1989~1995年に豚胸膜肺炎材料から分離された.
Actinobacillus pleuropneumoniae1, 441菌株の血清型別と薬剤感受性試験を実施した.分離菌は2型菌52.5%, 1型菌36.3%, 5型菌6.2%, 7, 8型菌1.5%, 3型菌M%, 12, 9型菌がそれぞれ0.5%と0.1%であった.1990年と1991年には, 1型菌の分離頻度が高く, 2型菌は著しく少なかった. 分離1, 441菌株中915菌株 (63.5%) は薬剤耐性菌で, 1, 3, 5, 7型菌の薬剤耐性率は80%以上であったが, 2型菌と8型菌の薬剤耐性率は低くそれぞれ44.6%および61.9%と低率であった.感受性薬剤はAmpicillin (ABPC), Penicillin G (PCG), Tetracycline (TC), Oxytetracycline (OTC), Thiamphenicol (TP), Chloramphenicol (CP) およびColistin (CL)(MIC値:<0.78μg/m
l), ついでStreptomycin (SM), Fradiomycin (FM), Kanamycin (KM), Sulfadimethoxine (SDMX), Salfisoxazole (SIX), Kitasamycin (LM), Erythromycin (EM) およびNovobiocin (NB) などであった.
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