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クエリ検索: "抗血清"
17,310件中 1-20の結果を表示しています
  • 野崎 真澄, 小林 英司
    Archivum histologicum japonicum
    1979年 42 巻 3 号 201-219
    発行日: 1979年
    公開日: 2009/02/20
    ジャーナル フリー
    脊椎動物各綱数種の動物を用いて, 黄体形成ホルモン放出ホルモン (LHRH) の脳内分布を酵素抗体法で調べた. 抗合成LHRH血清として, 調製法の異なる2種類の
    抗血清
    (
    抗血清
    I: 抗Tyr5-BSA-LHRH血清;
    抗血清
    II: 抗Gly10-BSA-LHRH血清) を用い,
    抗血清
    のちがいが特異的反応に及ぼす影響もあわせて検討した. その結果, 四足動物では, 調べられたすべての種 (表1) で,
    抗血清
    I, IIのいずれを用いても, 正中隆起の神経軸索終末にLHRHが検出されたが, 検出の程度は
    抗血清
    Iの方が,
    抗血清
    IIに比べて強い(表1). ネコ, アオダイショウ, ウシガエル, アフリカツメガエル, シリケンイモリでは
    抗血清
    I, IIのいずれにおいても, LHRHを含む神経細胞体が主として中隔核-視索前野の部位に検出された. 一方, モルモットでは,
    抗血清
    Iを用いた場合にのみ, LHRH神経細胞体が, 中隔核-視索前野と視床下部腹内側部の両方の部位に検出された. これらLHRH神経細胞体が検出された種の多くでは, それらの神経細胞体から正中隆起に至る神経経路も明らかとなった. 魚類では, ウナギとクサフグで,
    抗血清
    I, IIのいずれを用いても, 神経下垂体にLHRH神経軸索終末が検出されたが, 検出の程度は
    抗血清
    Iの方がより強い. またヤツメウナギでは,
    抗血清
    Iにより, 神経下垂体外層全体に非常に多量のLHRH神経軸索終末が検出されたほか, 視索前核に多数の陽性神経細胞体が検出されたが,
    抗血清
    IIでは 神経下垂体にも陽性物質はほとんど検出されなかった. 一方ニジマス, ドジョウ, メダカ, ドチザメ, ヌタウナギでは,
    抗血清
    I, IIのいずれを用いても, LHRHは脳内にまったく検出されなかった.
  • 川村 抱三
    Archivum histologicum japonicum
    1955年 9 巻 1 号 11-19
    発行日: 1955/08/20
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    先ずホルマリン蒸気で固定せられた山羊赤血球に
    抗血清
    を作用させ, その分子構密度の変化が関氏燐モリブデン-核牢赤法とアツァン法により検べられた.
    抗血清
    が長く作用するほど, また濃い
    抗血清
    が作用するほど, 山羊赤血球の分子構造が強く疎化し, 大分子染料によく染まるようになることが知られた. これは主に赤血球から分子構密度の高い血球素が溶出するによる.
    またホルマリン蒸気で固定された鵞口瘡菌と生のままのものに
    抗血清
    を作用させ, その分子構密度の変化がアツァン法により観察された. ここでも
    抗血清
    の長く作用するほど, また濃い
    抗血清
    が作用するほど, 鵞口瘡菌の分子構造が強く疎化する. これは主に菌膜の破壊と菌体成分の溶出の結果であろう.
  • 第4編 ちふす抗血清菌ノ被凝性
    江龍 一彦
    日本微生物學病理學雜誌
    1930年 24 巻 13 号 2373-2396
    発行日: 1930/12/01
    公開日: 2009/10/09
    ジャーナル フリー
  • 後藤 和文, 田中 耕作, 寺尾 俊弘
    日本畜産学会報
    1986年 57 巻 7 号 614-619
    発行日: 1986/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    神経葉ホルモンの一つであるアルギニン•バゾトシン(AVT)の
    抗血清
    は,海外の数ヵ所の研究室で作製されているにすぎない.そこで本研究ではAVTとHumanIgGの結合体を雌ヤギ(一頭)と雌ウサギ(二羽)に定期的に投与することにより,AVTに対する
    抗血清
    の作製を試みた,
    いずれの動物も投与回数がふえるにつれて抗体の力価の上昇がみられたが,特にウサギNo.2において高い力価の
    抗血清
    が得られた.19回目の投与後一週間目にウサギNo.2から得られた
    抗血清
    は最終希釈倍率,約100,000倍でRIAに用いるには十分な力価であった.この
    抗血清
    はアルギニン•バゾプレッシン(AVP)と51.3%の交叉反応を示したが,オキシトシンとメゾトシンとはほとんど交叉反応を示さなかった.一方,両棲類,爬虫類および鳥類の血清並びに下垂体後葉にはAVPが検出されていない.したがって,本実験で作製したウサギNo.2の
    抗血清
    を用いて,前述の動物から得たサンプル中のAVT量をRIA法で測定することができる.
  • 真保 俊, 小早川 隆敏, 石山 紘, 増田 和茂
    Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene
    1976年 4 巻 3-4 号 207-211
    発行日: 1976/12/15
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    Leishmania donovaniのpromastigote formをBHK 21に感染させて標的細胞とし, これに同原虫とFreund's complete adjuvantを混ぜて感作したモルモットからの感作脾細胞及び
    抗血清
    を加え, in vitro細胞障害性試験を行ったところ,
    抗血清
    に補体の存在下で著明な標的細胞破壊が認められたが, 感作脾細胞及びFreund's complete adjuvant単独免疫
    抗血清
    では細胞障害能はみられなかった。又, 非感染BHK21を標的細胞とすると
    抗血清
    にも障害能はみられず, 同原虫の防御免疫における, 液性抗体の重要性を示唆する結果を得た。
  • 前田 孚憲, 井上 成信
    日本植物病理学会報
    1985年 51 巻 1 号 8-15
    発行日: 1985/01/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ホルマリン固定したキュウリモザイクウイルスを家兎に静脈注射して得た
    抗血清
    (As-VF-IV),無固定のウイルスを筋肉注射して得た
    抗血清
    (AS-V-IM)およびCaCl2処理により調製したD-protein (Dp)を筋肉注射して得た
    抗血清
    (As-Dp-IM)に含まれる抗体の性質を調べた。
    それぞれの
    抗血清
    からSephadex G-200を用いてイムノグロブリンを分離し,それらの抗体活性を調べた結果,いずれの
    抗血清
    もIgGに活性が認められた。なお,As-VF-IVではIgMにも弱い活性が検出された。
    これらの
    抗血清
    をウイルス粒子(Vp)あるいはDpで吸収し,それらの抗体活性を調べた。また,これらの
    抗血清
    から,ウイルス-抗体結合物を酸性条件下で解離させることによりVpに対する抗体を,DpをリガンドとしたアフィニティクロマトグラフィーでDpに対する抗体をそれぞれ精製した。
    抗血清
    の相互吸収試験,精製抗体の反応性およびそれらを用いた吸収試験の結果から,1) As-VF-IVはVpに対する特異抗体および少量のVpとDpとに共通の抗体を含む,2) As-V-IMはVpとDpのそれぞれに特異的な抗体および両者に共通の抗体を含む,3) As-Dp-IMはDpに特異的な抗体およびVpとDpとに共通の抗体を含むことが明らかになった。
    また,F(ab')2 ELISAを用いて,それぞれの
    抗血清
    に含まれるVpおよびDpに対するIgG抗体を測定することができた。
  • 森 純一, 富塚 常夫, 正木 淳二, 仮屋 堯由, 辻村 信一, 鈴木 修, 都司 和康, 矢内原 昇
    日本畜産学会報
    1979年 50 巻 4 号 240-246
    発行日: 1979/04/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    馬を免疫動物として,性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)に対する
    抗血清
    の作製を試みた.抗原としてはcarbodiimideを結合剤として,GnRHにうさぎ血清アルブミンを結合させたものを用いた.免疫は抗原をFreund's complete adjuvantとともに混和し,馬の頸側,背部ならびに臀部の皮内および皮下の多数個所に分けて注射した.5回の免疫ののち,良好な
    抗血清
    を得ることができた.得られた
    抗血清
    は3,200倍に希釈して,radioimmunoassayで22.5%の結合能を示した.
    抗血清
    の生物学的作用を知るために,in vitroでGnRHと反応させたが,反応後GnRHの生物学的作用は抑制され,GnRHによるうさぎの排卵反応が阻止された.本
    抗血清
    によるGnRHのradioimmunoassay法の検討を行った結果,2,000倍希釈の
    抗血清
    を用いた場合,GnRHの0.5~50.0ng/mlの間でほぼ直線的な用量反応曲線を得ることができた.またこの
    抗血清
    は合成甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(合成TRH),黄体形成ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)とは交叉反応を示さなかった.
  • 相野 公孝, 土屋 健一
    日本土壌肥料学雑誌
    1995年 66 巻 5 号 560-562
    発行日: 1995/10/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 笹谷 孝英, 山本 孝〓
    日本植物病理学会報
    1995年 61 巻 2 号 130-133
    発行日: 1995/04/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    間接-ELISAを用いてウリ類に発生する3種のpotyvirus(カボチャモザイクウイルス:WMV2,ズッキーニ黄斑モザイクウイルス:ZYMV,パパイア輪点ウイルス-W: PRSV-W)を検出する場合は,3種の
    抗血清
    は異種ウイルスにも反応を示す。特にWMV2の
    抗血清
    はZYMVに,ZYMVの
    抗血清
    はWMV2と強く反応を示し,両ウイルスの識別が困難である。この交差反応をなくすため異種ウイルスで
    抗血清
    を吸収することを試みた。そこで,異種ウイルスの純化試料を0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH 9.6)で処理したもの,あるいは感染葉を0.05M炭酸ナトリウム緩衝液(pH 9.6)で磨砕し,0.02Mトリス緩衝液(pH 7.5)で透析したもので,
    抗血清
    を希釈して用いるとこの交差反応は抑えられ,本法によりWMV2, ZYMV, PRSV-Wを特異的に検出することが可能となった。
  • 横田 勝司, 坂口 平, 鈴木 益子
    真菌と真菌症
    1972年 13 巻 4 号 203-206_1
    発行日: 1972/12/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    A. fumigatus, A. niger, S. cerevisiae
    抗血清
    に対する A. fumigatus, A. niger, P. chrysogenum ガラクトマンナン, T. interdigitale, T. granulosum 粗ガラクトマンナン画分の血清学的交叉性について検討した.
    A. fumigatus ならびに A. niger
    抗血清
    は各ガラクトマンナンと強い交叉性を示し, 寒天ゲル内沈降反応では完全に融合する2本の沈降線を認めた. T. interdigitale, T. granulosum 粗ガラクトマンナン画分とは弱い交叉性を示した. ガラクトマンナンの希酸水解法によるフラノース環の水解により反応性が消失し, 得られたマンナン画分は S. cerevisiae
    抗血清
    と弱い交叉性を示したが, S. cerevisiae マンナンで吸収した
    抗血清
    とは反応を示さなかつた.
  • 花田 信弘, 山下 喜久, 柴田 幸江, 竹原 直道
    口腔衛生学会雑誌
    1990年 40 巻 1 号 89-93
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    齲蝕原性細菌Streptococcus sobrinusは菌体外に数種のグルカン合成酵素を分泌する。最近, 我々はS. sobrinus AHT株の培養上清から第4グルカン合成酵素を精製する事に成功した。本研究では, この酵素に対するウサギ
    抗血清
    を用いて第4酵素遺伝子の一部をクローニングし, 第4酵素の存在を確実なものにした。
    Sau3 AIで部分切断したS. sobrinus AHT株の染色体DNAをBamHIで切断したpUC18につなぎ, 大腸菌の形質転換を行なってクローンパンクを作製した。形質転換株をニトロセルロース膜上に移した後, クロロホルム蒸気で溶菌した。この膜を用いて
    抗血清
    によるスクリーニングを行なったところ, 第4酵素に対するウサギ
    抗血清
    と強く反応するクローンYS689を検出した。このクローンが産生する蛋白は第4酵素に対する
    抗血清
    とのみ反応し, 他のグルカン合成酵素に対する
    抗血清
    とは反応しなかった。
  • 第2編 抗血清菌ノ證明
    片岡 貞義
    日本微生物學病理學雜誌
    1939年 33 巻 7 号 798-808
    発行日: 1939/07/01
    公開日: 2009/09/16
    ジャーナル フリー
    溶菌斑形成極メテ著明ナル大原菌ヲ健常家兎血清中ニ累代培養スル時ハ遂ニ血清ノ作用ヲ受ケザル
    抗血清
    菌ヲ得ル事ヲあれきしん平板檢出法ヲ用ヒテ證明セリ.
    上述ノ如ク余ハ平板檢出法ヲ用ヒテ大原菌ノ健常家兎血清ニ對スル
    抗血清性獲得ノ状態及抗血清
    菌ヲ寒天斜面培養基及ビぶいよんニ累代移植培養シテ其
    抗血清
    性喪失ノ歌態ヲ觀察シタルニ實驗成績ニ示シタルガ如ク極メテ明確ニ其經過ヲ觀察スルヲ得タリ.
    乃チ大原菌ヲ健常家兎血清中ニ累代移植スル時ハ早キ時ハ既ニ第3回移植ニョリテ大原菌ハ
    抗血清
    性ヲ得ルヲ知レリ.
    一度
    抗血清
    性ヲ得タル大原菌ハ引績キ血清中ニ累代移植培養スル時ハ永ク共性質ヲ保持セリ.
    斯ノ如キ
    抗血清
    菌ノ生物學的諸性質ニ就キテ檢査シクルモ上述ノ如クころにーノ状態, 培養基上ノ諸性質糖分解等ニ於テ普通菌ト大ナル差異ヲ認メズ.又
    抗血清菌ノ抗血清
    性ハ同種動物血清ニ對シテハ極メテ著明ニシテ異種動物血清ニ對シテモ尚良ク其性質ヲ保持スルヲ知レリ.
    斯ノ如キ
    抗血清
    菌ヲ塞天斜面培養基及ビぶいよんニ累代移植培養ヲ試ミタルニ早キ時ハ第.2回移植培養後, 遅キ時モ数回ノ累代移植培養後ニ
    抗血清
    性ヲ失フ事ヲ認メクリ.
    以上ノ如キ經過ヲ余ハ平板檢出法ヲ用ヒテ溶菌斑形成状態ヲ觀察スル事ニョリテ極メテ簡單ニ且明瞭ニ證明スル事ヲ得タリ.
  • 夏野 義啓
    体育学研究
    1993年 38 巻 2 号 125-137
    発行日: 1993/07/01
    公開日: 2017/09/27
    ジャーナル フリー
    薬物のドーピング効果に関する基礎的研究という観点から, カフェインがマウス(ddY系, 8および9週齢, 雄性)の移動運動に及ぼす影響を検索した. 実験はまず, 行動薬理学の分野で多く使われている実験動物自発運動量測定装置(Animex)を使用し, 自発運動量の測定と同時に行動の観察を行い, 1.0-8.0mg/kgのカフェインが異常行動を伴うことなく調整のとれた自発運動を増加させることを見定めた. 次いで,著者が考案・製作した移動運動追跡装置(locomotor activity tracer)を 使用して, 1.0, 2.0, 4.0および8.0mg/kgのカフェインがマウスの移動運動に及ほす影響を移動回数および移動速度を指標にして分析した. その結果, カフェインにおいて移動回数の増加および移動速度の亢進等ドーピングとして考えられる影響が認められた.
  • 向山 明孝, 吾郷 一利, 小崎 正己, 田中 一栄, 鈴木 正三
    日本畜産学会報
    1977年 48 巻 3 号 153-160
    発行日: 1977/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ブタの白血球型分類および
    抗血清
    の標準化のため,著者およびフランス人のVAYMANらが豚同種皮膚移植免疫によって分類作製した合計23種類(59例)の抗リンパ球型血清について比較同定試験を行った.抗豚リンパ球型血清はいずれも細胞毒抗体(cytotoxic antibody)であり,その抗体価は16倍-8,192倍であった.また,25例の豚リンパ球panel cellsを用いて,リンパ球細胞毒試験(lymphocytotoxity test)によってリンパ球型反応パターンを得たのち,
    抗血清
    相互の同定試験を行ったところ,N1•N2•N3•N10系の
    抗血清
    は抗SL-A4を,またN6•N7系の
    抗血清
    は抗SL-A1をそれぞれ一部共通特異性抗体として含有し,さらにN4は抗SL-A2,N8はSL-A未分類抗体(No. 1526)とほぼ同一の特異性を示す
    抗血清
    であった.しかし,N5およびN9はSL-A系抗体の17種類には適合せず,新たに分類された抗豚リンパ球型抗体と考えられる.
  • 藤田 清貴, 櫻林 郁之介, 河合 忠, 草〓 睦子, 寺邑 能実, 山田 博豊, 竹山 英夫
    生物物理化学
    1990年 34 巻 1 号 19-23
    発行日: 1990/02/15
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    構造異常と考えられる低分子IgGの出現した多発性骨髄腫のきわめて稀な1症例を経験し検討を加えた. 精製されたIgG型M-蛋白は, 抗γFab
    抗血清
    , 抗γCH2ドメイン
    抗血清
    には全く反応しなかった. SDS-PAG電気泳動では, 2-ME処理前で94,000と99,000の2本のバンドが, 処理後では44,000と28,000のバンドがそれぞれ観察された. Western blotting 法により, 44,000のバンドは抗γ鎖
    抗血清
    , 抗γFc
    抗血清
    と, 28,000のバンドは抗λ鎖
    抗血清
    とそれぞれ反応することが確認された. γ鎖の subclass はIgG2であるにもかかわらず Protein Aに結合性を示さないこと, 抗γCH2ドメイン
    抗血清
    には全く反応しないこと, 正常γ鎖に比較し分子量が約6,000ダルトン小さいこと, などからCH2ドメインの欠損が強く示唆されるとともにλ鎖がダイマーとして異常γ鎖に結合している可能性が考えられた.
  • 印牧 美佐生
    日本畜産学会報
    1978年 49 巻 3 号 173-179
    発行日: 1978/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ウシのBシステムにおいて対称的亜型を示すG血球抗原群(G1,G2,Gx)の免疫学的関係を,同種免疫による抗体産生能と
    抗血清
    の吸収試験により調べた.また,これまでわが国になかった抗-G1
    抗血清
    を新たに作成し,G抗原群の発現の遺伝的単位の確認を行なった.1) G抗原群の発現の遺伝的単位としてG1G2 (G1とG2抗原をもつもの,以下同様),G2Gxおよび"-"型のほか,新たにG2型が見出された.2) 抗-G1抗体は,G1G2型血球を"-"型のウシに免疫することによって産生され,単離された
    抗血清
    は標準血球により抗-G1であることが同定された.この
    抗血清
    は,G2Gx型の一部に弱い交叉反応を示した.抗-G2および抗-Gx抗体は,G2Gx型の血球を"-"型のウシに免疫することにより産生された.抗-Gx
    抗血清はこの未吸抗血清
    をG1G2あるいはG2型血球で吸収することにより単離された.また,通常の抗-G2
    抗血清
    は抗-(G2+Gx)の組成であることがわかった.3) 抗-G1
    抗血清
    は,G1G2,G2GxおよびG2型血球による吸収で抗体活性を失った.すなわち抗-G1抗体はG1G2型血球のみを溶血させるが,G1あるいはG2抗原をもつすべての血球と結合することが判明した.抗-G2
    抗血清
    はG2抗原をもつすべての型の血球と結合し,これらを溶血させた.抗-Gx
    抗血清
    はG2Gx型血球とのみ結合し,これを溶血させた.4) G1とG2およびG2とGx抗原の関係を,遺伝的な発現様式から比較すると,G1とGxはいずれもG2の存在下ではじめて出現する対称的亜型の関係にあった.しかし免疫学的にはG1とG2は交叉反応を示す類似した抗原構造であり,一方G2とGxとの間には抗原的に明確に区別できる差異が存在していた.
  • 柴山 五郎, 豐田 秀造
    細菌學雜誌
    1906年 1906 巻 130 号 607-623
    発行日: 1906/09/10
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
  • 兒島 勝雄
    日本微生物學病理學雜誌
    1943年 37 巻 11 号 767-827
    発行日: 1943/11/01
    公開日: 2009/08/24
    ジャーナル フリー
    人淋巴肉腫,家兎肉腫,人癌腫,人血管腫ヲ抗元トシテ夫々ノ同名家兎
    抗血清
    ヲ作リ,更ニ抗人腎臟肉腫家兎血清,淋巴肉腫症患者血清,肉腫罹患家兎血清ヲモ加ヘテ,之レ等抗元及ビ
    抗血清
    ヲ種々ナル組合セニ混和シタル場合ノ補體結合反應ヲ容量的補體結合反應檢査法(鳥潟教授)ニ從ヒデ檢シタリ.其ノ結果人淋巴肉腫及ビ家兎肉腫ノ抗元ハ夫々ノ同名
    抗血清
    トノ混和ニ於テERR型陽性補體結合反應ヲ示シ,且ツ其ノ際いむべぢん現象ヲ陽性ニ示現シタリ.然レドモ,肉腫性抗元ヲ異名肉腫
    抗血清
    ト混和シタル場合ニハ, FRR型陽性補體結合反應ヲ示シ,人癌腫及ビ人血管腫ノ
    抗血清
    ,肉腫罹患生體ノ血清等トノ混和ニ於テハWaR型陽性補體結合反應ヲ示シタリ.人癌腫及ビ人血管腫ノ抗元ハ夫々ノ同名
    抗血清
    トノ混和ニ於テモ,異名腫瘍ノ
    抗血清
    トノ混和ニ於テモWaR型陽性補體結合反應ヲ示シタリ.即チ人淋巴肉腫及ビ家兎肉腫ノ抗元ハ眞性抗元ニシテ又ふ氏抗元蛋白體ヲ混有シ,人癌,人血管腫ノ抗元ハ假性抗元ナリ.
  • 第1編 連鎖状球菌ノ抗血清菌ノ性状ノ變化
    江龍 一彦
    日本微生物學病理學雜誌
    1931年 25 巻 2 号 219-236
    発行日: 1931/02/01
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    余ハ連鎖状球菌ノ
    抗血清
    菌性状ノ變化ヲ研究セント欲シ, 各種ノ連鎖状球菌ヲ用ヒテ實驗ヲ行ヒタルニ, 孰レモ集落ノ變化, 毒力低下ヲ來シ, 被凝集性減弱, 自藏凝集性ノ増大, 酸凝集反應至適點ノあるかり一性側移行, 補體結合反應及沈降反應性ノ減弱, 溶血性ノ低下等ヲ見タルノ他, 菌種ニヨツテ其ノ他ノ興味アル變化ヲ認メタリ.
  • Pissawan CHIEMSOMBAT, 村山 晶子, 池上 正人
    日本植物病理学会報
    1991年 57 巻 4 号 595-597
    発行日: 1991/10/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Tomato yellow leaf curl virus (TYLCV)(タイ分離株)の純化標品を用いて
    抗血清
    を作製した。作製されたTYLCV
    抗血清
    は寒天ゲル二重拡散法で,TYLCV純化標品に対して1本の沈降線を形成し,力価は1/128であった。このようなTYLCV
    抗血清
    を用いてTYLCVとタバコ巻葉ウイルス(TLCV)(日本分離株)との血清学的な関係を調べたところ,TYLCVはTLCVと同じ抗原決定基をもっていた。TYLCVはタイで分離されたジェミニウイルスであるmungbean yellow mosaic virus (MYMV)と寒天ゲル二重拡散法で分枝線を形成することから,両ウイルスは血清学的に判別できることが証明された。
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