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クエリ検索: "吉田絵美"
41件中 1-20の結果を表示しています
  • 岡崎 好秀, 金尾 晃, 吉田 絵美, 加持 真理, 鈴木 康男, 堀 雅彦, 平野 慶子, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2007年 45 巻 2 号 349
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 守谷 恭子, 松村 誠士, 平野 慶子, 仲井 雪絵, 石原 知加子, 加持 真理, 西田 綾美, 吉田 絵美, 米田 美穂枝, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2006年 44 巻 2 号 301
    発行日: 2006/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 展示発表抄録集(1)
    小児歯科学雑誌
    2015年 53 巻 2 号 217-246
    発行日: 2015/04/25
    公開日: 2016/04/25
    ジャーナル フリー
  • *吉田 絵美, 佐藤 大
    基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
    2004年 17 巻 1P027
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/03/31
    会議録・要旨集 フリー
    トロポコロナンドは2つのアミノトロポンイミンを有する中・大環状化合物の総称であり、遷移金属と錯体を形成することが知られている。今回我々はアームにキラルなスルホキシドを導入したトロポコロナンドを合成し、遷移金属イオンに対する配位能力を調査した。また、これら金属錯体の不斉触媒としての可能性も検討したので報告する。
  • 金尾 晃, 岡崎 好秀, 堀 雅彦, 鈴木 康男, 平野 慶子, 吉田 絵美, 杜 小沛, Omar Rodis, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2007年 45 巻 2 号 319
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 岡崎 好秀, 金尾 晃, 吉田 絵美, 平野 慶子, 竹内 あゆみ, 松村 誠士, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2008年 46 巻 2 号 239
    発行日: 2008/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 平野 慶子, 岡崎 好秀, 吉田 絵美, 金尾 晃, 杜 小沛, Omar Rodis, 松村 誠士, 下野 勉, 山岸 敦, 押野 一志
    小児歯科学雑誌
    2007年 45 巻 2 号 277
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 小林 将生, 佐藤 みゆき, 落合 久幸, 中條 浩樹, 吉田 絵美, 田畑 直人, 藤井 保徳, 高橋 久美子, 関根 麻子, 臼田 滋
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-NV-23-1
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】動作分析を行う際に動作戦略の評価は重要である。立位回転動作は一側下肢を軸とした回転動作であり,脳卒中片麻痺患者のように非対称性を呈する対象者では回転方向の違いが動作戦略に影響を及ぼす可能性があるが,動作戦略の観点から立位回転動作の回転方向間の違いは検討されていない。本研究の目的は,脳卒中片麻痺患者の立位回転動作の動作戦略の回転方向間の違いを検討することである。【方法】対象は慢性期の脳卒中片麻痺患者27名とした(平均年齢69.7±11.2歳:平均値±標準偏差)。取り込み基準は,10m歩行が監視レベル以上で動作の指示理解が良好なこととした。評価項目はMotricity Index(MI),歩行速度,Functional Ambulation Category(FAC)とした。立位回転動作はClinical Assessment Test of 180°Standing Turn Test(CAT-STS)を用い,麻痺側および非麻痺側方向への動作について動画を使用して評価した。CAT-STSは小林らが開発した評価尺度で,信頼性および妥当性は検証済みである。進行方向,use of space(運動の範囲),足の運び,開始,停止,不安定性,非流動性の7項目からなり,進行方向を除く評価項目から合計点(Total score)を算出し,6-13点に分布する。得点が高いほど健常者に近い動作戦略と解釈される。統計学的な分析には,SPSS 22.0 J for windowsを用いた。回転方向間の立位回転動作の所要時間と歩数,Total scoreの比較に対応のあるt検定を用いた。有意水準は5%とした。【結果】平均MI,平均歩行速度,FACは,それぞれ59.0±23.0点,0.39±0.25m/sec,4(中央値)であった。麻痺側および非麻痺側方向への立位回転動作の所要時間,歩数,Total scoreは,それぞれ8.9±4.5秒と8.9±4.2秒,12.3±7.4歩と11.3±5.1歩,9.7±1.8点と9.3±1.7点であり,Total scoreのみに有意差を認めた。15名の対象はTotal scoreが両方向で同得点であり,9名が麻痺側方向,3名が非麻痺側方向の方が高値であった。項目別では,進行方向で7名,use of spaceで5名,足の運びで0名,開始で5名,停止で4名,不安定性で2名,流動性で0名が回転方向間で点数が異なっていた。これらにはMIや歩行能力が低い,または立位回転動作の所要時間が大きい対象が含まれていた。【結論】Total scoreの回転方向間の差は小さく,脳卒中片麻痺患者では回転方向間の動作戦略の差はわずかであった。しかし,動作戦略が回転方向間で差を認めた対象が12名いた。したがって,脳卒中片麻痺患者の立位回転動作の動作戦略を評価する際には,麻痺側回転と非麻痺側回転のいずれも評価を行い,回転方向間に差がないのか,差がある際にはいずれの方向が適切かを確認する必要がある。また,MIが低い対象者や立位回転動作能力の低い対象では,動作戦略の差に着目する必要がある。
  • 竹内 あゆみ, 岡崎 好秀, 金尾 晃, 吉田 絵美, 平野 慶子, 松村 誠士, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2008年 46 巻 2 号 212
    発行日: 2008/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 西田 綾美, 松村 誠士, 堀 雅彦, 加持 真理, 金尾 晃, 瀧村 美穂枝, 保富 貞宏, 守谷 恭子, 吉田 絵美, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2007年 45 巻 2 号 358
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 吉田 絵美, 岡崎 好秀, 金尾 晃, 鈴木 康男, 堀 雅彦, 平野 慶子, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2007年 45 巻 2 号 350
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • ―第2報 噛み与えと母親の口腔健康観の関係について―
    吉田 絵美, 米田 美穂枝, 保富 貞宏, 林 美津子, 木村 有香, 石井 敏美, 堀 雅彦, 岡崎 好秀, 松村 誠士, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2005年 43 巻 2 号 286
    発行日: 2005/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • ―第1報 噛み与えと齲蝕活性の関係について―
    米田 美穂枝, 吉田 絵美, 西田 綾美, 林 美津子, 木村 有香, 石井 敏美, 堀 雅彦, 岡崎 好秀, 松村 誠士, 下野 勉
    小児歯科学雑誌
    2005年 43 巻 2 号 285
    発行日: 2005/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 吉田 絵美子, 渋谷 孝博, 黒川 千恵子, 井上 豊, 山本 善彦, 宮崎 元伸
    食品衛生学雑誌
    2011年 52 巻 1 号 59-65
    発行日: 2011/02/25
    公開日: 2011/03/04
    ジャーナル フリー
    動物用医薬品は,その使用が省令により厳密に規制されているにもかかわらず,さまざまな食品における検出事例が報告されており,迅速で精度の高い検査法の開発と規制強化が強く望まれている.本研究では,ガラスビーズを用いた前処理およびバッチ精製を基にした加工食品中の動物用医薬品の一斉分析法を検討した.EDTA-2Na存在下でガラスビーズを用いて試料から動物用医薬品を抽出し,抽出液に固相充填剤を加えて精製することにより,多数の試料を迅速かつ簡便に前処理することが可能となった.また,抽出溶媒を検討し,テトラサイクリン系抗生物質を含む動物用医薬品一斉分析法を確立した.添加回収試験を実施したところ,検討した69成分中60成分以上が,回収率70~120%,変動係数25% 未満,定量下限値は0.01μg/g (S/N≥10)で定量可能だった.以上より,本法は迅速な動物用医薬品一斉試験法として有用であると考えられた.
  • 評価尺度作成に向けた予備的研究
    小林 将生, 佐藤 みゆき, 落合 久幸, 中條 浩樹, 吉田 絵美, 田畑 直人, 藤井 保仁, 高橋 久美子, 関根 麻子, 臼田 滋
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 P1-C-0249
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】立位回転動作は家事動作にも含まれ,日常生活には欠かせない重要な動作である。これまで,高齢者やパーキンソン病患者では,身体の向きを変える動作である「立位回転動作」や「方向転換動作」の特徴について報告されているが,脳卒中片麻痺患者の立位回転動作の動作戦略については,明らかにされておらず,動作を評価する尺度はない。脳卒中患者は,麻痺による筋力低下や協調性の低下によって動作戦略が高齢者やパーキンソン病患者と異なっていることが予想される。特に,一側下肢を軸足とする立位回転動作は,一側の運動機能障害の影響が大きいと考えられる。運動は個人・課題・環境が相互に影響することで発現されるが,様々な要因の変化によって運動戦略は変化する。したがって,多様な動作戦略を用いることができる能力は重要であり,動作戦略を明らかにすることは理学療法場面において有用であると考えられる。本研究の目的は立位回転動作の動作戦略を分析する評価方法の作成を予備的に試みることである。【方法】立位回転動作の動作戦略を分析する評価尺度の作成に当たって,主研究者が先行研究を参考に必要となる評定項目を抽出した。抽出された項目について,理学療法士4名とともに評価項目の内容について検討した。対象とした理学療法士の平均経験年数は15.1±7.9年(平均値±標準偏差)であった。合計6回検討を行い,1回の議論は30~60分とした。その後,主研究者を含む5名の理学療法士が動画を用いて立位回転動作の評価を行った。対象は脳卒中片麻痺患者10名であり,平均年齢は65.5±7.2歳であった。下肢運動機能はMotricity indexを使用し,合計点の平均点は51.8±20.7点であった。快適歩行速度は平均0.35±0.27m/secであった。立位回転動作は麻痺側回転・非麻痺側回転それぞれ実施し,平均所要時間が8.8±6.3s,11.0±6.1sであり平均歩数は8.9±3.3歩,10.5歩±3.7歩であった。【結果】立位回転動作を評価する評定項目として,「タイプ」「安定性」「歩幅」「流動性」「ストラテジー」「麻痺側下肢への重心移動」「その他」「所要時間,歩数」が抽出された。また,動作の相から「開始」「実行」「停止」の3つを抽出した。抽出された11項目について4名の理学療法士と内容について検討した。その結果,「進行方向」,「タイプ」,「開始」,「停止」,「安定性」,「流動性」,「足の運び」を評定項目とした。主研究者を含む5名の理学療法士による立位回転動作の評価結果から,一致率を算出した。4名以上の理学療法士の評価結果の一致率が6割以下であった評定項目は,「タイプ」「停止」であった。一致率は6割以上だったが,主研究者の評価結果と他の4名の理学療法士の評価結果が全員一致しなかった結果を含むものは,「進行方向」「安定性」であった。したがって,「進行方向」「タイプ」「停止」「安定性」については定義の変更を行った。また,4名の理学療法士に評定項目の内容について再度確認を行い,「use of space」を追加し,「進行方向」,「タイプ」,「use of space」「開始」,「停止」,「不安定性」,「流動性」,「足の運び」を評定項目とした。【考察】本尺度は脳卒中患者の立位回転動作を評価する尺度である。評定項目の抽出には,高齢者やパーキンソン病患者の立位回転動作や方向転換動作を評価する先行研究を参考に抽出した。対象とした理学療法士は臨床経験豊かであり,長年脳卒中患者のリハビリテーション関わっている。そのため,評定項目の内容的妥当性は高いと考えられる。また,動画を用いた評価では,「タイプ」「停止」の一致率が低かった。これについては,評定項目の定義が不明瞭であり,評価結果のばらつきが生じてしまったと考えられる。本研究の限界として,動画を用いた評価であるため実際の動作観察による評価結果とは異なる可能性がある。また,信頼性の検討を行っておらず,妥当性の検討は不十分である。したがって,今後は,信頼性・妥当性の検討を行い,評定項目の選定を進めるとともに,運動機能や歩行能力との関連性や回転方向による動作戦略の違いについて検討していきたい。【理学療法学研究としての意義】動作戦略を分析することは理学療法を実施するうえで重要である。多様な動作戦略を用いることができる能力は日常生活に必要であり,立位回転動作の動作戦略を評価する本尺度は有用であると考えられる。
  • 中郡 昭人
    日本獣医師会雑誌
    2015年 68 巻 9 号 587-591
    発行日: 2015/09/20
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
    本研究はガラスビーズで一斉抽出を行い,簡便で迅速な動物用医薬品の多成分分析法を開発することを目的とした.フードプロセッサーで粉砕した豚筋肉と豚腎臓にアセトニトリルとガラスビーズを添加し,高速振とう後遠心した.上清を水で定容し,ヘキサン上層後分離,ろ過したものをLC/MSで測定した.添加回収試験(0.01 µg/g)では,豚腎臓でノルフロキサシン,シプロフロキサシン及びフェノブカルブでガイドラインの基準値に達しなかった.これら以外42種類の薬物では基準値以内であったことから,本分析法は動物用医薬品分析法として有用であると考えられた.
  • *内田 奈々, 河波 恭弘, 三山 奈穂子, 新谷 大輔, 吉田 絵美, 井元 香, 山道 和美, 石原 靖之, 関原 康司, 河島 英夫
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 232
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】大腿骨頚部骨折の治療目標に歩行能力の再獲得が挙げられる。しかし、受傷前の歩行能力と同等のレベルに達するのは約4割にも満たないという報告がある。当院では術後約1週間理学療法を実施し、病診連携を用いてその後のリハビリテーションを回復期病院に委ねている。今回、転院後の歩行機能予後について調査を行い、人工骨頭置換術施行後の受傷前歩行能力の再獲得に影響する因子について検討したので報告する。
    【対象】平成14年1月から12月までに当院に入院した人工骨頭置換術施行症例56例のうち、受傷前の移動能力が室内歩行以上であったものは43例であった。そのうち、転院先より情報を得ることができた28例を対象とした。
    【方法】当院転院後の経過や転帰について回復期病院よりアンケート形式を用いて調査した。最終的な歩行能力が受傷前歩行能力と同等以上の群(以下再獲得群)と低下した群(以下低下群)の2群に分類し、受傷前歩行能力再獲得に影響する因子を当院在院中の項目から検討した。診療録より後方視的に調査を行い、年齢、性別、痴呆の有無、入院から手術までの日数、入院から理学療法(以下PT)開始までの日数、端座位獲得までの日数、車椅子乗車までの日数、荷重開始までの日数、受傷前歩行レベル、当院転院時歩行レベル、当院転院時基本動作能力について検討を行った。項目の群間比較には、χ2検定またはMann-WhitneyのU検定を用いて統計学的に解析し、危険率5%未満を有意とした。
    【結果】対象28例中、歩行が可能となったのは26例(92.9%)であった。また、各群の内訳は再獲得群では独歩3例、杖使用4例、歩行器使用3例の計10例(35.7%)、低下群では独歩→杖使用9例、独歩→歩行器使用6例、独歩→車椅子2例、杖使用→歩行器使用1例の計18例(64.3%)であった。両群間で有意差を認めた項目は受傷前歩行レベル(p<0.0001)、当院転院時歩行レベル(p=0.0055)であり、他の項目については有意差を認めなかった。
    【考察】歩行獲得率に関しては報告者により多少異なるが約70%程度とされ、今回の結果は諸家の報告より若干良いものとなった。また、影響因子として多くの報告者が指摘している年齢や痴呆に関しての関連は認めなかった。今回の結果から、受傷前の歩行レベルが高いほどその能力は低下しやすいということが分かった。小川らの報告では63.5%が歩行レベルの低下を来たし、そのレベルが高いほど低下する確率は高いという結果が得られており、我々の報告も同様なものとなった。また、急性期での歩行練習進行度が最終的な歩行機能予後に影響する因子であることが明らかとなったことから、より早期の歩行能力向上に向けたアプローチが歩行機能予後改善に有効と考える。今後、症例数を増やし歩行能力向上を阻害する諸因子についての検討が必要と考える。
  • 患肢荷重率を用いて
    *飛永 浩一朗, 山下 絵美, 押川 達郎, 山本 千晶, 高村 三富美, 高橋 誠, 坪根 愛, 河野 洋介, 井手 睦
    理学療法学Supplement
    2004年 2003 巻 231
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 大腿骨頚部骨折は高齢者に頻発し、移動を主としたADLに多大な支障をきたす。今日、急性期病院では在院日数の短縮が進み、早期からの予後予測によるリハプログラムの効率化が求められている。大腿骨頚部骨折術後理学療法において患肢への荷重度合いが獲得する歩行能力の指標になるかを検討した。
    【対象・方法】 平成14年12月から平成15年9月までに当院において大腿骨頚部から転子部の骨折に対し骨接合術を行った患者のうち受傷前歩行能力が屋内独歩であった59名(平均年齢81.0±6.3歳、男性:7名、女性:52名:大腿骨頚部骨折14名、大腿骨頚基部骨折7名、大腿骨転子部骨折38名)を対象とした。対象者は全員、骨接合術の翌日より全荷重が許可されている。
     理学療法実施毎に以下の点を評価し、経時的変化を検討した。(1)患肢への荷重度合い(2)訓練時の歩行能力。患肢の荷重度合いは体重計に一脚ずつのせ、平行棒を支持させた状態で骨折側下肢に疼痛が無い範囲で最大限に荷重させ、その値と体重との比率とした(荷重率%)。歩行能力は平行棒内立位・平行棒内歩行・歩行器歩行・一本杖歩行の4段階に分類した。改訂長谷川式簡易知能評価スケールを用いて理学療法終了時時点での痴呆の有無を評価し、20点以下を痴呆ありとした。統計処理には回帰分析を用いた。
    【結果】対象患者のうち痴呆なしは34名、痴呆ありは25名であった。痴呆なしの退院時歩行能力は平行棒内歩行1名、歩行器歩行5名、一本杖歩行26名、独歩2名となった。痴呆ありでは平行棒内歩行2名、歩行器歩行9名、一本杖歩行13名、独歩1名であった。平均荷重率と歩行能力との関係について、痴呆なし・ありにおいてそれぞれ単回帰分析を行った結果、危険率1%未満で有意であった。痴呆なし・ありともに、相関係数は0.99、決定係数は0.98であった。二種類の回帰直線により、痴呆あり群ではなし群に比して同じ荷重率でも獲得する移動能力が低い傾向にあることが示唆された。(回帰係数:痴呆なし13.4、痴呆あり10.4)
    【考察】術後患肢への荷重率と歩行能力において単回帰分析を行った結果、有意な直線的な関係が示され回帰係数より痴呆なしの方が痴呆ありより改善傾向が良い結果となった。すなわち荷重率が上がるに伴って移動能力が向上すること、痴呆の有無で荷重率と歩行能力に違いがあることから、歩行訓練を進めるにおいてセラピストが痴呆の有無を知った上で荷重率を評価することは予後予測の有効な指標になり得ると考えられた。荷重率の提示により患者にボディイメージを持たせることが容易になると期待され、短い入院日数での術後リハを効率的にすると思われる。
  • 三浦 梢, 大谷 聡子, 鈴木 淳司, 海原 康孝, 光畑 智恵子, 小西 有希子, 河村 誠, 香西 克之
    小児歯科学雑誌
    2011年 49 巻 1 号 11-19
    発行日: 2011/03/25
    公開日: 2015/03/13
    ジャーナル フリー
    近年,小児の歯肉のメラニン色素沈着は受動喫煙が関係しているとの報告が多くある。しかし受動喫煙環境下にない小児の歯肉にもメラニン色素がみられることがあり,これについて検討を行った報告はあまりない。そこで,小児の歯肉のメラニン色素沈着の要因となる可能性のある項目ついて研究した。3~11 歳の日本人小児50 名を対象に,歯肉のメラニン色素沈着を,沈着濃さと沈着範囲の2 項目で判定した。沈着濃さは「ない」「極めて薄い」「薄い」「濃い」の4 段階で,沈着範囲はHedin の分類を参考に「0」色素沈着を認めない,「1」1~2 箇所の独立した沈着を認める,「2」3 箇所以上の独立した沈着を認める,「3」色素沈着が帯状をなし左右で独立している,「4」色素沈着が帯状をなし左右で連続している,の5 段階で評価した。調査項目は口呼吸,上顎前歯部歯肉の腫脹,笑った時の上顎歯肉の露出,皮膚の色,日焼け,頭髪の色,唾液中のコチニン濃度,同居者の喫煙状況(同居者の現在および過去における喫煙,喫煙年数あるいは禁煙後の経過年数,喫煙場所,タバコの銘柄,日平均の喫煙本数,同居者以外からの受動喫煙の可能性),偏食,年齢である。これらの項目とメラニン色素沈着との関係を統計学的に分析した結果,「沈着濃さ」に対し日焼け,喫煙者との同居年数,頭髪の色,口呼吸,年齢が,「沈着範囲」に対し日焼け,喫煙者との同居年数,頭髪の色がそれぞれ正に相関した。
  • 平野 慶子, 岡崎 好秀, 吉田 絵美, 金尾 晃, 杜 小沛, RODIS Omar, 松村 誠士, 下野 勉, 山岸 敦, 押野 一志
    小児歯科学雑誌
    2009年 47 巻 4 号 600-606
    発行日: 2009/09/25
    公開日: 2015/03/11
    ジャーナル フリー
    某小学校の4 年,5 年,6 年生総数365 名中において,永久前歯の白斑の有無とカリオスタット試験,CAT 21 Buf試験,唾液流出量,口腔水分量,D 歯,DF 歯の有無の関係について調査を行った。1 .対象者365 名のうち55 名(15.1%)が永久前歯に白斑を認めた。2 .白斑の有無と各検査の値を比較し単変量解析を行ったところカリオスタット値の2.5 以上と2.0 以下(P=0.002),D 歯の有無(P=0.027)において有意な差を認めた。CAT 21 Buf試験,刺激唾液流出量,DF 歯において有意な差は認めなかった。3 .白斑を持つ53 名中でD 歯を有する群はカリオスタット値2.5 以上の割合が有意に多かった(P=0.031)。
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