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クエリ検索: "日本の侵略的外来種ワースト100"
51件中 1-20の結果を表示しています
  • 佐藤 一至, 金田 吉弘
    農作業研究
    2014年 49 巻 3 号 97-104
    発行日: 2014/09/20
    公開日: 2015/03/20
    ジャーナル フリー
    秋田県能代市河戸川地域のハリエンジュ(Robinia pseudoacacia)防風林に隣接する砂丘畑において,ネギ(Allium fistulosum)の葉鞘湾曲症状が問題になっている.そこで,ネギの湾曲症状とハリエンジュとの関係を解明し,その予防策を検討した.圃場試験の結果,ハリエンジュ林に近くなるにつれてネギの湾曲症状の発生率が高まる傾向にあり,特にハリエンジュ林から5 m以内に栽植された株は,湾曲症状の発生頻度が高く,かつ湾曲の程度も大きかった.そこで,ネギ湾曲症状の対策技術として,ハリエンジュ林を伐採した圃場で栽培したところ,ネギの湾曲株率は低減した.次に,ネギの湾曲症状に及ぼすハリエンジュからの落下部位の影響を明らかにするため,ネギを栽植したポットの上にハリエンジュから採取した花または葉を株元に敷きつめて栽培したところ,花を敷いた区においてのみ湾曲症状が発現することがわかった.このことから,ネギの地際部に花が直接触れないように被覆資材で覆ったところ,湾曲症状の発生頻度は低く,湾曲の程度も小さかった.以上のことから,ネギの湾曲症状への対策としては,ハリエンジュ林から5 m以上離れたところから栽培すること,または花の落下時期を回避するネギの作付け体系の確立が考えられた.
  • 淀 太我, 井口 恵一朗
    水産増殖
    2003年 51 巻 1 号 31-34
    発行日: 2003/03/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    長野県大町市を流れる農具川で外来魚コクチバスの仔稚魚9群が確認され, この中の1群で保護親魚が同時に観察された。これは本邦の流水域における繁殖の初記録である。
    各群れの平均体長は9.8~22.8mm (屈曲期仔魚~稚魚) で, 各仔稚魚群の出現箇所内において, 仔稚魚の出現した観測点の流速は最大3.2~61.1cm/sを示した。仔稚魚は成長にともなってより速い流心部に進出すると考えられ, 一方産卵には緩流部が必要と考えられた。また, 農具川への侵入源と考えられる木崎湖と比較して農具川ではオオクチバスよりもコクチバスの比率が有意に高く, 本種の流水域への適応性の高さが明らかとなった。これらは, オオクチバスが定着しなかった本邦の河川中・上流域においてもコクチバスが定着して生物群集に悪影響を与える危険性を改めて強く示唆するものである。
  • 川瀬 基弘
    なごやの生物多様性
    2017年 4 巻 107-108
    発行日: 2017年
    公開日: 2023/05/08
    ジャーナル フリー
  • 縣 和一
    芝草研究
    2005年 34 巻 supplement1 号 20-27
    発行日: 2005/06/11
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 松澤 優樹, 森 照貴, 中村 圭吾
    土木学会論文集B1(水工学)
    2021年 77 巻 2 号 I_1435-I_1440
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/02/15
    ジャーナル フリー

     Kankakee川を対象に構築されたコクチバスの個体群モデルに対して,駆除により個体数が減少する効果を追加することで平衡個体数密度の変化や根絶にかかる年数を試算した.卵・仔魚,未成魚,成魚に対して単独で駆除を実施した場合,すべてのシミュレーションで根絶する(根絶率100%)にはそれぞれ,98%,74%,95%の駆除割合が必要であった.次に卵・仔魚を80%駆除する条件下において成魚,未成魚の駆除を追加した場合,個別で駆除するより,20%以上少ない駆除割合で根絶率を100%にできた.よって,実際に行われる密度管理において,卵・仔魚,未成魚,成魚を並行して駆除することが重要と考えられる.今後,本モデルをアップデートすることで,日本の河川への応用や低密度管理に必要となる駆除個体数や根絶にかかる年数などの試算精度の向上が期待される.

  • 白井 康子, 池田 滋, 伊藤 英夫, 横井 聰
    水環境学会誌
    2009年 32 巻 12 号 661-664
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/01/09
    ジャーナル フリー
    Japanese rose bitterling, Rhodeus ocellatus kurumeus, is an endangered freshwater fish in Japan. Both the expansion of the habitat of an alien subspecies, R. o. ocellatus, and the increased chances of hybridization between the two subspecies have threatened the genetic identity of R. o. kurumeus. To conserve R. o. kurumeus in Kagawa Prefecture, 17 populations were genetically monitored in 2006. Two individuals in a pond were found to harbor R. o. ocellatus type mitochondrial DNA through PCR-RFLP analysis. Then the contaminated population was transplanted to a closed Bio-top water system to prevent contamination in other ponds. Three-day pond drying was found to be insufficient to eradicate R. ocellatus.
  • 2014年までに発行された教科書の調査結果との比較を通して
    *土井 徹
    日本科学教育学会年会論文集
    2021年 45 巻 1
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/20
    会議録・要旨集 フリー

    現在,生活科において学習後のアメリカザリガニはどのように扱われているのかを明らかにするために2020年に発行された(2019年検定済みの)全ての生活科教科書(8社,16冊;上下各1冊)について,飼育後のアメリカザリガニの扱いに関する記載を調査した.その結果,アメリカザリガニを飼育対象としていた3社全てが飼育継続を推奨していることがわかった.加えて,記載の変遷を明らかにするために今回の結果を,1992~2017年の間に発行された(1991~2014年検定済みの)生活科教科書の調査結果(土井,2020)と比較した.その結果,生活科教科書における学習後のアメリカザリガニの扱いに関する記載は,約30年の間に記載なし,野外放逐の推奨,野外放逐・飼育継続の選択が消失し,飼育対象とする場合には飼育継続の推奨のみと変遷したことがわかった.

  • 淀 太我, 井口 恵一朗
    魚類学雑誌
    2003年 50 巻 1 号 47-54
    発行日: 2003/05/23
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    To elucidate the feeding habits of smallmouth bass Micropterus dolomieu in Japanese inland waters, the stomach contents of fish from Lakes Aoki and Nojiri, Nagano Prefecture, differing in catchment landscape, were analyzed. Specimens were collected from May 2000 to October 2001 in Lake Aoki and from June to December 2000 in Lake Nojiri. Prey importance was estimated from an index of relative importance (IRI, (percent of prey number+percent of prey weight) ×frequency of prey occurrence). The main prey in Lake Aoki were pond smelt (Hypomesus nipponensis) and a cyprinid (Tribolodon hakonensis), and in Lake Nojiri, a shrimp (Macrobrachium nipponense) and goby (Rhinogobius sp.). Aquatic and terrestrial insects were also important prey in spring and summer in both lakes. Principal prey changed ontogenetically from small bottom-dwelling an-imals (gobies or aquatic insects) to larger limnetic fish in both lakes. The results suggested that smallmouth bass will have deleterious effects on differing animal groups with growth.
  • 淀 太我, 井口 恵一朗
    水産増殖
    2004年 52 巻 4 号 395-400
    発行日: 2004/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    外来魚コクチバスの定着が確認されている長野県農具川で, 河川において本種が在来生物群集に与える影響を評価する目的で食性を調査した。調査区間の流心部流速は概ね60cm/s以上で流れは速い。供試材料は, 標準体長8.3~280.2mmの仔稚魚および成魚112個体である。農具川における主餌料は, コクチバスの体長を問わず水生昆虫であったが, 標準体長140mm以上の個体はアユやヤマメなどの魚類も捕食していた。また, 成長に伴い定住性の強い生物から, 匍匐性の生物に, さらに遊泳性の生物に食性が変化する傾向がみられた。本調査により, コクチバスは流水中でも遊泳性の魚類を捕食する能力を有することが明らかとなり, 食害が懸念される。さらに, 水生昆虫を主餌料とすることから, 河川に生息する在来の魚類の多くと, 餌資源を巡る競争者としても悪影響を与える可能性が高い。
  • 白石 理佳, 牛見 悠奈, 中田 和義
    応用生態工学
    2015年 18 巻 2 号 115-125
    発行日: 2015/12/28
    公開日: 2016/02/01
    ジャーナル フリー
    在来生態系への影響が問題となっている緊急対策外来種のアメリカザリガニを効率的に捕獲駆除できる篭および篭に用いる餌の種類を明らかにすることを目的とし,岡山市半田山植物園内の池で,篭の種類によるアメリカザリガニの捕獲効率比較実験(実験1)と篭に用いる餌の種類によるアメリカザリガニの捕獲効率比較実験(実験2)を行った.実験1 では,アナゴ篭,カニ篭,エビ篭を用いて,篭の種類別に本種の捕獲個体数を比較した.実験2 では,練り餌,チーズかまぼこ,冷凍ザリガニをエビ篭に用いて,餌の種類別に本種の捕獲個体数を比較した.実験1 の結果,アメリカザリガニはエビ篭で最も多く捕獲された.またエビ篭では,カニ篭とアナゴ篭に比べ,小型個体から大型個体までを含む幅広い体サイズのアメリカザリガニが捕獲された.実験2の結果では,練り餌を用いた場合で捕獲個体数が最大となった.以上,実験1と2 の結果から,アメリカザリガニの駆除を効率的に行うには,練り餌を餌としてエビ篭を用いるのが良いと結論した.
  • 牛見 悠奈, 宮武 優太, 筒井 直昭, 坂本 竜哉, 中田 和義
    応用生態工学
    2015年 18 巻 2 号 79-86
    発行日: 2015/12/28
    公開日: 2016/02/01
    ジャーナル フリー
    北米産外来種のアメリカザリガニは,在来生物の捕食などを通じて,在来生態系に深刻な影響を及ぼしている。 また,本種が掘る巣穴が水田漏水の原因になるなど水田管理上の問題も引き起こしている。このため,本種は緊急対策外来種と
    日本の侵略的外来種ワースト
    100
    に指定され,効率的な駆除手法の開発が求められている。 そこで本研究では,水田水域や河川・湖沼等に定着したアメリカザリガニの駆除に用いる人工巣穴の適したサイズを明らかにすることを目的として,本種による人工巣穴サイズ選好性実験を実施した。灰色の直管型の塩ビ管を人工巣穴とし,内径と長さの異なる人工巣穴をアメリカザリガニに室内水槽内で選択させた。その結果,人工巣穴の内径については,全長(X, mm)と好んで選択された内径(Y, mm)の間に Y=0.58X+4.26 という有意な回帰式が得られた。人工巣穴の長さについては,全長の 4 倍の長さの巣穴が好んで選択された。以上の結果をもとに,アメリカザリガニの駆除に用いる体サイズ別の人工巣穴サイズを提案した。
  • 土井 徹
    環境教育
    2019年 29 巻 2 号 2_44-48
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル フリー
  • 頭山 昌郁, 伊藤 文紀, 亀山 剛
    Edaphologia
    2004年 74 巻 27-34
    発行日: 2004/02/28
    公開日: 2017/07/20
    ジャーナル フリー
    Foraging activity of Argentine ant (Linepithema humile) in Japan during winter season, especially in relation with the temperature. Yoshifumi Touyama (Faculty of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Hiroshima 739-8521, Japan), Fuminori Ito (Faculty of Agriculture, Kagawa University, Kagawa 761-0795) and Takeshi Kameyama (Fukken Limited, Co., Ltd., Hiroshima 732-0052, Japan). Argentine ant Linepithema humile which has invaded in Hiroshima Prefecture, unlike other native ant species, foraged during winter season whenever it was warm enough to be active. The foraging activity of Argentine ant depended upon the ground surface temperature. Argentine ant did not forage on the ground when ground surface temperature was below 10°C. Comparing the climatic condition of areas infested with Argentine ant also suggested that Argentine ant might need the warm period (in which temperature was over 10℃) for their establishment.
  • 中田 和義, 竹原 早恵, 白石 理佳
    日本ベントス学会誌
    2017年 71 巻 2 号 90-101
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2018/04/17
    ジャーナル フリー

    To examine the effectiveness of different colored bottle traps for capturing an invasive crayfish Procambarus clarkii introduced from North America, we conducted two experiments (Experiments 1 and 2) in two ponds (the Onibasu and Raku-u-sho) in the Handayama Botanical Garden, Okayama, Japan. A set of traps consisted of three different colored bottles (black, white, and transparent). In Experiment 1, we compared the numbers of crayfish captured in different colored bottles; we set the three colored bottle traps with artificial bait at 10 stations in the Onibasu pond in the late afternoon and retrieved them early the following morning. In Experiment 2, we examined the difference in the numbers of crayfish captured during the day and at night; we set the same three colored bottle traps at 10 stations in the Raku-u-sho pond during the daytime and at nighttime and retrieved them in the late afternoon and early the following morning, respectively. In Experiment 1, there were multiple individuals in all of the traps, indicating that the plastic bottles were effective in capturing P. clarkii. The number of P. clarkii captured was significantly higher in the white and transparent traps than in the black traps. In Experiment 2, significantly more P. clarkii were captured at nighttime than during the day. The number of P. clarkii captured was not significantly different between the three colored bottles during the daytime. However, compared to the black traps, the white traps were significantly more effective in catching P. clarkii, but the effectiveness of the transparent traps was not significantly different from that of the black and white traps. Our results indicate that white or transparent plastic bottle traps were the most effective, especially at nighttime, for capturing invasive P. clarkii.

  • 河 鎭龍, 伊澤 智博, 北野 聡, 永田 貴丸, 坂本 正樹, 花里 孝幸
    陸水学雑誌
    2015年 76 巻 3 号 193-201
    発行日: 2015/02/05
    公開日: 2016/08/22
    ジャーナル フリー
     外来種であるオオクチバスの食性は,在来の魚類やエビ類,水生昆虫に対する捕食影響と関連づけて報告されることが多い。しかし,これらの餌生物が減少した後のオオクチバスの食性変化に関する知見は少ない。長野県白樺湖では,2000年から水質浄化を目的とした生物操作(Biomanipulation)が実施され,それまでオオクチバスの主要な餌となっていた小型魚類(主にワカサギ)が激減した。2009年にオオクチバスの食性を再調査したところ,成魚の主餌が動物プランクトン(カブトミジンコやノロ)に変化していることが明らかとなった。個体成長に伴ってオオクチバスが動物プランクトンから魚類に食性をシフトすることはよく知られているが,成魚がプランクトン食に強い依存性を示すという報告は限定的である。本湖における生物操作前後の比較から,オオクチバスはプランクトン食魚の減少とそれに伴う動物プランクトンの増加に柔軟に対応して食性を変更した可能性が示唆された。
  • 中野 貴瑛, 瀧本 岳
    昆蟲.ニューシリーズ
    2011年 14 巻 1 号 11-20
    発行日: 2011/01/05
    公開日: 2018/09/21
    ジャーナル フリー
    ヒロヘリアオイラガParasa lepidは庭木や街路樹にしばしば大量に発生する外来生物で,幼虫が毒棘を有することからも
    日本の侵略的外来種ワースト
    100
    に記載されている.ヨコヅナサシガメAgriosphodrus dohrniも外来生物であり,ヒロヘリアオイラガを捕食することが知られている.しかし,両者の関係は詳しく調べられていない.本研究では,ヨコヅナサシガメの存在がヒロヘリアオイラガの営繭数に与える影響を明らかにすることを目的とした.2009年の8月と10月に,千葉県内の4ヶ所の桜並木において,計355本のサクラを対象に,ヒロヘリアオイラガの当期繭数,ヒロヘリアオイラガの世代,ヨコヅナサシガメの有無を記録した.ヒロヘリアオイラガの当期繭数を応答変数として一般化線形混合モデルの当てはめを行った.赤池情報量基準に基づくモデル選択の結果,ヒロヘリアオイラガの世代とヨコヅナサシガメの有無,およびそれらの交互作用項を説明変数に含むモデルが,最適なモデルとして選ばれた.この結果から,ヨコヅナサシガメが木にいることは,その木のヒロヘリアオイラガの当期繭数を減らす効果があり,その効果は第2世代で特に強いことが分かった.ヒロヘリアオイラガの個体群動態に関する先行研究からは,第2世代成虫期から翌年第1世代繭期への個体群増加率が,成虫密度の増加に伴って上昇することが示唆されている.このことから,ヨコヅナサシガメの捕食によってヒロヘリアオイラガの第2世代の繭数が減少することは,翌年第1世代の発生量を抑制している可能性があると推測できる.また本研究が明らかにしたヒロヘリアオイラガとヨコヅナサシガメの外来生物間相互作用は,これらの外来生物対策には群集生態学的な視点が重要であることを示唆している.
  • 前迫 ゆり
    日本生態学会誌
    2022年 72 巻 1 号 1-
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/11
    ジャーナル オープンアクセス
    本特集は日本生態学会2020年大会で企画した自由集会「外来種の定着プロセス-森林、河川、湖沼、草原に侵入した外来種の侵略性と多様性」のプログラムをもとに企画したものである。さまざまな植生タイプに侵入、定着、拡散している外来種の生態的特性、拡散要因、種多様性への影響、保全・管理の課題などについて話題提供し、今後の生態系および生物多様性保全について議論することをめざした。
  • 牛見 悠奈, 白石 理佳, 中田 和義
    応用生態工学
    2015年 18 巻 2 号 139-145
    発行日: 2015/12/28
    公開日: 2016/02/01
    ジャーナル フリー
    本邦の水田水域や河川・湖沼等に定着している北米産外来種のアメリカザリガニは,在来生態系に与える影響が問題となっており,緊急対策外来種および
    日本の侵略的外来種ワースト
    100
    に指定されている.このため,本種の効率的な駆除手法の開発が必要とされている.本研究では,著者らが本種の駆除に用いることを推奨した好適なサイズの人工巣穴(牛見ほか 2015)によるアメリカザリガニの駆除効果について検討するため,内径と長さの異なる好適サイズの人工巣穴を岡山市半田山植物園の2 つの池に設置して本種を捕獲する野外実験を実施した.その結果,実験期間を通じて内径 20~56 mm の人工巣穴でアメリカザリガニが継続的に捕獲され,2 つの池での合計捕獲個体数は 51 個体であった.捕獲されたアメリカザリガニの体サイズは,頭胸甲長では 8 .1~35.7 mm,全長では 22.7~83.4 mm であり,小型個体から大型個体を含む幅広い体サイズのアメリカザリガニが人工巣穴で捕獲された.また,捕獲されたアメリカザリガニには抱稚仔個体 2 個体が含まれ,それぞれ 104 個体および 258 個体の稚ザリガニを抱えていた.したがって,稚ザリガニも含めると,本実験では計 413 個体のアメリカザリガニが捕獲駆除された.以上より,好適なサイズの人工巣穴はアメリカザリガニの駆除に有効であり,抱稚仔個体の捕獲も可能であることが明らかとなった.
  • 縣 和一
    芝草研究
    2005年 34 巻 1 号 34-39
    発行日: 2005/10/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 尼子 直輝
    雑草研究
    2007年 52 巻 3 号 137-140
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/06/21
    ジャーナル フリー
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