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クエリ検索: "平久保半島"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 黒岩 恒
    地質学雑誌
    1899年 6 巻 72 号 307-311
    発行日: 1899/09/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 黒岩 恒誌
    地質学雑誌
    1899年 6 巻 71 号 283-289
    発行日: 1899/08/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 千葉 徳爾
    地理学評論
    1972年 45 巻 7 号 461-474
    発行日: 1972/07/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    1) 八重山諸島のマラリアは3日熱のほか,わが国に稀な熱帯熱マラリアを含む.著者はその歴史的消長過程を手がかりとして,風土病についての地域の諸構成要素の連関を分析し,やや詳しい記述を試みた.
    2) この地域では,日光の照射を必要とするnopheles minimusが,熱帯熱マラリアの強力な媒介者として山麓の渓流・湧泉に棲息し,近世の開墾の進展と津波災害にもとつく森林の減少にともなって,日光を忌む比較的弱い媒介者, Anopheles ohamaiと交代した.近世中期以後にマラリアによる廃村化が急速に進行した1因は,かような生態的作用系列によると推測される.
    3) 八重山諸島のマラリアのEndemicareaに,あえて住民を立入らせ,Pandemicな流行を出現させた作用は,近世から明治中期までは人頭税,太平洋戦中の軍による疎開命令,その後には人口過剰による移民促進という,地域外から及んだ社会的作用系列に属する. Endemicareaの地域的構造は,薬品によるマラリア原虫駆除の完了によっても,なお厳存していて,将来何かの原因でマラリア原虫が導入されれば, Pandemyが再現される可能性がある.
  • 加藤 正信
    西日本畜産学会報
    1984年 27 巻 1-6
    発行日: 1984/07/21
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 地理学評論
    1966年 39 巻 3 号 199-213
    発行日: 1966/03/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
  • *米山 亜里沙, 小寺 浩二, 飯泉 佳子, 寺園 淳子
    日本地理学会発表要旨集
    2009年 2009f 巻 319
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/12/11
    会議録・要旨集 フリー
    _I_ はじめに
     沖縄県は亜熱帯に属し、陸域から海域への物質供給はマングローブ林やサンゴ礁等の生態系にとって重要である。近年の人口増加や開発事業、農地拡大が進むにつれ、河川水の水質悪化や地下水の硝酸濃度の増加、土砂流出等の水環境に関する問題が生じている。
     八重山諸島の海域は、県内でもサンゴ礁の多い地域であり、中でも石垣島は八重山諸島の中心的な島として、諸島内の他の島と比較して人口も多く、農業・畜産業が盛んである。人間活動が盛んなため、河川への土砂・栄養塩流出、下水の流入等が起こっている。石垣島の陸水の水質は多様であることが知られており(東田,1994)、流域単位での研究が進んでいる(坂西・中村2007等)。一方、小流域を含む諸河川の水質の比較や、水質の変動に関しては研究の余地があり、本研究では、小流域を含めた石垣島の陸水の水質変動を明らかにすることを目的とする。
    _II_ 研究方法
     現地調査を2008年5月、8月と2009年2月に行った。現地調査項目は気温、水温、電気伝導度(EC)、pH、RpH、DOである。サンプルを実験室に持ち帰り、アルカリ度、主要溶存成分(SO42-、 Cl-、NO3-、PO4-、NO2-、Na+、 K+、 NH4+、 Mg2+、 Ca2+)、全窒素、全リンを測定した。変動の割合は、ECの値を用いて、最大値、最小値と平均値を求め、最大値と最小値の差を平均値で割ったものを変動の割合とした。
    _III_ 結果・考察
     石垣島の陸水はアルカリ土類炭酸塩型、アルカリ土類非炭酸塩型とアルカリ炭酸塩型に属する。於茂登花崗岩類を流下する河川ではイオン含有量が少なく、島の中部から南部にかけては石灰岩層の影響を受けてCa-HCO3型である。Cl-濃度は於茂登岳をはさんで南北に流れる河川は1meq L-1前後であるが、屋良部半島、野底半島。
    平久保半島
    の河川では1meq L-1以上あり、半島ごとに季節間で増減がみられた。
    ECを指標に、各地点の溶存物質の濃度を比較すると、全体的に5月から8月にかけては変動の割合がプラス5%以上の地点が多く、8月から2月にかけてはマイナス5%以上の地点が多い(図1)。2月に一部の河川においてはECが増加する傾向にあり、水田排水の影響が示唆される。また源流域でも10%以上の変動がある。
    _IV_ おわりに
     亜熱帯ではスコール性の降雨や、台風、低気圧に伴った強雨もあり、島の水環境を総合的に考えていくために季節変化を把握し、降雨イベントによる物質循環を調査研究していく予定である。
    参 考 文 献
    東田盛善(1994):沖縄県石垣島の陸水の水質,工業用水,434,35-46.
    坂西研二・中村乾(2007):石垣島宮良川流域における懸濁性土壌,窒素およびリンの推定流出量,水土の知,75,9,29-32.
  • 髙橋 品子
    地理学評論 Series A
    2009年 82 巻 5 号 442-464
    発行日: 2009/09/01
    公開日: 2011/08/25
    ジャーナル フリー
    近代八重山の廃村は,そのほとんどがマラリアによる人口減少が原因とされてきた.しかし一方で,マラリア禍の激しかった西表島において500年以上も存続してきた祖納のような集落も存在する.本稿では,近代廃村期(1900年から1938年)を生き延びたマラリア有病地集落共通の特徴を分析し,その集落存続要因を探った.その結果,不明な点の多い伊原間集落を除き,八重山のマラリア有病地存続集落はすべて蔡温施政期以前からの古集落であった.古集落は,良港や湧き水の存在など立地条件がもともと良く,生活基盤がすでに整備されていたため,近世の地元役人による不正な課税に苦しみながらも人口を維持し得たと考えられる.また,近代廃村期における石垣島と西表島の廃村状況およびマラリア罹患率の違いから,マラリア予防対策は西表島の方がより効果があがったことが明らかになった.資料の多く残る西表島の古集落祖納を事例として検討したところ,住民による自発的集落移動や予防事業への全面的協力があった.祖納のような古集落には,人口減少を回避する強い集落内結束があり,こうした人間関係を基にした社会構造が,マラリア禍を緩和し,集落存続のための生存戦略を生む背景となっていたのである.
  • 沖縄県石垣島における星空ツーリズムの発展を通して
    卯田 卓矢, 磯野 巧
    地理空間
    2019年 12 巻 3 号 277-294
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿は沖縄県の石垣島を対象に観光資源としての星空の構築プロセスを検討した。石垣島では近年,自治体の観光基本計画に基づいた星空ツーリズムの推進や「星空保護区」の暫定認定,また星空観望専門の観光事業者を含む関連ツアーの増加とツアー内容の多様化などにみられるように,星空の観光資源化が急速に進行した。この要因には以下の3点が関係していると考えられた。第一に石垣島の観光地的性格を基盤とした星空観望ツアー導入の容易さ,第二に南の島の星まつりの開催による星空の価値化とその共有,第三に自治体における星空を対象とした観光振興の取り組みである。また,石垣市による「星空保護区」の申請のような資源の新たな価値づけの作業は,観光資源の競合状況の中で地域を発展させる取り組みとして有用であった。以上の石垣島の動態は「夜間」のような新規性を有する対象の観光資源化を目指す地域において重要な視点になり得ると考えられる。
  • 新井 祥穂, 永田 淳嗣
    経済地理学年報
    2009年 55 巻 3 号 215-233
    発行日: 2009/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本研究では,石垣島のサトウキビ作経営群の技術選択を適応的技術変化の視点から分析し,その結果を基に,沖縄県のサトウキビ作の構造再編の帰結として政府が想定する大規模機械化地域生産システムの現実性や妥当性を検討した.石垣島のサトウキビ作経営群の技術選択では,沖縄の気象条件や土壌条件など生態環境が課す制約に対処しうる経費節約的技術の選択という基本方針が確認され,特に生計戦略上サトウキビ作への依存度が高い経営は,家族労働力代替的な機械収穫を積極的に選択することはない点,大規模機械化経営は,沖縄の生態環境の下で規模の経済を十分に発揮できず,優位性を持ち得ない点などが明らかになった.以上より,今後農家の高齢化により農地が流動化しやすくなるとしても,自立的な大規模機械化経営群を核とする大規模機械化地域生産システムを追求し続けることは現実性を欠くといえる.一方で,家族労働力代替的な機械収穫の受委託関係を軸にした地域生産システムへの一元化も,サトウキビ作所得の最大化・確実化を図る青壮年など機械収穫に合理性を見出せない経営群の排除につながり,妥当性を欠く.機械収穫と手刈りそれぞれが,異なる経営目標に対して持つ意義に注目し,両者を組み込んだ複合的な地域生産システムを追求することが,結果的に青壮年を含む地域の農業経営群の活力の維持に貢献することになり,沖縄サトウキビ政策の方向性としてより現実的かつ妥当であるといえよう.
  • 河名 俊男, 中田 高
    地学雑誌
    1994年 103 巻 4 号 352-376
    発行日: 1994/08/25
    公開日: 2009/11/12
    ジャーナル フリー
    In 1771, according to several trustworthy historical records, a huge tsunami named the Meiwa Tsunami washed the southern part of the Ryukyu Islands killing about 12, 000 people. The tsunami attributed probably to a large earthquake generated by a submarine thrust fault along the Ryukyu Trench. The southern Ryukyu Islands consisting of Miyako, Irabu, Shimoji, Tarama, Ishigaki, Iriomote and other small islands are fringed by coral reefs, and large Holocene coralline boulders possibly transported by past tsunamis, are extensively distributed on land and reef flats. Among these boulders, those composed of aragonite by 100% or nearly 100% are reliably dated by the radiocarbon method, and are good evidence for inundation, run-up heights and timing of tsunamis in the past.
    In order to infer the timing of past tsunamis, we dated samples carefully collected from the uppermost parts of these Holocene coralline boulders and fragments. Based on 65 dates, we restored a tsunami history in the area during the past several thousand years.
    Most of the coralline boulders we dated are much older than the age of the Meiwa Tsunami about 200 yr BP. Certain periodical distributions of the ages among the boulders suggest that the area had been attacked by huge tsunamis around 600, 1, 100, 2, 000 and 2, 400 yr BP during the last 3, 000 years. Thus tsunamis which brought tsunami boulders on land occurred repeatedly with intervals of several hundred to one thousand years in the study area.
    The tsunamis occurred around 1, 100, 2, 000 and 2, 400 yr BP were judged from the distribution of boulders of similar ages, that they were generated along the Ryukyu Trench while that of 600 yr BP along the Okinawa Trough.
    The tsunami about 2, 000 yr BP is most reliably restored among the past tsunamis in the area and is named the “Okinawa-Sakishima Tsunami”. This tsunami attacked an extensive area from Miyako to Ishigaki islands and transported many huge tsunami boulders such as “Tsunami Oishi” deep on land.
  • 新井 祥穂, 永田 淳嗣
    地理学評論
    2006年 79 巻 4 号 129-153
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    1972年の復帰後の沖縄では農業への政策介入が強化され,農業基盤整備事業はサトウキビの価格支持と並び政策の大きな柱とされた.しかし,県内でいち早く大規模な灌漑整備を伴う土地改良事業が行われた石垣島では,1980年代末以降農家の反対が顕在化し事業が停滞している.本稿では,農家が事業との関わりを通じて得た経験や学習や評価に注目しつつ,事業が石垣島の農業経営に対して持つ意味を分析し,停滞の理由付けを試みた.その結果,面整備は確かに労働節約効果を有するものの,灌概整備がサトウキビの増収に直結しないことや,面整備が果樹生産にはマイナス効果を持つことなどを学んだ農家は,土地改良事業の効果が限定的であることを理解し,それが事業に対する消極的・否定的な態度につながっていることが明らかになった.土地改良事業の大前提ともいえる短期の生産性向上効果が限定的である点は,沖縄の土地改良事業が抱える本質的な問題であるといえる.
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