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クエリ検索: "加藤薬品"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 金 弘錫
    日本物流学会誌
    1999年 1999 巻 7 号 73-86
    発行日: 1999年
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
    本論文は、急変している流通環境におかれている日本の医薬品卸売業の成長戦略として、物流戦略は果たして有効であるかどうかを検証するのが目的である。そこで、仮説の提示を通じた幾つかの課題を提案した。仮説の検定に当たっては、母平均の差に関する検定を行なった。その結果、物流戦略は有効であるという結論を得た。今後は、合併後経営成果を向上させる手段として利益確保の徹底と経費の節減、さらに革新的マーケティング体制を構築することが求められる。
  • 1980年代以降の関東地域医薬品卸の提携・合併を中心として
    三村 優美子
    医療と社会
    1998年 8 巻 2 号 1-45
    発行日: 1998/07/06
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    日本の医薬品卸売業は, これまで頻繁な提携・合併を繰り返しながら成長し規模拡大を進めてきた.特に近年では大規模な合併が相次いでおり, 日本の流通業全体の中でもその再編成の激しさは際立っている.また, 同じ提携や合併の動きであっても, 1970年代以前と1980年代以降ではかなり性格が異なっているように思われる.公的医療保険制度の枠組みと有力製薬メーカーの系列を背景として本来安定的と考えられる医薬品卸であったが, そのことが逆に卸機能を限定させ, 経営の不安定さに結びついているように思われる.激しい再編成は, 直接的には薬価基準の引下げに刺激されたものであるが, 間接的には,メーカーの価格政策や公的制度変更に過度に左右されやすい医薬品卸の経営特性によるものといえる.それは, 規模にかかわらず同質的という日本の卸売経営全体に共通する特性でもある.当論文では, 特に関東地域を中心として医薬品卸の再編成過程を整理・分析しているが, そこでは再編成の進展に伴う有力広域卸, 広域卸, 地域卸の地域的な勢力関係の変化を明らかにみることができる.ただし卸売業の経営戦略も, 経営規模と営業地域拡大の方向だけでなく, 地域市場への浸透という従来とは異質な方向が目指されるようになっており, 規模だけではなく専門性など多様な機能を発揮する卸売業のタイプ分化の可能性も生まれている.
  • 柳井 浩, 嶋口 充輝
    日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌
    1978年 21 巻 3 号 420-455
    発行日: 1978年
    公開日: 2017/06/27
    ジャーナル フリー
    我国の医療保険制度の下では、使用された医薬品の代金は、中央社会保険医療協議会が定める薬価基準に従って、社会保険診療報酬支払基金から仕払われている。この薬価基準は、例外的な事例を除いて、当該医薬品の実勢取引価格の累積分布の90%点を以って新薬価基準とする、いわゆる90%バルク・ライン方式によって改訂されている。本論文は、この方式の下で坦薬価基準がどのように推移して行くのかを、1つのモデルによって説明しようとするものである。このモデルは、実勢取引価格が、薬価基準を上限、製造原価と流通経費の和を下限とする区間上に分布することを仮定し、薬価基準が改訂されるにあたっては、この区間の巾が、分布の形によって定まる係数によって縮小されると考えるものである。本論文では、このモデルをめぐって、以下の3点について考察した。(i)各医薬品の経済性の評価法(ii)製造原価、流通経費、初期薬価基準、また、バルク・ライン水準(現在は90%)等の要因の変化が、(i)の評価に与える影響(iii)薬価基準推移のパターンに解釈を与えるための仮説の設定法モデルの妥当性を検討するため、実際のデータとも対比してみた。また、政策的な示唆を得るための図式計算の方法も2〜3例示した。
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