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クエリ検索: "服部病院"
95件中 1-20の結果を表示しています
  • 丸田 守人
    日本大腸肛門病学会雑誌
    2006年 59 巻 9 号 476
    発行日: 2006年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    本学会は,昭和14年(1939年)暮から,昭和15年春にかけて,同業有志が集まり合議し,3月21日日本直腸肛門病学会を設立し,第1回学会総会が開かれた.初代会長,山本八治先生は,学会誌発刊の辞において,直腸肛門領域の研究がさまざまな雑誌に分散発表されているので,これを本誌に集中させて専門家の研究心を刺激し,役立てたいという主旨を述べている.以来戦局不利,敗戦,戦後の混乱により昭和19年から24年まで活動ができなかった.昭和25年秋,学会総会が再開され,比較的小規模の肛門中心の特徴ある学会であった.大腸肛門病の増加と診療研究が盛んになり,国際結腸,直腸学会の影響もあり,昭和40年には日本大腸肛門病学会と改名された.その後,発展,進歩し立派に成長している本学会の現状は,学会会則の整備により,評議員制,理事制,理事選挙制,評議員定年制などと急速に推移している.
    本学会は,臓器別の呼称を持つ歴史ある学会で,優れた職人気質を持つと同時に種々の診断,治療に精通する診療標榜科に関らない専門学会である必要がある,学術集会,教育セミナー,学会誌などを通じて,先進的高度な内容のほか標準的な指針をも示す指導的学会であると考える.その中で,将来の発展に希望する事項を思い付くまま述べる,
    1)学会員を呼び込み増員すること、大腸肛門疾患の診断部門における内視鏡領域,CT,MRI,PETを含む放射線領域,分子生物学的,生検,摘出臓器など基礎・病理領域のほか,治療部門における炎症性腸疾患,がん化学療法,内視鏡外科治療,ストーマ治療管理,内視鏡治療外科的治療特化専門肛門治療などに関わる専門家を参加させる.2)専門医制度の充実と権威ある認定とすること.広告規制緩和による単なる専門医ではなく,本学会が権威を持って認定できる修練塾の制度を確立する(肛門領域だけでなく).3)学会誌は論文掲載のほか,各種領域の総説,大腸肛門病に関するすべての情報源(国際情報,全国学会・研究会など各地の情報,(スポンサーのある研究会も含めて))の掲載,国際性を上げるために,論文には英文抄録の復活,学会英文誌の発行,インパクトファクターの獲得.4)海外の専門学会との協力体制を作り,交流,交換し合うこと.5)大腸肛門疾患を専門職とする若手医師を,学会が助成する海外留学制度を確立する,6)当面,法人格を取得し,現状の専門医認定を申請すること.
  • 岡本 規博, 丸田 守人
    日本大腸肛門病学会雑誌
    2005年 58 巻 4 号 228-229
    発行日: 2005年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 伸子, 松田 文子
    発達心理学研究
    1992年 3 巻 1 号 25-32
    発行日: 1992/09/25
    公開日: 2017/07/20
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 低コスト, 中コスト, 高コストという3つのタイプの寄付行動を示す3種類のモデルが2年生, 3年生児童の寄付行動に及ぼす効果を検討することであった。また別に統制群として寄付行動を示さないモデルが用意された。最初, 被験児は, VTRに録画されたこれら4つの種類のモデルの中の1つを観察した。その後, 被験児はひとつのゲームをし, 5枚のコインを獲得した。最後に, 被験児は自分のコインをかわいそうな子どもたちのために寄付するよう求められた。次に主な結果を示す。 (a) 高コストモデルの観察は, もっとも強く被験児の寄付を促進させたが, このように非常に高い自己犠牲的な行動を模倣することは何人かの被験児にとってかなり困難であるように思われた。 (b) 中コストモデルは被験児に模倣されやすかった。 (c) 低コストモデルもまた槙倣されやすかった。しかし, コインの平均寄付枚数は統制群のそれよりもわずかに少なかった。 (d) 被験児はモデルからモデルの寄付行動の原理を学習をしたと思われた。
  • 八木 拓磨, 井上 達朗, 小川 真人, 岡村 正嗣, 島田 雄輔, 平郡 康則, 岡田 梨沙, 岩田 脩聡
    理学療法学
    2022年 49 巻 3 号 204-211
    発行日: 2022/06/20
    公開日: 2022/06/20
    [早期公開] 公開日: 2022/05/20
    ジャーナル フリー

    【目的】回復期リハビリテーション(以下,回リハ)病棟に入棟した患者のサルコペニアが実績指数に与える影響を明らかにすること。【方法】2019年5月~2020年6月に単一の回リハ病棟に入棟した65歳以上の連続症例128例。主要アウトカムは日常生活動作能力の改善度を示す実績指数とした。サルコペニアと実績指数の関連について重回帰分析を実施した。【結果】対象者(平均年齢81.5歳)のうちサルコペニアの有病率は76.6%であり,サルコペニア群の実績指数は非サルコペニア群と比較して有意に低値を示した(サルコペニア群:42.2 vs.非サルコペニア群:52.2, p=0.039)。重回帰分析の結果,サルコペニアは独立して実績指数と関連していた(β=−20.91, p=0.003)。また,Skeletal Muscle Mass Index(β=−18.82, p=0.008)が独立して実績指数と関連していた。【結論】回リハ病棟入棟患者のサルコペニアは実績指数の独立した予測因子であった。

  • 多田 幸生, 野柳 俊英, 室井 一成
    関西支部講演会講演論文集
    2001年 2001.76 巻 918
    発行日: 2001/03/16
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    The bone shape is supposed to have an optimal structure against the loads acting on it. The trabecular system, which has a complicated mesh-like structure and a certain pattern, is observed inside the bone. The trabecular system is also supposed to be constructed against the load. So, it is considered that unknown parameters about applied loads can be estimated from the factors of trabecular system. In this research we analyze human heel which X-ray picture has little noise by muscles. By comparing trabecular information aquired by image processing with the principal stress distribution obtained by finite element analysis, we estimate the loads acting on the foot. Moreover, we examine difference of respective forces among normal, hemiplegia, and quadriplegia patients.
  • 今津 浩喜, 服部 秀明, 永井 吉造, 内村 正史, 落合 正宏
    日本外科系連合学会誌
    2002年 27 巻 4 号 621-624
    発行日: 2002/08/30
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    長期経腸栄養管理における経鼻胃管からの変更, 中心静脈栄養管理下からの離脱を目的として導入した経皮内視鏡的胃瘻造設術 (PEG) の患者背景および合併症について検討した。対象は110症例 (男性46症例, 女性64症例) で, 造設時年齢は28歳から99歳まで平均75.4歳 (±14歳) であった。対象患者のPSはほとんどの症例で3であり, その基礎疾患は脳血管障害 (脳梗塞, 脳出血) が86例 (78%) と大半を占めた。MRSA感染 (57%), 糖尿病 (49%) の合併が多かった。挿入直後の合併症は自己抜去, 腹腔内脱落が4例あった。瘻孔周囲炎は8例 (7%), 胃潰瘍は3例 (3%) に合併した。施行前に認められた上気道MRSA感染例は, 死亡例を除くとPEG後88%で陰性化した。死亡症例はMRSA合併が多く, 肺合併症による死亡例ではさらにその割合が多かった。PEG施行症例は元来嚥下困難例が対象であり, PEG施行後も気道感染のhigh risk groupであることに注意をする必要があると考えられた。
  • 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
    2017年 33 巻 1 号 60-61
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/01/29
    ジャーナル フリー
  • 辻󠄀井 洋一郎, 鳥山 喜之, 木山 喬博, 磯貝 香
    臨床理学療法
    1983年 10 巻 4 号 253-
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2018/07/25
    ジャーナル フリー
  • 森島 吉夫, 谷岡 淳, 金子 操, 菅原 和幸, 柴田 考之, 宇賀神 直, 福田 恵美子, 倉石 健二, 大黒 篤, 小島 肇
    臨床理学療法
    1983年 10 巻 4 号 253-
    発行日: 1983/10/25
    公開日: 2018/07/25
    ジャーナル フリー
  • 今津 浩喜, 松原 俊樹, 船曵 孝彦, 落合 正宏, 桜井 洋一, 長谷川 茂, 内村 正史, 神保 康子, 服部 秀明, 永井 吉蔵
    日本外科系連合学会誌
    1998年 23 巻 5 号 886-890
    発行日: 1998/10/25
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    症例は89歳, 男性。約2年前, 腹部腫瘤にて他院受診。CT上脂肪肉腫と診断されたが高齢であり手術困難といわれ外来にて経過観察されていた。しかし腫瘍の増大により次第に食欲不振, 腹部膨満およびこれに伴う呼吸困難が増強し緊急入院。超音波検査上腹部全体に高エコーと低エコー部分が混在するtumorを, 腹部CT検査で右腎下極から前方, 内方へ拡がり右腸骨窩へ至る内部multilocularな被膜を有し脂肪濃度に近いmixed density massを認めた。腎は頭側へ消化管は左へ圧排され, 腎盂尿管造影で右腎が頭側へ偏位し両側の腎盂尿管が拡張していた。高齢で全身状態が不良なため酸素投与と中心静脈栄養を行っていたが次第に呼吸困難が増強したため, 硬膜外麻酔下に手術施行した。腫瘍はほとんどが被膜に覆われ一塊として摘出した。重量は17.8kg。病理組織学的には高分化型脂肪肉腫と診断した。
  • 藤山 信弘, 齋藤 満, 山本 竜平, 提箸 隆一郎, 齋藤 拓郎, 青山 有, 嘉島 相輝, 沼倉 一幸, 成田 伸太郎, 羽渕 友則
    移植
    2023年 58 巻 Supplement 号 s120_2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    【目的】腎移植後長期フォロー患者におけるDSA-DR/DQの発生に対する危険因子を明らかにするための検討を行った。【方法】2001年以降腎移植施行後の長期フォロー患者210名に対し、Luminex法による抗HLA抗体検査と、HLAアリル型に基づくde novo(dn)DSA判定を行った。DSA検査直近1年の外来タクロリムス(Tac)トラフ値、ミコフェノール酸モフェチルまたはエベロリムス服用の有無、HLAマッチメーカーによるEpitopeミスマッチ数及びPIRCHE解析のスコアからdnDSAとの関連性を統計学的に評価した。【結果】DSA-DR陽性は5名、DSA-DQ陽性は15名であった。dnDSA累積発生に対するカプランマーヤ―解析では、Epitopeミスマッチ数5以上(HR6.02, p=0.006)、PIRCH IIスコア24以上(HR3.67, p=0.041)で有意に産生率が高く、Tacトラフ平均値3.6ng/mL以上(HR0.0.31, p=0.025)で有意に低かった。比較した他の因子に有意な差は無かった。重回帰分析から、Epitopeミスマッチ数5以上及びTacトラフ平均値低値がDSA-DR/DQ産生の有意な危険因子として抽出された(各々HR6.99及びHR0.346)。【考察】dnDSA産生を回避するためには、Epitopeミスマッチ数を考慮したドナー選択と移植後Tac血中濃度の適切なコントロールが重要であることが示された。

  • 中川 健, 大段 秀樹, 湯沢 賢治, 剣持 敬, 西 慎一, 江川 裕人
    移植
    2023年 58 巻 Supplement 号 s120_1
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    【目的】日本移植学会が推進する臓器移植時使用医薬品の薬事承認取得及び保険適用の一環として、抗体関連型拒絶反応(ABMR)発現腎移植患者でのリツキシマブ投与の有効性及び安全性を確認する臨床第III相試験が実施された。【方法】血清クレアチニン値の悪化を伴い、2017年版Banff分類でActive ABMR又はChronic active ABMRと診断した16歳以上の患者を対象に、ステロイドパルス及び血漿交換を実施後、リツキシマブを1-2回投与した。被験者をリツキシマブ投与から6ヵ月後まで観察し、有効性は中央病理診断により、Active ABMR(4例)又はChronic active ABMR(21例)と診断された25例を対象にリツキシマブ投与開始1ヵ月後の血清クレアチニン値が治療開始前の値から改善又は悪化していない症例の割合により評価した。【結果】血清クレアチニン値の平均値は、治療開始前と比較しリツキシマブ投与開始1ヵ月後にかけて低下し、有効性の結果は76.0%(19/25例)で、廃絶および死亡は認めなかった。リツキシマブを1回以上投与した28例の安全性評価では、リツキシマブの副作用は16例32件発現を認めた。重篤な有害事象として透析関連合併症を1例で認めたが、リツキシマブの関連性は否定された。【考察】腎移植後のABMR患者に対するステロイドパルス療法及び血漿交換にリツキシマブを併用した場合の有効性および忍容性が認められた。他臓器のアンケート解析と併せて保険申請の予定である。

  • 角田 洋一, 松村 聡一, 深江 彰太, 田中 亮, 中澤 成晃, 山中 和明, 筒井 健司, 比嘉 洋子, 川村 正隆, 蔦原 宏一, 高尾 徹也, 野々村 祝夫
    移植
    2023年 58 巻 Supplement 号 s122_2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    【目的】2019年に免疫グロブリン静注療法(以下IVIG)の適応疾患・病態に、「抗ドナー抗体陽性腎移植における術前脱感作」が新たに加えられた。IVIGは単独または血漿交換やリツキシマブとの併用で、ドナー特異的抗体(以下DSA)に対する有用性が示されている。IVIGを用いた脱感作療法の成績について報告する。【方法】大阪大学および大阪急性期・総合医療センター泌尿器科において、腎移植前の脱感作療法にIVIGが使用された症例22例を対象として成績を検討した。【成績】術前のフローサイトメトリークロスマッチ(FCXM)はT陽性が2例、B陽性が7例、T・Bともに陽性が10例、陰性が3例であった。FCXM-Tのratioは平均2.41、FCXM-Bは平均9.78であった。DSAはclassIのみが10例、classIIのみが8例、classI+classIIが2例、non-HLA抗体が2例であった。DSAのMFIは平均6132であった。IVIGの投与量は1~4 g/kgであり、二重濾過血漿交換または全血漿交換と併用し、一部の症例ではリツキシマブも併用した。9例(40.9%)において移植腎生検で抗体関連型拒絶反応(以下AMR)と診断されたが、それらの症例における移植腎機能は良好であった。Death with functioning graftを1例のみ認めたが、その他の症例は全例生存・生着している。【結論】移植腎機能は安定しているものの、AMRの発生率は比較的高い結果となった。IVIGの最適な投与量やスケジュールを含めた脱感作療法の改善が必要と考えられた。

  • 中川 健, 大段 秀樹, 湯沢 賢治, 剣持 敬, 西 慎一, 江川 裕人
    移植
    2023年 58 巻 Supplement 号 s122_1
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    【目的】日本移植学会が推進する臓器移植時使用医薬品の薬事承認取得及び保険適用の一環として、DSA・抗HLA抗体陽性生体腎移植患者におけるリツキシマブ(RTX)の脱感作及びタクロリムス(TAC)の術前投与期間延長の有効性及び安全性を確認する目的で、臨床第III相試験が実施した。【方法】CDCXM、FCXM又はDSA陽性の16歳以上の患者を対象に、RTXの脱感作として移植14日前及び1日前の原則2回、TACの術前投与として移植28~7日前から1日前まで、MMF、ステロイドを移植14日前より併用し、必要に応じて血漿交換を実施した。評価期間は、RTXは移植後48週まで、TACは移植前までとした。【結果】25例が登録され、RTX及びTACを1回以上投与した24例を評価対象とした。治験薬と関連しない理由により治験中止となった2例を除いた22例で腎移植が実施された(腎移植実施率:91.7%)。ABMR無発現率は、移植24週後が86.4%、移植48週後が81.8%であり、廃絶は認めなかった。術前投与期間を通じて、末梢血液中TAC濃度は良好にコントロールされた。それぞれの評価期間中に、RTXの副作用は18例、重篤な副作用は3例、TACの副作用は3例に認められ、重篤な副作用は認められなかった。【考察】DSA・抗HLA抗体陽性生体腎移植患者に対して、RTX及び7日以上のTAC術前投与を含む脱感作療法実施時の有効性及び安全性が確認された。他臓器のアンケート解析と併せて保険申請の予定である。

  • 今津 浩喜, 落合 正宏, 桜井 洋一, 中村 康子, 庄司 光孝, 永井 吉造, 服部 秀明
    日本外科系連合学会誌
    2003年 28 巻 6 号 1005-1007
    発行日: 2003/12/30
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    悪性腫瘍症例に対して経皮内視鏡的胃瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrostomy : PEG) を行った症例を対象とし, 有用性と問題点につき検討した。PEG 166施行例中悪性腫瘍患者に施行した15例を対象とした。食欲不振の4例は全例中心静脈栄養から離脱し, 内2例でPEG造設後より食欲改善PEG抜去可能となった。通過障害例は5例で嘔吐を主訴としたが, PEGからの減圧により全例嘔吐消失, 経鼻胃管抜去可能で, 内1例はPEJを追加することにより経管栄養に移行, TS-1での化学療法も行い得た。嚥下障害例は6例で, うち5例で中心静脈栄養から離脱した。これらのうちTS-1の治療にて合併した皮膚筋炎が寛解し嚥下障害が改善した症例と, 放射線治療にて通過障害が改善された2例では経口摂取可能となりPEG抜去しえた。短期合併症は瘻孔周囲炎が2例に認められた以外特になく, 長期予後は14例 (93%) が死亡, 内12例 (86%) が現病死 (腫瘍死), 2例 (14%) が肺炎, 心不全であった。施行後死亡までの平均日数は110日 (5日~315日) でPEG関連死はなかった
  • 丸田 守人
    日本大腸肛門病学会雑誌
    2014年 67 巻 10 号 930-933
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/01
    ジャーナル フリー
    2014年5月から「日本専門医機構」が発足した.しかし,日本専門医機構がいう「専門医」は,われわれが考えている,“より高度な熟練した専門医”とは内容が全く異なっている.2020年から新しい専門医がスタートするが,問題は,日本専門医機構が考えている29領域のsubspecialtyの中に,「大腸肛門病専門医」が入っていないことである.どう対処すべきかを考えることは重要である.日本大腸肛門病学会として日本外科学会,日本消化器外科学会に積極的にアピールし,NCD(National Clinical Database)登録をして肛門外科の専門性を認めさせることと同時に,場合によっては,厚生労働省にも,専門医機構にも全く関係のない独自の肛門外科熟練医認定制度を立ち上げるのも,1つの考えである.
  • 岡本 規博, 前田 耕太郎, 今津 浩喜, 丸田 守人
    日本臨床外科学会雑誌
    2005年 66 巻 2 号 515-518
    発行日: 2005/02/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    原発巣の診断に難渋した高齢の腹膜偽粘液腫症例に対し手術を施行しえたので報告する.症例は89歳の女性で,下腹部痛を主訴に当院を受診した.腹部CT検査にて肝外側から骨盤内に多量の腹水と,直径10cm大の卵巣腫瘤を認めた.腹水穿刺にてゼリー状粘液が認められ,細胞診にて腹膜偽粘液腫と診断された.高齢であったが全身状態を改善した後に手術を施行した.腹腔内にはゼリー状の粘液が多量に認められ,骨盤内には弾性軟の隔壁を有する卵巣腫瘍を認めた.肉眼的には虫垂に明らかな病変は認めなかった.ゼリー状粘液の除去,虫垂,卵巣切除術を施行し5%ブドウ糖溶液による洗浄を繰り返した.病理組織学所見は虫垂粘液嚢胞腺腫による腹膜偽粘液腫および卵巣は多数の毛髪や軟骨を含む成熟卵巣奇形腫であった.術後経過は良好で,治療法の選択は高齢であっても手術療法が効果的であると考えられた.
  • 日本ストーマリハビリテーション学会誌
    2005年 21 巻 3 号 35-36
    発行日: 2005年
    公開日: 2022/04/28
    ジャーナル フリー
  • 日本大腸肛門病学会雑誌
    2017年 70 巻 9 号 A3
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/04/20
    ジャーナル フリー
  • 日本大腸肛門病学会雑誌
    2015年 68 巻 9 号 561
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/04/20
    ジャーナル フリー
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