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クエリ検索: "垂直応力"
8,642件中 1-20の結果を表示しています
  • 【ハイライト講演】
    *金木 俊也, 野田 博之
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2023年 2023 巻 T1-O-3
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/10
    会議録・要旨集 フリー

    脆性領域における岩石強度は、摩擦係数一定の条件では、有効

    垂直応力
    垂直応力
    と間隙流体圧の差)の増加に伴って線形に増加する。特にプレート沈み込み帯では、局所的に低い有効
    垂直応力
    とスロー地震の発生との関係が、地震学的および測地学的な観測から示唆されてきた。Rice (1992) は、物性値一定の流体が鉛直横ずれ断層帯に沿って流れるモデルを考えて、断層帯の透水係数が有効
    垂直応力
    の急激な減少関数である場合、深部での有効
    垂直応力
    がある値に漸近することを数学的に示した。一方で、Riceのモデルを直接他のテクトニクス場に適用することの是非については疑問の余地が残る。Riceのモデルを発展させて沈み込み帯に適用可能なモデルを構築し、それに基づいて有効
    垂直応力
    の深度分布を定量的に評価することで、スロー地震の発生に関する議論を深めることができると期待される。本研究では、沈み込み帯浅部の脆性領域における局所的な有効
    垂直応力
    の減少を引き起こす要因について定量的に調べるため、沈み込み帯に特徴的な過程を考慮した水理学的モデルを構築し、モデル計算を行った。代表的な沈み込み帯として南海トラフ熊野沖に着目し、モデル計算時の物性値として掘削コア試料の室内実験データを参照した。基本モデルでは、堆積物の沈み込みに伴う力学的効果(例えば圧密)およびスメクタイトの脱水反応を考慮した。物理的に妥当な解(有効
    垂直応力
    が負になったり発散したりしない解)では、Rice (1992) と同様に有効
    垂直応力
    の勾配が深度の増加に伴って急激に減少するものの、現実的な流体物性を導入した影響で、深部において有効
    垂直応力
    がある値に漸近する傾向は見られなかった。また、有効
    垂直応力
    は深度の増加に対して常に単調増加であり、局所的に低い有効
    垂直応力
    の存在は確認できなかった。分岐断層への流体の流出を考慮した場合でも、有効
    垂直応力
    の局所的な減少は実現されなかった。しかし、シリカ析出などによって局所的に透水係数が減少した場合、その領域で局所的に有効
    垂直応力
    が低くなることがわかった。このことから、透水係数の局所的な減少が、浅部スロー地震の発生を引き起こす要因である可能性が示唆された。スメクタイトの脱水反応による有効
    垂直応力
    変化それ自体は支配的な要因ではないものの、反応時に放出されるシリカの析出によって透水係数の減少が促進される可能性がある。

  • 中村 真也, 宜保 清一, 周 亜明, 江頭 和彦
    地すべり
    1999年 36 巻 1 号 28-34_1
    発行日: 1999/06/15
    公開日: 2011/02/25
    ジャーナル フリー
    残留強度は, 再活動型地すべりおよび地質弱面を潜在すべり面とする初生型地すべりの安定度評価において必要不可欠である。しかし, 実験で得られる残留強度包絡線に湾曲化現象が認められるため, 強度定数が一義的に決まらない。本研究は, 地すべり土の残留強度測定試験を行い, 残留強度定数の決定手法の確立を試みたものである。
    残留摩擦係数は, 高い
    垂直応力
    レベルでほぼ一定となり, 低い
    垂直応力レベルでは垂直応力
    が小さくなるほど増大し左上がりの曲線となった。この残留摩擦係数変化を基に有効
    垂直応力
    を大小二つのレベルに分け, 残留強度包絡線を描いて強度定数を決定することを試み, 高い
    垂直応力
    レベルにおいてcγ=0, 低い
    垂直応力
    レベルでcγ≠0であること, およびφγが高い
    垂直応力レベルより低い垂直応力
    レベルで幾分大きくなることを明らかにした。この手法は,
    垂直応力
    の大小に応じて残留強度定数を決定しようとしたものであり, 合理的かつ実際的な方法である。
  • 水上 直己, 前野 紀一
    雪氷
    2000年 62 巻 6 号 515-521
    発行日: 2000/11/15
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    氷・氷摩擦係数の
    垂直応力
    依存性を1.2~17.3kPaの
    垂直応力
    範囲で調べた.実験は-0.5~-20℃の温度領域, また3種類の一定速度 (4×10-3, 4.5×10-2, 4×10-1m/s) で行われた.測定が行われた全ての温度, 速度において, 摩擦係数は
    垂直応力
    とともに減少し, 約6kPa以上の
    垂直応力
    で, ほぼ一定値をとった.摩擦係数 (μ) と
    垂直応力
    (P) の関係は平均的にμ∝P-0.32で表せた.しかし, 本報告では, 測定されたせん断応力と
    垂直応力
    の直線関係に基づいて得られたMohr-Coulombの式 (μ=μO+A/P) を用いて解析が行われた.μOはクーロン摩擦係数, Aは付着力である.μOは速度の増加とともに減少した.この結果は摩擦熱による水膜発生がこのような低速度でも起っていることを示唆する.μOには温度依存性が確認され, -5℃附近で極小を示した.付着力 (A) は, 10~250Paという小さな値で, 温度の低下または速度の増加とともに増加した.
  • *齋藤 竜平, 大西 有三, 西山 哲, 矢野 隆夫, 千葉 周平, 青木 研一郎
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2004年 JGS39 巻 625
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2007/01/18
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では,応力が作用した際の岩盤単一不連続面の透水特性とその変化の解明を目的とし,
    垂直応力一定透水試験および垂直応力
    一定せん断透水試験を行った.これらの透水試験によって得られたデータから,(1)不連続面の表面凹凸形状,(2)不連続面に作用する
    垂直応力
    が透水特性に与える影響を整理した.また,透水量係数と力学的開口幅の関係について検討し,不連続面内のミクロな構造が不連続面のマクロな透水特性に大きく影響を与えることを示した.さらに,
    垂直応力
    一定せん断トレーサー試験を行い,せん断に伴う不連続面内の流速の変化を考察し,せん断変位の増加とともにチャンネリングが発達することを示した.
  • 上田 保司, 森内 浩史, 生頼 孝博
    雪氷
    2004年 66 巻 2 号 197-205
    発行日: 2004/03/15
    公開日: 2010/02/05
    ジャーナル フリー
    地盤凍結工法を実施するとき,凍土と既設構造物との凍着せん断強度は掘削中の止水維持を左右する重要な力学特性である.しかし,現場の掘削深度に応じた大きさで凍着面に作用する
    垂直応力
    の影響が不明なため,凍着せん断強度は設計上の不確定要素となっている.
    本研究では両者の関係を明らかにするため,凍着面に
    垂直応力
    を作用させた,凍土と鉄材との凍着せん断実験を行った.その結果,鉄材との凍着せん断強度は,
    垂直応力
    が大きいほど,砂凍土および粘土凍土とも増加したが,増加勾配は前者の方が後者よりも大きくなった.また,試料土と鉄材とを凍着させる際にも両者の接触面に
    垂直応力
    を与えると,凍着せん断強度はさらに大きくなった.さらに,その増加には,凍土と鉄材との静止摩擦力が寄与し,内部摩擦角が大きい凍土ほど
    垂直応力
    が強く影響することが示された.
  • 衣笠 秀行, 荒井 智一
    日本接着学会誌
    2000年 36 巻 10 号 408-414
    発行日: 2000/10/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は偏心モーメントの生じない二重重ね合わせ継ぎ手を対象に,継ぎ手強度に及ぼす板厚増加の影響について検討を行ったものである。接着面にはせん断応力と
    垂直応力
    が作用する。板厚の増加は,せん断応力分布を均等化する効果と,
    垂直応力
    を増加させる効果を同時に継ぎ手にもたらす。前者が継ぎ手強度に及ぼす影響についてはこれまでに多くの研究がある。本研究では,接着面のせん断応力分布は同じで
    垂直応力
    の向き(圧縮と引張)が逆である,軸圧縮時と軸引張時の継ぎ手強度の比較を行うことにより,後者の板厚増加による接着面
    垂直応力
    の発生が継ぎ手強度に及ぼす影響につ心て検討を行った。その結果,軸引張力を受ける二重重ね合わせ継ぎ手には板厚の増加により,せん断応力分布が均一となることによる強度上昇と同時に,接着面に引張
    垂直応力
    が発生することによる継ぎ手強度の劣化が,無視できない大きさで発生していることが確認できた。
  • *河村 隆, 梅崎 健夫, 三村 大輔
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2003年 JGS38 巻 361
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    補強土壁における土中の応力状態はK0応力状態だけでなく,主働土圧による破壊状態など種々の応力状態が存在する.通常の補強材の引抜き試験において初期状態はK0応力状態であり,引抜き試験中の補強材周辺の応力状態を評価できない.補強材周辺の応力状態を考慮することができる二軸圧縮・引抜き試験装置を用いて,引抜き試験を実施した.供試体はアルミ棒積層体を用いた.試験結果から以下の主な知見が得られた.引抜きに伴なって
    垂直応力
    は増加する.補強材が引抜ける際の
    垂直応力
    を用いて評価した引抜き摩擦定数は応力状態によらず一定である.引抜き試験の初期
    垂直応力
    を用いた場合は引抜き摩擦定数を過大評価する.
  • 小川 正二
    応用地質
    1991年 32 巻 5 号 252-258
    発行日: 1991/12/10
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
  • *小西 佐多男, 梅崎 健夫, 河村 隆
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2004年 JGS39 巻 165
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2007/01/18
    会議録・要旨集 フリー
    垂直応力
    域におけるリングせん断試験においては供試体の寸法に関わらず強度が過大評価される.低
    垂直応力
    域における一面せん断試験においては,せん断開始前のすき間設定時に生じる周面摩擦や垂直変位などのために内部摩擦角が過大評価されるものの,すき間設定用スペーサーを用いることによりその過大評価が軽減される.リングせん断試験機ではすき間設定用スペーサーを用いることが困難であることから,せん断箱のすき間を圧密前に設定する小型リングせん断試験を実施した.得られた圧密過程のe-logp関係やせん断過程のピークおよび残留状態の内部摩擦角に基づいて,低
    垂直応力
    域におけるリングせん断試験の妥当性について検討した.
  • 主として積雪の曲げ強度に就て
    四手井 綱英
    雪氷
    1950年 11 巻 5 号 1-8
    発行日: 1950/02/01
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    (1) 經3.1cm, 長さ40cmのガラス圓筒により積雪を採取し, 一方からおし出して雪梁を作り共の曲げ強度を求め是と, 硬度, 密度, 抗剪力とを比較した。
    (2) 曲げ強度として求めた雪梁の最大
    垂直應力
    は硬度と曲線的關係がありy=18.7e 0626xの實驗式が適用し得る。
    (3) 最大
    垂直應力
    は密度, 抗剪力とは大した關係は認められぬが, 是等との關係より, 密度0.25附近に積雪の應力が一時急減する點がある様である事が認められる。
    (4) 最大
    垂直應力
    は密度の大きなザラメユキでは變化多く, 含水量に左右されるものゝ樣で, 雪質の一因子として用いられそうである。
    (5) 本測定性により求めた引張應力は積雪の粒子内を結ぶ橋の應力を表わすものと考えられ, 積雪の粒子構造の研究及他の力學的諸性質との關連性を追求することにより, 更に研究を進める必要がある。
  • 応力低下現象と側面支持力
    佐々 恭二, 武居 有恒
    地すべり
    1977年 14 巻 2 号 19-26
    発行日: 1977/09/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    地すべり, 斜面崩壊など斜面不安定化の機構としてはこれまで地すべり底面においてセン断力がセン断抵抗力より大きくなり, 斜面方向に動き出すと言うものが考られて来た。ところが室内実験, 現地調査の結果, 上記の機構とは異なり, 土層がまず鉛直沈下を起し, それによって土塊が流動化したり, あるいは側面のセン断抵抗力減少によってすべり出す場合があり得ることに気づいた。鉛直方向側面破壊の検討-Iはこの問題を室内実験の結果から検討したものである。
  • 倉西 茂
    土木学会論文集
    1964年 1964 巻 108 号 7-12
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    円弧状に曲った薄肉断面のはりの変形, 応力などの解析法を示したものである。薄肉断面の直ばりの解析手法にしたがい, はりの幅の影響を入れて断面諸定数などを求めている。はりの軸に沿った母線の間に働く直応力度の影響は入れられていないが, 直ばり場合と同程度の仮定のもとに本解析は行なわれている。
    また本方法による曲線橋の解析方法が示されている。
  • 松尾 陽太郎
    日本機械学会論文集 A編
    1980年 46 巻 406 号 605-612
    発行日: 1980/06/25
    公開日: 2008/02/21
    ジャーナル フリー
    従来の最弱リンク説に基づいた破壊の確率論においては, そのほとんどが材料中の
    垂直応力
    のみを考慮しせん断応力の効果を無視してきた. それに対し, 本論文では, 材料表面には二次元直線き裂が, 材料中には円板状き裂がランダムに分布しているものとしてその不安定伝ぱ条件を考え, これから
    垂直応力
    のみならずせん断応力も考慮した, より一般的な破壊の多軸分布関数を導出し, 最後に引張応力が支配的な場における二軸応力下のぜい性破壊曲線の解析を行ったものである.
  • 鈴木 素之, 梅崎 健夫, 川上 浩, 山本 哲朗
    土木学会論文集
    2000年 2000 巻 645 号 37-50
    発行日: 2000/03/21
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    土の残留強度を求めるための直接型せん断試験方法に関する影響因子として
    垂直応力
    , 過圧密比, せん断速度およびせん断過程における
    垂直応力
    変化を取り上げた. リングせん断試験および繰返し一面せん断試験に基づく既往の研究結果を整理・検討し, さらに5種類の粘性土に対する新たなリングせん断試験結果に基づいて, 上記の影響因子と残留強度の関係を考察した. 直接型せん断試験における
    垂直応力
    の低い領域での試験結果の解釈には検討が必要であることを指摘した. 残留強度は, 過圧密比の変化に対して一定であるが, 土の種類によつてせん断速度の影響を受ける. 残留状態に達した後の応力状態は
    垂直応力
    変化に対して残留強度線上で変化する. 以上のことより, 一つの供試体から残留状態における強度定数を簡便に求める方法を提案した.
  • 中房 悟, 小林 薫, 松元 和伸, 森井 俊広
    地盤工学ジャーナル
    2013年 8 巻 2 号 197-207
    発行日: 2013/06/30
    公開日: 2013/06/30
    ジャーナル フリー
     極低レベル放射性廃棄物の一つの可能性のある処分方式として,キャピラリーバリア機能をもつ底部集排水層を導入した盛土形式の処分施設について検討する。キャピラリーバリアの集排水機能は,構成する均等係数の小さな砂層と礫層のうち,特に砂層の不飽和水分特性に強く依存する。このため,盛土底部の集排水層に使用する場合,想定される盛土や廃棄物などの上載荷重による影響の有無を定量的に明らかにしておく必要がある。本論文では,加圧膜法を用いた
    垂直応力
    載荷型保水性試験により,砂材を実施工を想定した所定の乾燥密度(締固め度Dc=80~90 %)に締固めた後,実規模レベルの
    垂直応力
    を載荷させて水分特性曲線(空気侵入値等を含む)の変化を調べた。その結果,砂材の水分特性曲線などは,乾燥密度が締固め度Dcが80~90 %の範囲であれば,想定した
    垂直応力
    載荷の有無およびその大きさによって顕著な影響を受けることはなかった。これにより,キャピラリーバリアを用いた底部集排水層の性能は,盛土完了後の
    垂直応力
    状態でも変化しないことを明らかにし,実施工へ適用できることを示した。
  • 食塩の粉体流動特性 (第1報)
    後藤 昭博, 伊ケ崎 文和, 河村 光隆
    日本海水学会誌
    1986年 40 巻 3 号 146-151
    発行日: 1986年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    食塩の流動特性を定量的に把握するパラメータとして, 嵩比重, 内部摩擦係数をとりあげ, リング式直接せん断試験機を試作し, せん断試験を実施した. また, 食塩の流動特性にもっとも影響を及ぼすと思われる吸湿水分量の影響についても検討した結果, 以下の事柄についての知見を得た.
    1) 吸湿した食塩の嵩比重は, いずれも元の食塩よりも小さく, 同一初期
    垂直応力
    において吸湿水分量が多くなるほど小さくなる傾向がある. また, 吸湿水分量が多い食塩ほど圧縮性が増す傾向も見られた.
    2) 内部摩擦係数については, 吸湿水分量0.15%以下の試料でほぼ0.675~0.74の値が得られた. 吸湿水分量の影響については, 初期
    垂直応力
    σi=40g/cm2ではその影響は認められなかったが,σi=20g/cm2以下では吸湿水分量0.18%以上の試料で, ある
    垂直応力
    以上において, せ ん断応力が増加せず, 他の試料よりも小さな値を示すことがわかった. 一方, σi=5g/cm2の結果では, 2.5g/cm2以下の低い
    垂直応力
    域において, 吸湿した食塩よりも吸湿しないもとの食塩のほうが低いせん断応力を示した.
    3) 以上の事柄から, 試作した直接せん断試験機を使用して, 食塩の流動特性を定量的に測定することが可能であることがわかった.
  • 三上 市蔵, 赤松 洋一, 武田 八郎
    土木学会論文報告集
    1974年 1974 巻 230 号 45-54
    発行日: 1974/10/20
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • *伊藤 裕之, 三田地 利之, 鷲 隼人
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2004年 JGS39 巻 168
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2007/01/18
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では残留強度測定試験期間の短縮と少量の試料での適切な残留強度パラメータ決定を目的として,繰り返し一面せん断試験により,残留強度に及ぼす圧密履歴,せん断速度変化による影響を調べるとともに,一つの供試体のみを用いて段階的に
    垂直応力
    を変えてせん断試験(多段載荷せん断試験)を行うことにより,残留強度の推移を調べた.また,しばしば指摘されてきた残留状態強度線(残留強度τr~
    垂直応力
    σv関係)の湾曲性について調べ,残留強度パラメータの応力レベルごとの評価について検討した.
  • *吉田 克美, 川島 健介, 大塚 悟
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2004年 JGS39 巻 171
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2007/01/18
    会議録・要旨集 フリー
    降雨や融雪に起因する再滑動型地すべりは、斜面内部の間隙水圧増加に伴う有効応力の減少によって発生する。本研究はリングせん断試験にてせん断応力一定の条件にて
    垂直応力
    を減少させる試験を実施した。試料には沖見地すべり地採取粘性土を用いた。正規圧密粘性土と事前に大変形を与えて残留状態にした2つの試料に対して
    垂直応力
    減少試験を実施した。両者の比較より,大変形履歴を受けることによる地すべり粘土の強度,変形挙動の差違を明らかにする。残留状態では粘土粒子の配列が揃うことによる特異な強度・変形特性が発揮される。
  • 移動層粒子による検討
    高橋 洋志, 柳井 弘
    化学工学
    1973年 37 巻 10 号 1031-1037,a1
    発行日: 1973/10/05
    公開日: 2011/12/01
    ジャーナル フリー
    流動する粒子層内における単一の粒子に着目し, その挙動をモデル化して, 系の応力-ひずみ速度関係および粒子速度分布を表現することを試みた。垂直円筒内を重力の影響で流れる移動層粒子の半径方向
    垂直応力
    と軸方向速度の両者の半径方向への分布を実測することにより, モデルの検討を行なった。結果として, つぎの事項が近似的に満足されることがわかった。
    1) 半径方向における
    垂直応力
    の増加あるいは減少は, 速度勾配[-∂uz/∂(r/R)]の2乗に比例する。ここでr, Rはそれぞれ半径方向距離, 粒子層半径であり, またuzは粒子の軸方向速度である。たとえば, 平均
    垂直応力
    σmに関しては,
    2δm=(constant)[-∂uz/∂(r/R)]2+(軸方向距離の関数)
    2) 粒子の速度分布については,
    uc-uz=(constant)[-∂uz/∂(r/R)]
    ここでucは移動層プラグフロー領域における一定速度である。
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