大学全入時代
を迎え,その約10数年前より,大学教育の様々な改革が叫ばれてきた。18歳人口の減少にともない,既存の大学の考え方では対応できず,研究に重点を置く「研究を中心とする大学」から多様な学生への教育・指導に重点を置く「教育を中心とする大学」への転換という大きな波が押し寄せ,アドミッションポリシー,ファカルティ・ディベロップメント(FD以降FDと表記する),第三者評価等の言葉が大学教育界を賑わす中で,著者が太成学院大学で担当したアセンブリ・アワーの取組みに焦点をあて,2005年4月〜2009年3月を振り返り,「教育を中心とする大学」のアセンブリ・アワーの役割について考えたい。
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