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クエリ検索: "新平イ族タイ族自治県"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 李 永祥, 林 梅
    関西学院大学先端社会研究所紀要
    2012年 8 巻 19-42
    発行日: 2012年
    公開日: 2021/05/15
    ジャーナル フリー
    本稿では、中国西南少数民族地域における持続可能な発展について、環境の安全性をめぐる郷村発展と国家権力の関係をもとに議論することを目的にした。主に、国家権力による郷村発展に対する関心事、村民に対するサービス、地方の郷村発展に対する評価などと、環境問題と関連する持続可能な発展、環境の安全、そして資源管理と分配といった問題を中心に検討するために、中国雲南省
    新平イ族タイ族自治県
    水塘鎮の大規模地滑りによる土石流に注目した。水塘鎮におけるタイ族村、漢族村、イ族村を調査対象にして、土石流による災害状況と災害後の対応を詳細に考察し、紅河流域の郷村発展、環境変化、国家権力及び民族関係について論じた本稿の考察・分析は、少数民族地域にお ける和諧社会の構築を反映する縮図となっている。その結果、土石流による地質災害と、それらによる人類の生活に対する影響を明らかにし、郷村政策、環境安全および経済発展を総合的研究の範疇に入れた持続可能な発展の論理問題を考えなければならないことを明確にした。
  • -中国雲南省新平イ族タイ族自治県における文化的再開発-
    村島 健司, 林 梅, 荻野 昌弘, 西村 正男
    関西学院大学先端社会研究所紀要
    2015年 12 巻 1-15
    発行日: 2015年
    公開日: 2021/05/15
    ジャーナル フリー
    国民国家は、今日の社会において政治的、社会的秩序を維持するための支配的な形態である。しかし、歴史的には国家の統治によらない仕組みを作り出してきた社会が存在する。本研究では、こうした社会が、国家に組み込まれることによってもたらされる社会変動に対してどのように向き合っていくのかについて、中国雲南省
    新平イ族タイ族自治県
    の事例をもとに、とりわけ改革開放以降の文化的、そして社会的変動に焦点をあてながら検討する。新平県における文化変容を理解するために、本稿では、〈文化的再開発〉という概念を提示する。「伝統の創造」や「再帰的近代化」といった類似の概念に対して、文化的再開発概念は、経済開発と文化変容が密接に関わっていることを強調する。新平県の少数民族は、程度の差こそあれ、国家が促進する経済開発に服従し、経済や政治の要求に応じて自らの文化を再開発して表象することを余儀なくされている。たとえば、都市開発において建造されたモニュメントは、政府が意図する簡素化された少数民族の文化を表象する。あるいは、観光開発に伴い新たな舞踊が創造され、それが観光客の前で上演される。しかしながら、これらは国家の権力に対する単純な服従を意味する訳ではない。そこでは同時に、少数民族自身が自らの生活スタイルを保護しようとする試みも、観察することができるのである。
  • 御茶の水書房 2016年10月
    林 梅
    村落社会研究ジャーナル
    2018年 24 巻 2 号 46-47
    発行日: 2018/04/25
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー
  • ―西双版納タイ族における多元的医療体系を事例として―
    磯部 美里
    21世紀東アジア社会学
    2023年 2023 巻 12 号 34-46
    発行日: 2023/03/01
    公開日: 2023/03/03
    ジャーナル フリー

     This paper is to focus on the treatment practices of Dai medicine of the Dai people living in Xishuangbanna, Yunnan Province, China. I discuss the Medical Pluralism in the area by examining the treatment methods and contents of Ethnic medicine, the relationship between ethnic doctors and patients, the purpose of their visits and reasons, through field research. Besides, I considered the meaning and significance of ethnicity for those who practice ethnomedicine.

    Through this paper, I found that the people who use Dai medicine do so for economic, linguistic, geographical, and cultural reasons; that it is used not only by the local Dai people, but also by Dai, Han, and other ethnic groups in other regions, as well as people outside the country and that it is used in a complex, multidisciplinary manner. I have pointed out that people who use ethnomedicine are not concerned with which ethnicity the medicine is from, but rather with its therapeutic effects.

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