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クエリ検索: "卵管漏斗"
45件中 1-20の結果を表示しています
  • 牧田 登之, 木脇 祐順
    日本畜産学会報
    1968年 39 巻 6 号 246-254
    発行日: 1968年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    鶉の卵管の漏斗部と他の部位との比較,鶏の卵管との比較,産卵鶉と休産鶉との比較を電子顕微鏡により行なった.
    1. 線毛の構造,不規則な形のmicrovilli,その他の細胞内器官については,鶏の
    卵管漏斗
    部の基本溝造と変らないが,鶏の場合にみられた自由表面の局所的な隆起突出,核をとりまいて良く発達していたtonofilamentなどは鶉では目立たなかった.
    2. 非線毛細胞は,蛋白分泌部や膣部と異なり,杯細胞ではなく,小型ならびに中型の電子密度の高い顆粒をもっている.ただし,鶏の場合に漏斗部に特徴的であった大型の空胞は,鶉では少なく蛋白分泌部との移行部を除いては目立なかった.
    3. 腺構造およびいわゆる"glandulan groove"は鶏よりもしばしばあらわれ,前者は中型の顆粒をもつ非線毛細胞からなり,後者は線毛細胞も混在しているが大部分は小型の顆粒をもった非線毛細胞から成る.この非線毛細胞は全体の構成が子宮腺細胞とよく似ていることがあり,また一般にGolgi複合体の発達がよい.
    4. 休産鶉の場合にも,分泌顆粒は見られ,その他の点についても産卵鶉と際立った差異がない.卵管内に卵があるかないかによっては,非線毛細胞の空胞の消長などに影響がある可能性があるが,個体差や部分差の方がはるかに大きいため確認できなかった。
    5. 蛋白分泌部(膨大部)との移行部には,上述の像と違った非線毛細胞が見られるが,それについては次の報告にとりまとめた.
  • 渡部 俊夫
    医科器械学雑誌
    1955年 25 巻 6 号 19-22
    発行日: 1955/06/01
    公開日: 2020/06/26
    ジャーナル フリー
  • 南城 和正, 先山 正二, 本田 純子, 日野 弘之
    四国医学雑誌
    2024年 80 巻 1.2 号 63-68
    発行日: 2024/06/21
    公開日: 2024/07/10
    ジャーナル フリー

     後縦隔ミュラー管嚢胞は女性の傍脊柱部に発生する嚢胞性疾患であり,報告例は比較的少数でまれな疾患とされている。われわれは,後縦隔ミュラー管嚢胞の3切除例を経験した。症例1は42歳の女性であり,当科術後に右卵巣内膜症性嚢胞を指摘されている。症例2は既往疾患のない34歳女性,症例3は既往疾患のない低用量ピルの内服歴がある40歳女性であった。いずれの症例も胸腔鏡下に嚢胞性病変を摘出し,免疫染色の結果,後縦隔ミュラー管嚢胞の診断となった。当施設での結果から後縦隔ミュラー管嚢胞はまれな疾患ではない可能性が示唆された。また,1症例において後縦隔ミュラー管嚢胞と抗ミュラー管ホルモン(Anti-Mullerian Hormone ; AMH)との関連を検討したので,文献的考察を加え報告する。

  • 原田 浩, 野村 守
    産婦人科の進歩
    1955年 7 巻 6 号 391-392
    発行日: 1955/11/01
    公開日: 2011/10/11
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 達郎, 池田 章夫, 谷口 稔明, 中澤 宗生, 澤田 拓士
    日本獣医師会雑誌
    1997年 50 巻 7 号 381-385
    発行日: 1997/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    Actinobacillus salpingitidis”/avian Pasteurella haemolytica-like organism Asa 23の培養菌2.7~13.5×108CFUを卵用鶏 (560日齢) の腹腔内に接種したところ, 13.5×108CFU接種綿5羽中4羽は接種後3日で死亡し, 2.7×108CFU接種鶏は全例耐過した. 接種後2~4日には無殻卵がみられ, 産卵率が低下した. 死亡鶏には腹膜の混濁と肥厚, 卵胞出血, 卵管子宮部粘膜ひだの水腫がみらみれ, 腸管, 肝被膜, 卵巣, 卵管などの漿膜には多量の菌塊が認められ, 周囲に偽好酸球浸潤が認められた. 肝小葉内,
    卵管漏斗
    部固有層, 卵巣の実質に巣状壊死がみられ, 脾臓莢組織の粗髪化, 好酸性滲出物貯留が観察された. 脳・気管・肺・心臓・肝臓・脾臓・腎臓・卵巣・卵管から接種菌が回収された. 接種後13日剖検例の一部では, 腹部臓器の漿膜にリンパ球浸潤や肉芽腫形成が認められた.
  • 日名 由紀子, 井上‌ ‌奈奈, 高木‌ 慎介, 吉野‌ 恵子, 佐藤‌ 孝志, 谷村‌ 美穂, 髙野‌ 裕二, 吉野‌ 学
    日本獣医師会雑誌
    2019年 72 巻 4 号 223-225
    発行日: 2019/04/20
    公開日: 2019/05/20
    ジャーナル フリー
  • 藤原 昇, 田中 耕作, 西山 久吉
    日本畜産学会報
    1973年 44 巻 11 号 564-568
    発行日: 1973/11/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    鶏卵の体外受精について検討した.使用した器具は全て滅菌し,卵白,各種溶液は無菌的に作成した.精液は,クロアカ部分をアルコールで十分消毒した後採取し,直ちに抗生物質を含むりン酸緩衡液で2倍'に希釈した.放卵後30分の鶏から排卵直後または
    卵管漏斗
    部にある卵をリンゲル液内に採取し,41°Cの恒温器内に静置した.さきに2倍希釈した精液をリンゲル液で最終濃度が20,40,200倍となるように希釈し,前2者の希釈倍率では0.01ml,後者の場合は0.1mlを胚盤上に滴下して41°Cで20分間静置した.つぎにりンゲル液を新鮮卵白で置換し,さらに41°Cの恒温器内に12時間静置した.
    その後卵白を除去し,ホルマリン固定を行ないKOISINおよびOLSENの方法を併用して卵割の有無を観察した.
    培養中に胚盤が損傷をうけたものを除くと,24個中11個が受精卵と判定され,卵割も正常であった.それらのうち7個は桑実期以上の発育を示した.一方,対照卵においては,卵割は認められず,胚盤の周囲に多くの空胞が観察された.また体外受精卵の組織学的標本の観察においても正常の卵割とほとんど同じであることが認められた.これらのことから,鶏卵の体外受精は可能であり,また鶏の射出精子は雌の生殖器道内において受精能獲得の必要はないものと推定された.
  • 田代 收
    産婦人科の進歩
    1955年 7 巻 6 号 388-391
    発行日: 1955/11/01
    公開日: 2011/10/11
    ジャーナル フリー
  • 中村 博, 和田 千雅, 川畑 正寿, 庄山 剛史, 榊原 正吾, 小川 明宏
    日本獣医師会雑誌
    2007年 60 巻 6 号 434-437
    発行日: 2007/06/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 哺乳類特ニRatte胎兒ニ於ケル檢索
    安井 彌八
    岡山醫學會雜誌
    1941年 53 巻 4 号 776-794
    発行日: 1941/04/30
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    Durch die Untersuchungen bei Rattenembryonen kam der Verf. zu folgenden Ergebnissen:
    1) Die Müllerachen Gänge bringen bei einem Embryo von 8mm Scheitelsteisslänge, bei dem der Geachlechtsunterachied der Keimdrüse noch kaum erkennbar ist, ihren Kopfabschnitt, nämlich den Trichter hervor, und zwar aus den am kranialen Ende der Urnieren befindlichen Epithelzellen der Bauchhöhle.
    2) Der kaudale Teil der Mullerschen Gänge steht mit den Urnierengängen sowie den Epithelzellen der Bauchhöhle in keiner Beziehung, sondern er entwickelt sich stets selbstandig, an der Spitze der Trichterbäsis.
    3) Der kaudale Teil der Müllerschen Gänge verlegt sich bei einem Embryo von 11mm Scheitelsteisslänge von der Stelle, wo sich das Gubernaculum Hunteri an die Urogenitalfalte anschliesst, an die Innenseite der Urnierengänge, indem er die letzteren von der ventralen Seite aus überspringt.
    4) Das kaudale Ende der Müllerschen Gange haftet sich bei einem Embryo von 13mm Scheitelsteisolänge fest an die Ausbuchtung an, die aus dem Epithel der dorsalen Wand des Sinus urogenitalis besteht, und verschmilzt vollständig mit dem letzteren bei einem Embryo von 16mm Scheiteleteisslänge.
    5) Die kaudalen Teile der beiden Müllerschen Gange verschmelzen bei Embryo von 18mm Sch. -St.-L und bilden den Uterovaginalkannal aus. Das. kaudale Ende aber trennt sich wieder davon los und steht separiert da.
    6) Bei einem Embryo von 22mm Scheitelsteisslänge sind die Anlagen voh Eileiter, Uterus und Vagina deutlich erkennbar.
    7) Der Urnierengäng eteht in keinerlei Beziehung zu der Verachmelzung dee Müllerschen Gänges mit dem Sinus urogenitalis.
    8) Durch die Anschlusslinie des Gubernaculum Hunteri an die Urogenitalfalte werden der Eileiter und der Uterus abgegrenzt.
    9) Der Uterus und die Vagina haben ihre Grenze an der Portio vaginalis uteri, die sich am kranialen Ende des Canalis uterovaginalis befindet.
    10) Die Schlängelung des Eileiters beginnt allmählich mit dem Abetieg des Ovariums, er unmittelbar nach der Geburt eintritt.
    11) Beim männlichen Embryo verschwinden unmittelbar nach der Geburt die Mullerechen Gänge durch Degeneration faet vollstandig. Nur ihr Uterovaginalkannal, bildet sich zum Utriculus proatäticus aus.
    12) Die Vagina öffnet sich erst am 6. Tage nach der Geburt nach aussen hin.
    13) Der grossere kraniale Tei1 der Vagina wird aus dem Uterovaginalkannal, der sich aus den Müllerschen Gängen entwickelt hat, gebildet, und der kleinere kaudale Teil aus dem Sinus urogenitalis.
  • 森 誠, 黒木 雅代
    日本畜産学会報
    1997年 68 巻 1 号 54-60
    発行日: 1997/01/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    受精の際の配偶子間の認識機構を鳥類で解明するため,精子とインキュベーションすることによって卵黄膜内層に形成される孔についてウズラを用いて検討した.最大卵胞の卵黄膜内層は,顆粒膜細胞を蒸留水中で破壊する方法によって分離した.産卵された卵の卵黄膜は10%NaClで洗浄することによって内層のタンパクを主成分とする膜とした.これらの膜を精子とインキュベーションして形成された孔を観察した結果,産卵された卵では孔の数は少ないが,最大卵胞の卵黄膜内層では精子の濃度依存的に孔が形成されることが明らかとなった.これら2種類の膜の構成タンパクを電気泳動で比較したところ,分子量33,000のタンパクの移動度が異なっており,これが精子との反応に何らかの役割を果たしていることが示唆された.以上の結果から,最大卵胞から分離した卵黄膜内層を用いて鳥類の配偶子間の認識機構を研究できることが明らかとなった.
  • III. 漏斗部注精後の受精状況ならびに精子の行動
    武田 晃
    日本家禽学会誌
    1966年 3 巻 1 号 15-22
    発行日: 1966/01/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    1. 注入精子数1億における漏斗部注精後第1,2,3週の受精率はそれぞれ93.8, 88.2, 33.0%, 平均受精期間は17.2±4.0日, 膣部注精後の受精率はそれぞれ87.5, 50.0, 7.2%, 平均受精期間は12.2±3.5日で, 漏斗部注精区と膣部注精区の間において第2,3週の受精率ならびに平均受精期間に有意差が認められた。
    2. 漏斗部注精後の検索において精子は漏斗部スメヤー中に多数発見され, またこの部の腺腔中に多数保留されていたが, 卵白分泌部以下のスメヤー中にも発見され, また発見例数も少なく且保留精子数もきわめて僅少ではあったが移行部の腺腔中にも認められた。これは漏斗部に注入された精子が僅少ながら卵管を下降することを示すものである。
    3. 膣部注精において注入精子数4億の場合, 第1,2, 3週の受精率はそれぞれ100.0, 58.1, 11.5%, 平均受精期間は13.8±3.1日で, 注入精子数1億の場合の受精率はそれぞれ96.6, 53.8, 4.8%, 平均受精期間は12.3±2.21 日であった。また注入精子数10億の場合の受精率はそれぞれ96.4, 70.2, 20.3%, 平均受精期間は15.8±3.8日で, 注入精子数1億の受精率はそれぞれ91.1, 72.9, 13.6%, 平均受精期間は14.5±3.3日であった。注入精子数4億区と1億区の間にも, 10億区と1億区の間にも受精率, 平均受精期間ともに有意差は認められなかった。
    4. 本報ならびに第1報の組織学的観察結果から, 漏斗部に注入された精子は主として漏斗部腺腔に, 膣部に注入された精子は主として稀行部腺腔に保留されるものと解される。
    5. 漏斗部注精区と腟部注精区の間における第2,3週の受精率ならびに受精期間の差異は, 漏斗部と移行部の精子保留能力の差異に起因するものであろうと推測される。
  • I. 卵管内における精子の存在
    武田 晃
    日本家禽学会誌
    1964年 1 巻 1 号 19-31
    発行日: 1964/10/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    1. 人工授精後最長21日間, 平均11.1日間にわたり受精卵が産出された, 注入後6日までは90%以上の受精率を示したが, 13日以降は40%以下に低下した。
    2. 人工授精後4日までは卵管各部のスメヤー中に精子が見出されたが, その後は漏斗部後半ならびに子宮部から腟部への移行部附近のスメヤーのみに局限され, 前者においては7日後, 後者においては22日後にも精子が認められた。
    3. 漏斗部後半および子宮-腟移行部に存在する腺の腺腔中に, 前者においては15日後, 後者においては30日後にいたるまで精子が包蔵されていた, しかし22日以降においては腺腔中に包蔵された精子は分解像を呈した。また腺腔中に発見される精子の数は漏斗部においてはきわめて少ないが, 移行部においてはしばしば集団状をなし前者にくらべはるかに多かった。
    4. 注入精子数が6億ないし1.5億のときには高い受精率を示したが, 3000万では半減し, 400万では受精卵は全く得られなかった。400万注入の場合スメヤー中には精子を見出すことはできなかったが, 移行部の腺腔中には精子が包蔵されていた。
    5. 移行部の腺腔中には受精卵産出期間であると否とにかかわらず精子が発見されたが, 漏斗部の腺腔中においては受精卵産出期間中には精子発見例が多く, 無精卵産出期に入ったものでは少なかった。
    6. 精子を包蔵する腺は漏斗部後半3~5cmの間, および子宮部から腟部への移行部1~1.5cmの間のみに存在した。
    7. 死亡精子を人工授精した場合にも精子は卵管を上昇したが, 腺腔中には全く侵入しなかった。
  • 須賀 松三郎
    岡山醫學會雜誌
    1917年 29 巻 326 号 251-266
    発行日: 1917/03/31
    公開日: 2009/08/24
    ジャーナル フリー
  • 浅野 久敏, 野田 祐基, 加藤 大喜, 森 彰平, 松平 秀樹, 大塚 崇
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2019年 33 巻 2 号 172-176
    発行日: 2019/03/15
    公開日: 2019/03/15
    ジャーナル フリー

    症例は40代女性.健診で胸部異常陰影を指摘され,精査加療目的で当科紹介受診となった.胸部造影CTで第3胸椎の左側に2 cmの囊胞性病変を指摘された.椎間孔や硬膜囊との連続性は認めず,診断および治療目的で胸腔鏡下囊胞摘出術を行った.術中所見は弾性軟の境界明瞭で薄い被膜で覆われていた囊胞を認めた.また周囲臓器との癒着は疎であった.病理所見は単房性の囊胞で,線毛を有する円柱状および立方上皮で内腔は被覆されており,免疫染色ではエストロゲンおよびプロゲステロンレセプターがともに陽性であり,ミュラー管囊胞と診断した.

  • 西山 久吉
    西日本畜産学会報
    1982年 25 巻 1-6
    発行日: 1982/07/27
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 須﨑 剛行, 澤端 章好
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2020年 34 巻 2 号 137-142
    発行日: 2020/03/15
    公開日: 2020/03/15
    ジャーナル フリー

    症例は44歳,女性で,喀痰を契機に来院した.胸部CTにおいてTh4-5右側に最大径2 cmの後縦隔結節を認めた.子宮筋腫と,帝王切開の手術歴があった.神経原性腫瘍を疑い,胸腔鏡下に摘出した.肉眼的には,結節は薄壁の囊胞であり,交感神経や気管支,食道との連続性はなかった.病理組織診断では,囊胞壁は丈の低い立方上皮で裏打ちされ,一部に線毛を有しており,ER,PgRに陽性を示した.よって,ミュラー管囊胞と診断した.術後合併症なく,経過は良好であった.閉経前後の女性の後縦隔囊胞には,ミュラー管囊胞の可能性を考慮する必要がある.

  • 橋本 章太郎, 久野 真人, 森本 真人
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2018年 32 巻 7 号 818-823
    発行日: 2018/11/15
    公開日: 2018/11/15
    ジャーナル フリー

    当院で経験した後縦隔ミュラー管囊胞の2切除例を報告する.【症例1】50歳,女性.腎腫瘤の精査中に後縦隔の囊胞性腫瘤を指摘された.MRIにてTh7椎体左側に30×20 mm大のT2強調で内部highな表面平滑な囊胞を認めた.神経原性腫瘍を疑い胸腔鏡下に切除した.病理組織診では,単層の線毛円柱上皮に覆われた薄い線維性の壁を有する囊胞性病変で,免疫染色では上皮はER,PgR陽性であり,ミュラー管囊胞と診断された.【症例2】36歳,女性.人間ドックの胸部Xpにて椎体左側,大動脈弓の頭側に腫瘤性病変を指摘された.胸部CTにてTh4椎体左側に接して30×18 mmの内部均一な囊胞性腫瘤を認めた.神経原性腫瘍を疑い胸腔鏡下に切除した.病理組織診では多列線毛円柱上皮に裏打ちされた囊胞性病変で気管支原性囊胞と診断された.症例1を経験後,免疫染色を追加し,上皮成分はER,PgR陽性であったことから診断を訂正した.

  • IV. 人工授精後における精子の停留と移動
    武田 晃
    日本家禽学会誌
    1967年 4 巻 2 号 62-67
    発行日: 1967/04/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    Hens continue to lay fertilized eggs for a period of about two weeks following a single insemination. This fact is a result of the strage of the inseminated spermatozoa into the infundibular gland-cavities and the gland-cavities of the uterovaginal junction as suggested in my previous papers. The persistence and transport of inseminated spermatozoa and their strage in the glands of the uterovaginal and infundibular regions are of special importance to redroductive physiologists.
    Ttis paper describes the results on the comparison between the hen's fertility and the spermatozoal distribution in the oviduct following a single intravaginal or an infundibular.
    1) The fertility for two weeks and the duration of fertility following a single intravaginal inseminataion with one hundred million spermatozoa was higher and longer than that following a single infundibular insemination with ten million spermatozoa.
    2) There were fewer spermatozoa in the infundibular gland-cavities after 24 hours from intravaginal insemination with one hundred million spermatozoa than that found following intrainfundibular insemination with one million spermatozoa.
    3) Most of the spermatozoa inseminated into the infundibulum entered the infundibular gland-cavities and few spermatozoa were found in the gland-cavities of the uterovaginal junction.
    4) The isolated uterovaginal region was washed with 1000ml. of physiological saline solution and again with 15ml. of saline solution. No spermatozoa were evident in the second wash solution. Subsequently, an egg was forced through the same region and the region was washed again with saline solution. Several spermatozoa were found in the wash solution following the passage of the egg.
    5) From the above results, the following conclusions can be made:
    Some spermatozoa inseminated into the vagina move to the infundibulum and then fertilize ova or enter that region's gland-cavities, but the greater number of spermatfzoa persist in the gland-cavities of the uterovaginal junction.
    The spermatozoa held in the gland-cavities of the uterovaginal junction are released from these gland-cavities following the passage of an egg. The released spermatozoa move to the infundibular glands and are either in volved in the fertilization of the ovum or are stored there.
  • II 結紮卵管内における精子の生存
    武田 晃
    日本家禽学会誌
    1965年 2 巻 2 号 115-122
    発行日: 1965/07/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    雌鶏卵管における精子保持能力の部位的差異を明らかにするために, 産卵鶏の卵管を数カ所で結紮し, 各部に精子を注入し, その後の精子の生存および所在状況を追究した。
    1. 精液注入後14日に至るまで, 漏斗部スメヤー中に多数の運動精子が, また21日後においても少数ながら運動精子が見出された。なおこの部においては21日後に至るまで貯留液に浮遊した状態で運動精子が発見された。
    2. 子宮-腟移行部を包含した子宮部スメヤー中にも21日後に至るまで精子を見出した例が多かったが, 運動精子の発見は14日後までで, 上記漏斗部スメヤーに比べると発見精子数も少なかった。
    3. 上記の両部以外では運動精子は2日後までしか見出されなかった。
    4. 漏斗部および移行部に存在する腺の腺腔中には, いずれも21日後に至るまでほとんど全例において精子が包蔵されていた。この際, 多くの例において漏斗部の方が移行部より多数の精子を包蔵する傾向にあった。
    5. 以上の諸結果より漏斗部は雌鶏卵管中で精子保持能力が最もすぐれた部位と推察された。
    6. ピロニン•メチルグリーン核酸染色法による腺腔内精子の生死ないし老化度の判定は困難であった。
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