【目的】透析患者の症候性・再発性中心静脈病変に対するDrug-coated balloons(DCB)の効果を検討する.【方法】2021年6月–2025年9月までに,中心静脈病変(ステント内狭窄・閉塞病変含む)に対してDCBを初回使用した27例を対象とし,DCBの効果を検証する.【結果】DCB初回使用前後の標的病変開存率は6カ月で30% vs 77%と有意にDCB使用後で改善していた.DCB繰り返し使用の効果は初回vs 2回目で有意差はなかった.サブグループ解析では,前拡張にPeripheral cutting balloon(PCB)を使用した群がPCB非使用群よりも有意差はないものの開存率が良好な傾向にあった.【結論】再発性中心静脈病変に対してDCBの初回使用効果は良好で,2回目の使用でも同様の開存率が得られた.前拡張にPCBを使用すると開存率が良好な傾向が認められた.
【目的】当科における胸腹部大動脈瘤に対するhybrid TEVARの成績,とくに周術期DICと出血性合併症について考察する.【方法】2011年1月~2022年9月にhybrid TEVARを施行した15例を検討し,術後成績,周術期DICおよび出血性合併症の評価を行った.【結果】術後30日死亡は脳出血の1例(6.7%)であった.術前DICを5例に認めたが,術後DICは11例と増加し,そのうち3例で出血性合併症を認めた.単変量解析では,出血性合併症のリスクとして術前FDP値,ステントグラフト治療長,大動脈瘤内血栓量が示唆された.【結論】胸腹部大動脈瘤に対するhybrid TEVARは,ハイリスク患者における有用な選択肢である.しかし,術後DICの頻度が高く,それに伴う出血性合併症は致命的となるため,十分なリスク評価を行い,出血性合併症を未然に防ぐための治療介入を検討すべきと考えられた.
【目的】バージャー病(TAO)は,動静脈の血栓性閉塞部の血栓と血管壁の炎症性変化を認める疾患として報告され,しばしば壊死のため肢切断に至る難治疾患である.診断するうえで重要な所見であるコルクスクリュー側副路(CS)は,主として血管造影で診断されるが,超音波検査にて評価することも可能である.【方法】TAOと診断された22例に対し,血管造影でのCSの診断に基づき超音波検査を加え,周囲の神経や動脈との関係を観察した.【結果】全例にてCSの同定が可能であり,さらにCSと神経が伴走していることが確認できた.CSの存在部位は閉塞した動脈周辺以外にも存在し,神経内・外を伴走するものが確認でき,神経栄養血管が発達した側副路であることが示唆された.【結論】CSを検索する場合は動脈周囲だけでなく,動脈と伴走しない神経が走行している部位についても観察することが重要である.
ポスターセッション(PO)
公開日: 2010/04/23 | 19 巻 2 号 p. 357-436
2020年改訂版大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン—胸部・非解離—
公開日: 2021/08/26 | 30 巻 4 号 p. 247-250
志水 秀行
ポスター(P)
公開日: 2023/07/13 | 32 巻 Supplement 号 23-suppl-S21
一般演題(O)
公開日: 2014/04/25 | 23 巻 2 号 p. 323-439
ポスター (P)
公開日: 2016/06/21 | 25 巻 Supplement 号 p. S379-S531
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