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クエリ検索: "本高砂屋"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 伊藤 友美, 土田 廣信, 小原 章裕, 水野 雅史, 木村 忠彦
    日本食品科学工学会誌
    2008年 55 巻 10 号 506-509
    発行日: 2008/10/15
    公開日: 2008/11/30
    ジャーナル フリー
    5種類のアズキを用い,餡製造工程において廃液として取り扱われている渋切水と煮熟液中の有効利用の検討を目的にスタキオースの含量を測定するとともに,煮熟液の各種処理による回収率および脱色率を測定した.
    (1)スタキオース含量は,アズキ中のスタキオース総量の26~49%が煮熟液に溶出されることがわかった.一方,渋切水中のスタキオース含量は,アズキ中のスタキオース総量の2.1~10.1%であった.
    (2)CaO(CO2飽充)で処理することにより,アズキの煮熟液中のスタキオースを70~80%回収することができ,吸着樹脂HP20を併用することで脱色効果も期待できることがわかった.
    このように廃水処理されている渋切水および煮熟液中にはスタキオースを含有し,これをCaO(CO2飽充)で処理することで副産物の有効利用が期待できると思われる.
  • 鴻 雅行
    日本経営診断学会論集
    2011年 11 巻 138-144
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/06/22
    ジャーナル フリー
    本稿は,神戸洋菓子に関する消費者のブランド認知と嗜好について考察する。神戸洋菓子は,神戸地域を代表する地域産業の一つで,日本の主だった洋菓子メーカーがこの地域に立地する。では神戸洋菓子のブランドは,どのように地域の消費者に認知され,意識されているのか。これについて関西圏の居住者を中心にアンケート調査を実施した。その結果,主要な洋菓子ブランドの認知度は8割を超えており,ブランドの認知度と購買率には強い相関がある。地域の消費特性としては,「ブランド」よりも「味」を重視する実質本位の傾向が見られた。
  • 土田 廣信, 水野 雅史, 木村 忠彦, 小原 章裕, 斉藤 史恵, 伊藤 友美
    日本食品科学工学会誌
    2008年 55 巻 12 号 606-611
    発行日: 2008/12/15
    公開日: 2009/01/31
    ジャーナル フリー
    アズキの製餡過程で生成する食品廃棄物である‘渋きり水’中にはポリフェノール配糖体,少糖類やサポニンなど生理活性を有する成分が多く含まれていると推察される.本論文では,国産で品種の異なるアズキから調製した‘渋きり水’のいくつかの食中毒原因菌,植物病原細菌及び植物生育促進細菌の生育に対する影響について検討を行った.‘渋きり水’は,食中毒原因菌であるStaphylococcus aures及び植物病原細菌Pseudomonas solancearumに対して強い抗菌活性を示し,植物生育促進根圏菌であるPseudomonas fluorescensに対しては,非常に弱い抗菌活性を示したが概観すると大きな影響を与えることはなかった.以上の結果より,食品廃棄物として処理されている‘渋きり水’が食中毒原因菌や植物病原細菌に対する抗菌成分の材料として再利用される可能性があることを示唆した.
  • 高橋 亘, 松下 准城, 小林 孝子, 田中 修, 別府 敏夫
    日本作物学会紀事
    1998年 67 巻 4 号 561-567
    発行日: 1998/12/05
    公開日: 2008/02/14
    ジャーナル フリー
    アズキ(品種丹波大納言)上胚軸切片に, Agrobacterium rhizogenesを感染させると, 植物ホルモン無添加の培地で, 不定芽と毛状根が形成された.形成した毛状根では, ミキモピンとrol遺伝子が検出されたが, 不定芽を育てて得た植物体では, ミキモピンもrol遺伝子も検出されなかった.それ故, アズキ上胚軸切片が植物ホルモン無添加の培地で不定芽を分化する能力を持つことになる.そこで, その可能性を検討すると, 上胚軸切片は, 植物ホルモンをまったく含まない培地上で不定芽を分化し, シュートとして発育させる能力を持っていた.この不定芽の分化は, 2μgL-1ペンジルアデニンと0.02μgL-1ナフタレン酢酸という低濃度の植物ホルモンにより, 促進された.上胚軸切片から分化した不定芽は, 茎が伸長しシュートとして成長した.また, 植物ホルモンを含む培地上で誘導されたカルスは, 植物ホルモンをまったく含まない培地に移されることが刺激となって, 多数の小葉を分化しながら増殖するカルスを形成した.特に, このカルスの形成率は, 不定芽を分化したカルスにおいて高かった.このカルスからのシュート形成は, ゲランガムを含む培地に, ナフタレン酢酸を添加すると促進された.このシュートや上胚軸切片から形成されたシュートは植物ホルモンを含まない培地に移植すると, 根を分化し, 試験管内で, 幼植物体として成長を続けた.本論文で得られた知見は, 今後, バイオテクノロジー的な手法を用いて, この品種の改良を進める上で, 有用である.
  • 伊勢村 武久, 石井 尊生, 齋藤 大樹, 野田 千代, 三十尾 修司, 上島 脩志
    育種学研究
    2002年 4 巻 3 号 125-135
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/03/28
    ジャーナル フリー
    日本, 韓国, 中国, 台湾, ブータンおよびネパールにおいて収集された在来アズキ203系統を供試材料としてDNAレベルの遺伝的変異を解析した. RAPD法により48個のプライマーを用いて解析した結果, 全部で413本の明瞭なバンドが検出され, そのうち97本のバンドで多型が認められた. これらのRAPDバンドを用いると, 供試系統のほとんどを識別することができた. そこで, 多型を示したバンドの有無について1-0データマトリクスを作成し, Simple matching coefficientを求めて非類似度を算出した. その結果, 各地域間の非類似度は, 地域内のそれよりも大きな値を示した. 特に, ブータン-ネパール地域の系統群と日本および韓国-中国-台湾地域の系統群との間において, それぞれ0.615および0.598と極めて大きな値が認められた。全系統間の非類似度をもとにUPGMA法によりクラスター分析を行ったところ, ほぼ日本, 韓国-中国-台湾地域およびブータン-ネパール地域に対応したグループに供試系統を分類することができた. これらのことから, 地域間での在来系統の交流があまりなかったことが推察された. また, 本研究では, 在来アズキ系統にはDNAレベルで大きな遺伝的変異が存在し, これらが今後の育種素材として有用であること, さらに, ブータン-ネパール地域の系統と東アジア地域の系統との雑種集団を用いることにより, 種内レベルでの分子地図作成が可能であることが示唆された.
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