(JABEE) は1999年の設立以来5年を経て100プログラム以上の認定審査が実施された。またワシントンアコード (WA) 審査団によるJABEE認定システムの審査も実施され2005年のWAへの正式加盟を目指している。一方で, 技術者教育としての目標設定やデザイン教育への対応, 技術士資格との連携, 大学院技術者教育認定の検討など課題も多い。本報ではJABEE設立後を振り返り, 現状と課題を報告する。

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本報においては, JABEEの創立時に目標としたワシントン・アコード (WA) への加入を目指しての, 具体的活動状況について紹介する。
最初にWAの加盟団体の認定プログラム数とそれらを提供している高等教育機関数, 続いて米国ABETの協力による平成12年度の審査員予定者ワークショップ開催, ABET認定業務への参加, 認定試行の実施, 産業諮問評議会の発足, 認定基準・審査方法・自己点検書の一部変更, 新技術士法とJABEE認定プログラム卒業の関係, および平成13年度本格認定開始計画, WA暫定資格会員への申請, JABEEの法人化推進等について, 概要を紹介する。

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米国・英国を初めとして欧米の各国においては, それぞれの国の専門技術者の立場や権利を保護すると同時にその社会的責任を明確にするため, 国別の登録制度が確立されてきたが, 近年における経済のグローバル化に伴って, 国境を越えた専門技術者の流動性が強く要望されているようになり, さらに地域経済圏別の専門技術者の登録制度が創設され, これらの大部分は志願者の教育基礎条件として, それぞれのEngineering Accreditation団体 (以下認定団体と表示) により認定されたengineering学位に繋がるプログラムの終業, または卒業を規定している。世界のかかる情勢を勘案し, 1999年11月19日, 任意団体「」(JABEE) が発足した。しかし反面, なぜ, いま高等教育機関における技術者教育プログラムの認定が必要なのか, 工学教育と技術者教育とはどう違うのか, プログラムとは何を意味するのかといったような疑問に答え, 関係者のご理解の一助とする。

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The globalization requires the international equivalency of engineering education. JABEE has already carried out Accreditation of a Bachelor level. An examination situation is reported about the necessity for Accreditation of a Master level.

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新潟大学農学部生産環境科学科では,2001年度(平成13年度)に実施された組織改革に合わせて,その前年度に技術者の育成を目指したカリキュラムとその運営体制の策定,並びに当該年度には,への試行審査申請を通して,技術者教育プログラムの立ち上げに向けた自己点検と問題点の洗い出しに取組んだ。技術者教育プログラムの導入の必要性を認識するに至った内発的,外発的な契機を整理するとともに,技術者の育成を目指したカリキュラム策定と,その運用システムの立ち上げに向けた検討経緯を紹介した。併せて,日本技術者教育認定基準に準じた自己点検と試行審査から得られた成果,問題点,今後の課題等をまとめた。

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A JABEE educational program must be regularly improved in educational methods and educational environment. For the purpose, the program must establish a system that enhances students' understanding of class work, promoting students' enthusiasm to learn, while coping with students' requests. The mechanical engineering departments of Kogakuin University have established a portfolio system to support students from entrance to graduation. Specifically the portfolios on students' learning and life are continuously maintained, and students' ledgers are arranged and updated. Furthermore, a system, by which students can assess their own level of achievement against the program's learning and educational objectives, is also introduced. The achievement level can be checked from various viewpoints so that students could improve their learning plans.

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大学などの教育機関が日本技術者継続教育機構の認定を受ける際に必修科目として設定しているインターンシップについては，農業農村工学分野では，すでに40年以上にわたって夏期実習生制度として取組みが続けられてきている。そのような中で農村工学研究所が次世代育成ために行っている技術講習とそれを利用したインターンシップ（夏期実習生）の取組みについて紹介するとともに，実社会がインターンシップに提供できる目的とすべき学習・教育目標について考察を行った。

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1．はじめに

JABEE（

）は，1999年11月19日に設立され，2001年度より技術者教育プログラムの認定を開始して現在に至っている。2019 年度までに，累計で173教育機関の510プログラムが認定を受け，これらの認定プログラムの修了生は延べ30万人以上に達している。

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2007年度から, (JABEE) による大学院修士課程における技術者教育プログラムの認定制度が動き出した。修士課程認定制度の策定経緯と基本的な考え方を紹介するとともに, 認定基準の特徴を解説した。まず, 学士課程認定基準との違いを示し, 学習・教育の量に関する記述が前文に盛り込まれるようになった背景を説明した。次に, 学習・教育目標の設定と公開, ならびに学習・教育目標の達成に関わる基準を紹介し, 現行の教育体系から想定される検討課題を指摘した。最後に, 技術者継続教育等と連動することにより斯界の技術分野の進展に寄与しうること, ならびに大学院教育の実質化に対する有効な回答になることを強調した。

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The present study proposes to introduce “objective grade point averages (GPAs)” to guide students. An objective GPA is defined as a GPA calculated for each subject group with an educational objective in the curriculum flowchart. A tutor, one of the faculty members of our department, had interviews with each student with their objective GPAs toward careful guidance. The motivation of the students for learning was confirmed to be enhanced from our preliminary attempts.

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This study discusses the uncertainty in grade evaluation. Two courses in the first-grade students were chosen for evaluation. The uncertainty in the average score in the examinations was 7 points even under the same condition but taught by different lectures. In the condition where the syllabus and evaluation criteria were identical, the uncertainty caused by combined factors was found to be 15 points. Successive faculty development tends to make the score deviation converged in two different groups.

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