2001年~2007年に計1137頭のノヤギを駆除した.その後,植生は回復していったが,駆除後の生態学的調査は行われていなかったため,今後の保全と活用に資するための基礎査として本研究を行なった.植物においては,希少種であるハチジョウツレサギ,カキラン,オオシマシュスランが駆除後はじめて確認され,爬虫類では準固有種であるオカダトカゲが他の島と比較してより高密度で生息していることが確認された.鳥類では2013年には準絶滅危惧種のクロアシアホウドリが飛来し,2016年-2017年には2個体,2017-2018年には7個体が巣立ち,同種の繁殖北限地となった.イイジマムシクイやアカコッコ,ウチヤマセンニュウなどの希少種が観察されたほか,準絶滅危惧種のカラスバトも高密度で生息していることが確認され,本島が伊豆諸島において貴重な生態系を有することが示唆された.

  • *高田 伸弘, 山本 正悟, 平良 勝也, 高橋 守, 藤田 博己
    日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
    2011年 63 巻 B08
    発行日: 2011年
    公開日: 2014/12/26
    会議録・要旨集 フリー
    沖縄県域の島嶼で恙虫病の原発例は確認されていなかったが、2008年6月に宮古列島で60歳代男の同県確認第1例,また2010年6月に50歳代男の2例目が続いた.臨床所見は本病の特徴を示し,やや重症化傾向もあったがTC系抗生剤で治癒した.大きな問題は,第1例の血液から検出されたOrientia tsutsugamushi(Ot)の遺伝子が台湾系菌型と完全一致したことで,その感染環が注目された.そこで同年10月,翌2009年1月と6月に,推定感染地(本島北部の半島または本島中央部)を含む各地区で動物の検査(ラット属など鼠類,食虫類,イタチ),黒布見取法,土壌採取などを行ったが恙虫類は一切得られず,鼠類で有意な抗Ot抗体も検出されなかった.ところが,第2例目発生直後の7,8月に,推定感染地(本島北部に接する池間島)で調査したところ,野生化して繁殖するラット属(大半がクマネズミ)に唯一種寄生するデリーツツガムシ(デリー)を夥しく見出した.この2例目の血液由来Ot株および同島のラット脾臓由来のOt遺伝子またマウス継代で分離できたOt株はいずれも第1例と同じ台湾系菌型と一致した.なお,デリー自体からはOtを未だ検出できていない.一方,宮古島の属島(伊良部島,来間島および多良間島)のラット属からは恙虫類を見出せていないが,デリーを池間島限定と断定してよいものか,同島での周年調査と共に他の先島諸島でも更なる調査が必要で,台湾との比較も求められよう. 共同研究者:安藤秀二・川端寛樹・高野 愛(国立感染研),角坂照貴(愛知医大),岡野 祥(沖縄県衛研),御供田睦代(鹿児島県保環セ),本田俊郎(鹿児島県大島病院),北野智一(宮崎県衛環研),矢野泰弘・岩崎博道(福井大医),及川陽三郎(金沢医大),平良セツ子(宮古福保),岸本壽男(岡山県環保セ)(2010年厚労科研費によった)
  • *堀本 雅章
    日本地理学会発表要旨集
    2023年 2023s 巻 348
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/06
    会議録・要旨集 フリー

    八丈小島
    は、インフラ整備の遅れ、船の欠航率が高く、産業が未発達で、自給的な生活が長かった。1969年全住民が集団移住することになった。行政から十分とは言えないながら、支援があったことも一要因である。

  • 爬虫両棲類学会報
    2000年 2000 巻 1 号 41-42
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 上條 隆志, 星野 義延, 八木 正徳, 加藤 英寿, 石橋 正行, 川越 みなみ
    自然保護助成基金助成成果報告書
    2023年 32 巻 156-161
    発行日: 2023/10/31
    公開日: 2023/10/31
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 三島 冬嗣

    1962年 17 巻 79-80 号 218-219
    発行日: 1962/12/31
    公開日: 2009/02/26
    ジャーナル フリー
    伊豆諸島と四国,本州瀬戸内海周辺と琉球諸島に棲息する一連のキジバトは羽毛の色彩に於て普通のS. o. orientalisよりも更に赤味強く濃いと云う共通の特徴による区別があり,筆者はこれらの範囲に分布するこの種S. o. stimpsoniに同定した。分布は確実には次の通りである。伊豆諸島〔三宅島,御蔵島(観察),八丈島,
    八丈小島
    ,鳥島(漂鳥)〕,四国,本州瀬戸内海周辺〔広島〕,九州,屋久島,奄美大島〔大島,喜界島,徳之島〕,琉球諸島〔伊是名島~与那国島〕。
  • モイヤー ジヤツクT

    1959年 15 巻 74 号 153-158
    発行日: 1959/12/10
    公開日: 2009/02/26
    ジャーナル フリー
    三宅島に渡り英語教師を勤めて既に2年となり,その間ミシガン大学の補助も受けて八丈島,
    八丈小島
    ,神津島,オンバセ岩,紙苗岩(蛇島),式根島,新島,地内岩,鵜渡根島及び大島を訪ねて得た鳥類の記録である。
    オジロワシ三宅島阿古村,1957年1月(坪田村のミハルホテル所蔵標本)
    オオワシ(4標本)1)坪田村,1937年冬(坪田小学校,幼鳥本製),2)坪田村屠殺場,1957年3月17日筆者採,幼鳥。3)同上,1958年2月12日採,幼鳥。4)阿古村屠殺場,1959年1月22日採,幼鳥。2)~4)の標本骨格はミシガン大学所蔵。
    ミサゴ所々に巣を発見,3雛に脚輪を施した。
    クロサギ1957-8は冬季も見たが1958-9冬には見ず,又他の島での観察を記す。
    グンカンドリ1958年5月4日新島に出現。
    オーストンウミツバメ1958年4月16日神津島に近いオンバセ岩に3巣(雛共)を発見,20日に紙苗岩(蛇島)に全島を蔽うオオミヅナギドリ及び本種の巣穴を発見した。島にはシマヘビが夥しく巣穴を占領し且被害を与え,又神津からカラスが雛を食べに来る(その行動を記述)。ここの蕃殖期は鳥島や硫黄島より少くも1カ月は遅い〔黒田久附記:この蛇島のウミツバメについては毎日グラフ(昭和25年4月20日号)に写真報道された〕。
    ウミネコ
    八丈小島
    附近のコジネ岩に約50羽,祇苗岩に約300羽のコロニーを新たに発見した。
  • 繁殖陸鳥の分布と生息環境
    樋口 広芳

    1973年 22 巻 93-94 号 14-24
    発行日: 1973/12/20
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    Ten islands showed in Fig. 1 were visited in turn during May to June throughout 1970 to 1972, and the distribution and habitat of the land and freshwater birds in the breeding season were surveyed. To confirm and supplement the data acquired, further surveys were carried out almost simultaneously in May 2025 and in June 1015 1973 by six associates and myself.
    In this paper only facts on distribution and habitat were mentioned, and the interpretations for them were postponed untill the time when the other aspects of the birds in the Islands were mentioned. The distribution of each species thought to be breeder was summarized in Table 1. Parts of results of the road side counts in June 1973 were showed as Appendix.
  • 藤田 薫, 藤田 剛, 長谷川 雅美, 樋口 広芳
    Bird Research
    2011年 7 巻 A13-A31
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    個体数や生息地面積の把握と共に局所個体群の生息の安定性を推定することは,火山諸島の希少種の保全のために,特に重要であると考えられる.本論文では,2002-03年の伊豆諸島におけるヤマガラの生息個体数と生息地の面積(森林面積)を島および亜種ごとに推測するとともに,各島での1955-2009年のあいだの生息の安定性に影響する要因を推定した.その結果,本土と共通する亜種ヤマガラは最も北の大島にだけ分布し,約60km2の森林に最低12羽から最大1,140羽生息すると推定された.絶滅危惧IB類に指定されている亜種ナミエヤマガラは伊豆諸島中部の新島と神津島の約20km2の森林に1,760-1,850羽,絶滅危惧II類の亜種オーストンヤマガラは南部の三宅島,御蔵島,八丈島の約65km2の森林に4,420-5,290羽,生息すると推定された.モデル選択の結果,伊豆諸島のヤマガラの生息割合に最も影響を与えていた要因は,島の面積であった.モデル式から,局所個体群の生息割合は,面積14.0km2以上の島で安定した生息を示す0.9以上の値をとり,1.7km2未満の島では0.1以下であった.伊豆諸島のうち面積が中程度,3-6km2の島(利島,式根島,
    八丈小島
    ,青ヶ島)ではヤマガラの局所的な絶滅,侵入が起こりやすいと予測され,実際,近年,利島では絶滅が,式根島では侵入が確認された.
  • 浅井 得一
    新地理
    1963年 11 巻 2 号 17-18
    発行日: 1963/09/25
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
  • 原 幸治
    爬虫両棲類学雑誌
    1976年 6 巻 3 号 95-98
    発行日: 1976/08/31
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    1) オカダトカゲは伊豆諸島に固有のトカゲであるが,同諸島の爬虫類相の研究が不十分なため,その分布域は部分的にしか知られていなかった。
    2) これまでに知られている分布域は,新島・式根島・神津島・三宅島・八丈島の5島である。
    八丈小島
    と青ガ島にいるとする報告も見られるが再調査の必要があり,現時点では分布に含めない。
    3) 私は本報で新たに大島・利島・御蔵島に分布することを報告した。
    4) 今後,青ガ島(Eumeces latiscutatusがいるとする報告があるが,再調査されれば分布の広がりからオカダトカゲとされる可能性が強い)と,分布している8島の付属島嶼から見出される可能性はあるが,青ガ島より南の島から見つかる可能性は少ないと思われる。
  • 安田 富士郎, 富永 義昭
    魚類学雑誌
    1970年 17 巻 4 号 141-151
    発行日: 1970/12/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    伊豆三宅島産の標本にもとついて, キンチャクダイ類の新種クマドリヤッコ (Holacanthus fucosus) を記載した.この種類は
    八丈小島
    にも分布するという.
    渡部がヒレナガヤッコの和名で, 琉球列島座間味島から報告した個体と同一種類と思われる2個体が, 沖縄本島で得られた.この種類はH.coudovittatusと異なるので, 新種H. Watanabeiとして記載した.ヒレナガヤッコの斑紋の変異についても併せて言及し, 近縁種との関係を論じた.
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