福田 眞作
日本消化器内視鏡学会雑誌
2008年
50 巻
10 号
2735-2738
発行日: 2008年
公開日: 2024/01/29
ジャーナル
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村田 佳子, 大久保 正, 野呂 秀紀, 菅原 和信
会議録・要旨集
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寺島 真悟, 藤元 晋, 青木 昌彦, 高井 良尋, 細川 洋一郎
弘前医学
2014年
64 巻
2-4 号
170-175
発行日: 2014年
公開日: 2021/06/29
ジャーナル
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国立大学法人
弘前大学医学部附属病院
の On-Board Imager による画像誘導放射線治療を行った症例 61例を対象として,照射部位及び上肢固定具毎におけるセットアップエラーを分析し,planning target volume (PTV)-margin を算出した.セットアップエラーの平均値は 3 mm未満で,臨床的に問題はないと考えられた.TV-margin の最大値は,乳房で 5.9 mm,前立腺で 5.5 mm,骨盤腔で 6.5 mm と算出され,このことより PTV-margin は最大 7 mm に設定するのが妥当である.上肢固定具の比較において,セットアップエラーの平均値を比較すると,その差は 0.3 mm であり,固定精度はほぼ同程度であった.利便性や費用を考慮すると,シェルの使用よりも市販の固定具の導入を検討すべきである.今回,
弘前大学医学部附属病院
独自の PTV-margin が算出され,今後の治療計画の照射野の基準になると考える.
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安井 達, 北澤 康秀, 杉島 忠志, 引間 正彦, 千代 孝夫, 田中 孝也
関西医科大学雑誌
1981年
33 巻
4 号
507-513
発行日: 1981/12/20
公開日: 2013/02/19
ジャーナル
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The division of critical care medicine at Kansai Medical University was established in March 1979. The emergency patients numbering 665 were admitted to this service during 20 months period since the inauguration. This report is the analytical observation of each of our cases at this division.
The basic physician staff is needed to be on the premises every hour of every day. The division staffed full-time has 9 physicians and patients are served by 18 nurses, laboratory technicians and X-ray depaptment personel.
Approximately 400 cases have be en admitted to this division between the hours of 6 p. m. to 8 a. m.
The classification of emergency cases are internal medcine: 205 (31%); Opthalmology: 120(18%); General Surgery: 107 (16%); Orthopedics: 95 (14%); Neurosurgery: 75 (11%).
The mortality rate is 19.8 % and 156 cases were transferred to other department s. And as with many exellent forms of therapy, the critical care medicine also has its undesired complications. We have encountered the complications of respiratory failure in 101 cases (15.2%)DIC in 75 cases (11.3%), renal failure in 50 cases (7.5%) and others.
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田中 里奈, 松坂 方士, 八代 直樹, 山口 遼太郎, 佐々木 賀広
弘前医学
2023年
73 巻
1-4 号
108-
発行日: 2023/03/22
公開日: 2025/02/02
ジャーナル
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【目的】世界的COVID-19パンデミックが発生し、現時点で終息の目処は立っていない。パンデミック時の対応として、COVID-19以外の診療が大きく縮小される場合がある。診療が縮小される疾患の中には、治療遅延により予後が悪化するものも含まれており、その代表が悪性腫瘍( がん )である。2020年10月に弘前保健所管内でクラスターが発生し、本院においても患者の診療体制等を変更する必要があった。本研究では、COVID-19クラスター発生前後での本院におけるがん患者数の変化およびその特徴を検討した。
【方法】
弘前大学医学部附属病院
院内がん登録データを使用した。対象者は2011~2020年に本院でがんと診断された患者20,368名とした。使用した項目は、診断日、部位、診断時住所、発見経緯、診断時病期とした。COVID-19が流行しなかった場合の患者数推計はJoinpoint回帰分析を行った。2011~2019年の患者数から回帰式を算出し、2020年の患者数の推計を行い、実際の患者数との比較を行った。
【結果】2011~2019年と2020年の患者特徴を比較すると、がん患者の受療動向は非常事態宣言や弘前保健所管内でのクラスター発生により2020年以前とは異なっていた。津軽圏域以外からの受診が減少し、がん検診、人間ドック等での発見による受診が減少し、自覚症状での受診が増加した。診断時病期が進んだ患者の割合が増加した。胃がん患者については、非常事態宣言措置後に減少していた一方、乳がん患者については減少はみられなかった。
【考察】COVID-19流行によって、がん検診等への外出を控えたことにより、自覚症状のないがん患者が減少した可能性が考えられた。特に、胃がんなどの、検査や治療の際に感染リスクが高い部位では、その傾向がみられた。そのため、胃がんなどで病期が進んだ状態でがんが発見される患者が増加する可能性が考えられた。一方、本来なら本院を受診するはずだった患者が、他院を受診した可能性も考えられた。他院へ患者が流出したことにより、放射線治療や化学療法などの本院で受けられる治療を受けていない患者が発生した可能性が考えられた。そのため、今後、他院のがん患者数、診断時病期や生存率も含めた、青森県内全体でのがん患者の動きを検討し、COVID-19流行の影響を検討していく必要がある。
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日本静脈経腸栄養学会雑誌
2018年
33 巻
5 号
SUP94-SUP95
発行日: 2018年
公開日: 2018/12/20
ジャーナル
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*清水 真由美, 西沢 義子, 冨澤 登志子, 土屋 涼子, 會津 桂子, 大徳 和之
会議録・要旨集
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赤崎 友美, 長尾 祥史, 飯田 真悠, 佐々木 史穂, 石山 雅大, 田中 龍彦, 小林 明恵, 照井 君典, 富田 泰史
会議録・要旨集
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武田 美香, 妹尾 麻衣子, 白戸 絵理佳, 長尾 祥史, 飯田 真悠, 近藤 潤, 佐々木 史穂, 赤崎 友美, 石山 雅大, 近藤 慎浩, 富田 泰史
会議録・要旨集
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ジャーナル
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石原 弘規, 長尾 博文, 磯崎 健一, 宮田 章正, 松木 明知, 尾山 力
日本臨床麻酔学会誌
1983年
3 巻
3 号
361-366
発行日: 1983/07/15
公開日: 2008/12/11
ジャーナル
フリー
弘前大学医学部附属病院
での1万余に及ぶ麻酔症例をマイクロコンピューターを用いてファイル化した. データ入力は, 必要項目をコード化して入力するが, 出力時にはコード化した内容を表示するようにした. また任意の3項目までの条件を指定し, 条件を満す症例を検索できる. 従来の方法に比し, 入力時の誤り発見, 特殊麻酔症例や合併症の検索, さらに同時に作製した統計処理プログラムにより, 種々の観点からの麻酔症例の検討が容易かつ短時間のうちに行なえた.
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玉井 佳子, 田中 一人, 北澤 淳一, 岡本 道孝, 兎内 謙始, 村上 知教, 阿部 泰文, 柴崎 至, 立花 直樹, 小山内 崇将, 金子 なつき, 山形 和史, 伊藤 悦朗
日本輸血細胞治療学会誌
2016年
62 巻
1 号
41-46
発行日: 2016/02/29
公開日: 2016/02/24
ジャーナル
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【背景】輸血医療は重要であるが,臨床医は卒後教育を受ける機会が少ない.適正で安全な輸血医療,patient-based transfusion実践のためには,臨床医が適切な輸血知識を有することが重要である.平成26年1月~平成27年8月の期間の青森県における「県規模」で施行した卒後医師教育活動状況を報告する.【対象と主な活動内容】1.大学病院では「医療安全ハンドブック説明会」の一部として輸血の安全使用を重視した講演を行った.2.各医療機関へ出向しての講演は県内12施設で開催した.3.研修医・若手医師に対する講義(輸血医療の現状,副作用と初期対応,適正使用)を3市で(弘前市はプライマリ・ケア セミナー)開催した.【結果】1.大学病院説明会後の小テスト正答率は95%以上であった.2.講演会に参加した医師は,輸血療法委員会の定期開催,製剤の一元管理,アルブミン使用の見直し,院内輸血マニュアル改訂,学会認定・臨床輸血看護師受験推進等,自施設での輸血医療体制改善に尽力した.3.研修医への講義は,個人の知識向上に加えて所属医療機関内での安全で適正な輸血医療の浸透に貢献することがわかった.【まとめ】今後も医療機関の規模,対象医師に即した卒後輸血教育活動を強化したい.
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*奥平 尊, 余田 篤, 梶 恵美里, 芦田 明
会議録・要旨集
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【目的】 小児小腸大腸Crohn病(CD)における小腸カプセル内視鏡(SBCE)の適応を検討した。
【対象と方法】 2012年8月から2017年8月の小児小腸大腸型CDに対するSBCE を対象とした。SBCEはLewis score(LS)、Capsule Endoscopy Crohn’s Disease Activity Index(CECDAI)で評価し、LS < 135を小腸非活動とした。下部消化管内視鏡(ICS)はSimple Endoscopic Score for Crohn’s Disease(SES-CD)で評価し、終末回腸スコアを除いたcolonic SES-CD = 0を大腸非活動とした。また、血液、便検査との相関についても解析した。
【結果】 22症例42検査において、大腸非活動群は22/42(52.4%)、そのうち11/22(50.0%)で小腸に活動性を認めた。大腸非活動群のLS、CECDAIは大腸活動群と比べ有意差はなく(それぞれp = 0.06、p = 0.25)、LS、CECDAIとcolonic SES-CDの相関はそれぞれr = 0.34、p < 0.05、r = 0.19、p = 0.23であった。また、大腸非活動時、小腸活動性と便中カルプロテクチンは強い正の相関を認めた(r = 0.83、p < 0.01)。
【考察と結語】 小児小腸大腸型CDで小腸と大腸の内視鏡所見は相関が弱く、SBCEとICS双方での評価が重要である。
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*蓮井 桂介, 櫻庭 裕丈, 平賀 寛人, 菊池 英純, 明本 由衣, 浅利 享, 渡邊 里奈, 前田 高人, 星 健太郎, 樋口 直樹, 有明 千鶴, 立田 哲也, 澤谷 学, 珍田 大輔, 三上 達也, 石黒 陽, 田中 正則, 福田 眞作
会議録・要旨集
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【緒言】 クローン病(Crohn’s disease: CD)の治療効果判定において、粘膜治癒(mucosal healing: MH)の評価として、被爆や苦痛の少ないMRIによる疾患活動性評価の有用性が報告されている。MRI拡散強調画像(DWI)による小腸の活動性評価の妥当性について、小腸切除標本の組織学的所見とMRI拡散強調画像所見を対比し検討した。
【方法】 2010年4月から2018年4月までに当院で加療中のCD患者のうち、小腸手術症例16例を対象とした。組織学的評価については、既報の通り慢性炎症細胞浸潤をスコア化し、慢性炎症細胞浸潤としてCD79a、および線維化としてMasson trichrome(MT)で免疫染色を行い、画像解析ソフト(CellSens)を用いて視野中の陽性細胞の面積割合を算出した。MRIについては、対応する部分のMRI DWI信号値を脊髄信号比で相対化した。慢性炎症細胞浸潤スコアとCD79aの免疫染色の妥当性評価のためスコアとCD79a面積割合について相関を検討し、慢性炎症細胞浸潤スコア、CD79a面積割合及びMT面積割合とMRI DWI信号比との相関を検討した。
【結果】 慢性炎症細胞浸潤スコアとCD79a面積割合には正の相関が見られた(P = 0.0170)。また慢性炎症細胞浸潤スコアおよびCD79a面積割合とMRI DWI信号比に正の相関が見られた(P = 0.0170、P = 0.0165)。一方でMT面積割合とMRI信号比には相関が見られなかった。
【結論】 MRI DWIは、組織学的な炎症細胞浸潤を反映することが示唆された。クローン病の疾患活動性評価において、MRI DWIは簡便で低侵襲に狭窄病変の炎症・線維化バランスを評価することに有用であると考えられた。
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須田 竜一郎, 海保 隆, 柳澤 真司, 西村 真樹, 小林 壮一, 岡庭 輝, 岡 義人, 町田 拓, 大塚 将之
生体医工学
2019年
Annual57 巻
Abstract 号
S244_2
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/27
ジャーナル
フリー
【緒言】Fournier gangreneは,外陰部,会陰部に生じる急速進行性の感染症であり,しばしば敗血症性ショックを合併し,治療には迅速性が重要である。Hydrosurgery System:HSは高圧水流を利用したdebriedmentを行う新しい医療技術であるが、今回、Versajet-II(Smith & Nephew社製)を用いたHSにより迅速な括約筋温存のdebriedmentが可能であった重症Fournier gangreneの1例を経験したので報告する。【症例】56歳男性.主訴:発熱・会陰痛・意識障害.身体所見より重症Fournier gangreneおよび敗血症性ショックと診断し,緊急手術を行った.陰嚢から会陰にかけての皮膚の硬結部より2cmのマージンをとって壊死組織を切除した.次いで,残った壊死組織に対しVersajet-IIを用いたHSによるdebriedmentを行った.壊死組織が除去されるに従って健常組織が出現するのを容易に確認可能であり、括約筋の温存も容易であった.手術時間は36分,病院到着からICU入室までの時間は2時間7分であった.会陰創に対し第29病目に植皮術を施行し,第48病日軽快退院となった.遠隔期においても括約筋障害を認めていない。【結語】HSは,迅速かつ組織選択的なdebriedmentに有用であった。
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加藤 尚嵩, 後藤 武, 小笠原 順子, 長沼 紘平, 大湯 和彦, 成田 将崇, 橋場 英二
生体医工学
2019年
Annual57 巻
Abstract 号
S244_1
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/27
ジャーナル
フリー
[背景]肺胞腔内に蛋白が異常に貯留する肺胞蛋白症の治療法として,肺内を洗浄する片側全肺洗浄(Unilateral Whole Lung Lavage:UWLL)があり,一般的に治療効果を治療前後の胸部X線画像の濃淡を目視で評価している.今回,洗浄効果を画像解析により定量評価した.[方法]UWLLを施行した 37歳男性,74.9 kgと55歳男性,75.0 kgの2例のUWLL前後に撮影された胸部X線画像を解析した.ImageJを用いて肺野領域を手動でトレースし関心領域を設定した.そして,左右肺それぞれの濃度ヒストグラムを作成した.また,症例ごとに領域内の平均ピクセル数を算出し比較検討した.[結果]肺野内の濃度ヒストグラムをFig.1に示す.UWLL後でヒストグラムのピークが左方移動し,症例ごとの平均ピクセル値がUWLL前後でPt.1では124.5±28.9から110.8±29.7,Pt.2は116.5±26.3から104.0±33.6に減少した.[考察]濃度ヒストグラムは左方移動し平均ピクセル値も減少したことによりX線の透過性が亢進したことを示す.このことからUWLLにより異常分泌物が排出され肺内の含気率が増加し透過性が改善したと考える.[結語]UWLL前後のX線胸部写真を定量解析することで洗浄効率を評価する一助になると考える.
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会議録・要旨集
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神谷 千津子, 小倉 正恒, 斯波 真理子, 吉松 淳
生体医工学
2019年
Annual57 巻
Abstract 号
S243_2
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/27
ジャーナル
フリー
【背景と方法】家族性高コレステロール血症(FH)は、高LDLコレステロール血症による動脈硬化から、若年で冠動脈疾患を発症するリスクが高い疾患である。軽症例はスタチンなどの薬物治療、ホモ接合体重症例はLDLアフェレーシス(LA)の適用となる。妊娠女性においては、血中脂質が増加する一方、胎児への影響を考慮し、スタチンの内服回避が好ましい。FH合併妊娠における妊娠中LAの有効性と安全性について後方視的に検討した。【結果】6人8妊娠に妊娠中LAを行った(表)。ホモ接合体の4人は妊娠前から、その他の2人は、冠動脈疾患を有するため妊娠中にLAが開始された。妊娠後期にはLA頻度を増やし、半数で血圧低下などの合併症に対し、吸着法(DSA)から二重膜濾過法(DFPP)への変更が必要であった。冠動脈病変を持つ2例で不整脈などを認めたが、新たな虚血性合併症は無かった。全例満期産で、在胎不当過小児(SGA)を2例に認めた。【結論】DSAでは、妊娠後半に血圧低下や気分不良が出現しやすいが、DFPPへの変更で症状を回避できた。妊娠中も適切にLAを施行することにより、周産期の虚血性合併症なく分娩管理が可能であった。
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後藤 武, 堀 雅弥, 加藤 尚嵩, 花田 慶乃, 加藤 隆太郎, 小笠原 順子, 橋場 英二, 福田 幾夫
生体医工学
2019年
Annual57 巻
Abstract 号
S243_1
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/27
ジャーナル
フリー
【背景】補助循環施行中必要不可欠な抗凝固療法により,大量出血を認めたが,離脱救命し得た症例を経験したので報告する.【臨床経過】患者は66歳,体重49kg女性.PF比60未満の重症インフルエンザA型肺炎に対して右大腿静脈から21Fr脱血,右内頸静脈から16Fr送血を行い,ヘパリン400IU/hの抗凝固療法,血流量2.6L/min/m2補助による静脈脱血-静脈送血体外式膜型人工肺(V-V ECMO)を導入した.ACT160秒程度で順調にECMO管理していたが,導入9日目にHb4.3g/dlに達する後腹膜から腹腔内への出血を認めた.導入10日目に内腸骨動脈分枝の出血に対する血管内治療による動脈塞栓術施行したが,著明な横隔膜挙上と血胸を伴い,一回換気量1ml/min/kg程度の換気困難を呈した(図).その後抗凝固療法の減量ならびに大量輸血による凝固因子の補充,血液浄化による除水を行い,導入26日目出血制御ならびに酸素化能の改善を認めECMO離脱となる.【結論】本症例ではECMO管理中に適切な抗凝固療法を行っていたにも関わらず,後腹膜腔内大量出血から横隔膜挙上を伴う換気困難を呈した.血管内治療ならびに凝固因子の大量補充などの積極的な治療により出血を制御し救命し得た症例を経験した.
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日本血管外科学会雑誌
2014年
23 巻
2 号
201
発行日: 2014年
公開日: 2014/04/25
ジャーナル
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