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クエリ検索: "山口大学教育学部附属特別支援学校"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • ― 一人ひとりの「できること」を広げる取り組み ―
    生田 茂, 遠藤 貴裕, 富山 仁子, 石飛 了一, 根本 文雄, 五月女 智子, 漆畑 千帆, 山下 さつき
    人間生活文化研究
    2019年 2019 巻 29 号 695-741
    発行日: 2019/01/01
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー

     児童生徒一人ひとりの「困り感」の軽減を目指して,「マルチメディアを扱えるドットコード」「Media Overlays 機能を付加した電子書籍」「Augmented Reality」などの技術を用いて,手作り教材を制作し教育実践を行う取り組みは,全国の特別支援学校の教師を中心に,2018 年度も大きく展開された.2018 年4月には,著者の一人である生田は,サウジアラビア教育省より招待を受け,6th International Education and Forum (Teaching and Learning for Early Childhood Education 2018) にて,2度に渡るワークショプ(Let’s Create Hand-crafted Contents for Children Together)を開催する機会を得た.8月には,生田が編集した Handmade Teaching Materials for Students With Disabilities が IGI-Global社から刊行となり,日本の特別支援学校における実践を世界に発信することができた.9月には,中国の Bijie 市で開催された 11th CAECW (China-ASEAN Education Cooperation Week) の China-ASEAN Special Education Development of Exchange and Cooperation にて School Activities with Handmade Teaching Materials for Students With Disabilities の招待講演を行う機会を得た.また,2019 年度には,新たに Handbook of Research on Software for Gifted and Talented School Activities in K-12 Classrooms の本作りを行う機会を得,この 12 月に IGI-Global より発刊の予定である.本報では,2018 年度に全国の特別支援学校や通常学校の教師が取り組んだ「手作り教材の制作と教育実践」について報告する.

  • ―国内外の共同研究者との協働の取り組み―
    生田 茂, 大島 真理子, 葛西 美紀子, 坂井 直樹, 富山 仁子, 五月女 智子, 深津 沙織里, 有村 玲香, 山口 京子, 石飛 了一, 柏木 美紀, 矢野 有吾, 遠藤 貴裕, 島田 文江, 金子 千賀子
    人間生活文化研究
    2016年 2016 巻 26 号 239-262
    発行日: 2016/01/01
    公開日: 2020/03/18
    ジャーナル フリー

     「音声や動画などのマルチメディアをリンクできるドットコード」,「テキストをハイライトしながら同期をとって読み上げを行う電子書籍やオーサリング機能を有する電子書籍」,「Augmented Reality (AR)」などの最新の情報処理技術を用いて,本学のゼミ生が手作りで制作した教材を用いて,八王子市立柏木小学校の「こども祭」で,八王子市立下柚木小学校の「さくひんてん」で,町田市立本町田東小学校の図書室で「読書活動」の時間に教育実践を行い,大好評を博した.また,共同研究を行っている特別支援学校や通常学校の教員が,自分のクラスの児童生徒一人ひとりの困り感に対応した手作り教材を制作し,教育実践に挑戦し,多くの成果を上げることができた.ゼミ生が制作した教材の一部は,学校の研修会で使用され,来年度の授業の中で使われる教材として納品を催促された.また,今年度は,オマーンの研究グループとの共同研究や,中国やアメリカの研究者との共同の取り組みが開始され,日本発の技術が海外にも大きく広がることとなった.著者の一人である生田は,アメリカの Wayne State 大学の教育学部の教員が主催する,中高の女生徒を対象とした「理科の楽しみを伝え,理系進学を促す」プロジェクトに参加し,生徒たちに日本発の技術を用いた手作り教材の制作と教育実践の取り組みを紹介し,大きな感銘を与えた.

  • ―国内外の共同研究者との協働の取り組み―
    生田 茂, 根本 文雄, 石飛 了一, 漆畑 千帆, 葛西 美紀子, 小関 貴雅, 山口 京子, 鷹取 哲史, 島田 文江, 金子 千賀子, 有村 玲香, 黒田 徳子, 深山 智美, 坂井 直樹, 五月女 智子, 奈良 智子
    人間生活文化研究
    2015年 2015 巻 25 号 37-64
    発行日: 2015/01/01
    公開日: 2020/03/14
    ジャーナル フリー

     「音声や動画などのマルチメディアをリンクできるドットコード」,「テキストをハイライトし同期をとって読み上げを行う電子書籍 やオーサリング機能を有する電子書籍」,「Augmented Reality (AR) 」などの最新の情報処理技術を用いて教材を制作し,通常学校や特別支援学校,保育園などで教育実践を行い,さまざまな「困難」を抱える児童生徒や園児の学習活動・自立活動の支援を行った.オマーンの Sultan’s School の幼稚部の教員の2日間の研修,また,アメリカの Saint Joseph 大学附属 School for Young Children の教員に,教材作りの最新のノウハウを教授し,教材開発と 教育実践活動の支援を行った.国立特別支援教育総合研究所主催の特別支援教育教材・支援機器等展示会における教材の展示や障害児基礎教育研究会の講演などで大きく広がった共同研究者のネットワークを活用し,教材の開発と教育実践に取り組んだ.「ARとドットコードの技術」を組み合わせて,八王子市の小学校の教員と取り組んだ2年生の国語の単元「さけがおおきくなるまで」の教材化と教育実践は,児童に大好評を博し,教育委員会の知るところとなり,担当課長が学校を訪れ,市の特色ある教育活動として 2015 年度の特別予算が認められた.「50 音と語彙を学ぶ」教材は,筑波大学附属大塚特別支援学校の小学部に納められ,日頃の自立活動の時間に活用されている.大阪府の視覚支援学校では,「ドットコードに音声をリンクさせた音声ペン」や「自動ページめくり機能を活用した読み上げ機能をもつ電子書籍」を用いて,視覚に障害をもつ児童の支援活動が始まった.また,文章を読んで解釈することのできない児童が,音声ペンによる読み上げ機能を活用することで,授業で取り組まれているワークシートに立派に回答できるようになった事例などが生まれた.

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