【目的】美しいプロポーションや健康などから体型への関心が高い. それにより, より理想の体型を得ようと, ダイエットを試みている人も多い. ダイエットの方法は様々であるが, 多くの場合は体重減少が目安になっていると考えられる. また, 近年ダイエットにより死者が出たことも考慮して, 健康でなおかつ安全なダイエット方法を提案することを目的として食事調整によるダイエットにおける体型変化を検討することにより, ダイエット行為が整容効果にどのような影響を及ぼしているかを明らかにすることを目的とする.【方法】被験者は, 美しいプロポーションを求めて, ダイエット志向が高いと思われる本学短大生8名とする. 長期休業中を利用して, 整った環境のもとで5日間生活を共にした. 食事内容は, 1日あたりの摂取エネルギー合計を1,400~1,500の範囲に設定し, 朝食, 夕食にコントロール食, 昼食には一般食を用いた. また, 間食は1粒6kcalの飴を6粒までとした. 計測は, 1日1回, 食事を摂取してから, 2~3時間後に行った. 計測方法は, 非接触式3次元計測機(クーゼット:
北陸エステアール協同組合
開発)による計測とメジャー計測を行った. 【結果】ダイエット前と比較して, アンダーバスト, ウエストにおいては, 大きな差はなかったものの被験者全員に減少傾向が現れ, バスト, ミドルヒップと続いて減少している. しかしながら, ヒップ, 太腿最大囲などはほとんど変わらない結果となった.
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