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クエリ検索: "松岡翔"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 高橋 一秋
    応用生態工学
    2022年 25 巻 1 号 31-46
    発行日: 2022/07/20
    公開日: 2022/10/05
    [早期公開] 公開日: 2022/07/21
    ジャーナル フリー

    本研究では,ため池底泥の栄養塩の生産と蓄積に影響を与えうる環境要因として,ため池へ水が運び込まれる水系の違い,ため池の土手の内部に分布する池岸植生の面積,ため池の水面を被う水面植生の面積,池干しの面積に着目し,ため池から採取した底泥の水素イオン濃度指数(pH)および含有する肥料成分(硝酸態窒素,水溶性リン酸,水溶性カリウム)の濃度を簡易土壌診断キットを用いて測定した.また,ため池底泥の肥料としての有用性について考察した.調査は,塩田平のため池群(長野県上田市)の 10 か所の池で行った.ため池底泥に含有する水溶性リン酸と水溶性カリウムの濃度に影響を与えていた環境要因は植生面積であった.水溶性リン酸の濃度については池岸植生面積率が高いほど,水溶性カリウムの濃度については池岸植生面積率が低いほど高い値を示した.また,硝酸態窒素の濃度については,本研究で着目した 4 つの環境要因の影響を受けていなかった.これらの結果から,ため池を取り巻く土手の内部に分布する池岸植生は,水溶性リン酸の供給源として,水溶性カリウムは吸収源として機能していたこと,硝酸態窒素については供給源や吸収源として機能していなかったことが示唆された.ただし,簡易土壌診断キットの測定値を従来法と比較した場合の相対誤差が水溶性リン酸と水溶性カリウムでは高かったため,やや信頼性に欠ける結果となった.また,ため池底泥の肥料成分濃度はバラつきが大きいものの,農作物の栽培に適しているとされる 3 mg/L を大きく上回っていた池が多かったことから,肥料として十分な濃度を満たしていた.一方で,水素イオン濃度指数(pH)は,全てのため池で農作物の栽培に適しているとされる 6.0~6.5 をわずかに下回っており,肥料としてやや不十分な特性を有していた.したがって,肥料成分の濃度や成分比を調整することによって,ため池底泥を肥料として底泥を利用できるだろう.

  • 仙名 保
    粉体および粉末冶金
    2010年 57 巻 2 号 86
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/16
    ジャーナル オープンアクセス
  • *岩井 一博, 浅野 良晴
    空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
    2016年 2016.10 巻 F-2
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/10/31
    会議録・要旨集 フリー

    本研究では、2種類の自走式気象観測システムを考案し、それぞれの対象地域における都市気候の実態を明らかにした。 また、タイプAの開発により、無人での気象データの観測及び収集が可能となった。これにより、従来は有人で行っていた移動測定が簡便になった。タイプBは、GPSが使用できない領域に対して、モニターを通した遠隔操作を行うことにより気象データの観測及び収集が可能となった。これにより、人が侵入できない場所での観測が可能となった。

  • ―毛周期のモデル化―
    梶原 成道, *永山 勝也
    年次大会
    2017年 2017 巻 J0230105
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/03/25
    会議録・要旨集 フリー

    In recent years, anti-aging, health and beauty, cosmetic and hair diseases attract attention. In particular, the hair has been very important in determining the human appearance. It is hoped that the formation mechanism in the root of hair will be clarified. However, it is difficult to observe the growth in root of hair and detailed mechanism has not yet been elucidated. Hair repeats growth and retraction, pause cycle (hair cycle) with a constant cycle. In the growth phase, hair is formed through processes of cell proliferation and differentiation (keratinization). During the regressive period, hair growth stops, and in the resting period it is said to be a period until hair comes out and new hair grows. It is believed that this hair cycle affects the elongation rate, thickness, strength and shape of hair. Therefore, in this study, we introduce a particle model as a new method to elucidate the process of unknown hair formation, and model the hair formation process accompanying the proliferation and differentiation of cells in the hair root part in the three-dimensional region. In addition, not only the growth period, but also the regression period and the resting period are introduced to realize the hair cycle using this model.

  • 松岡 翔吾, 永山 勝也, 田口 浩之
    日本機械学会九州支部講演論文集
    2013年 2013.66 巻 307
    発行日: 2013/03/13
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 松岡 翔吾, 永山 勝也, 森崎 尚子, 田口 浩之
    バイオエンジニアリング講演会講演論文集
    2012年 2012.24 巻 8G21
    発行日: 2012/01/06
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 植田 純生, 磯田 豊
    海の研究
    2022年 31 巻 3 号 47-69
    発行日: 2022/05/15
    公開日: 2022/05/15
    ジャーナル フリー

    日本海の内部領域では惑星β面上の南北水温勾配を伴う東向き表層流 (対馬暖流) が年正味の海面熱損失と南方からの水平熱輸送との熱バランスによって維持されている。このような海盆スケールの表層流は温度風平衡を満たし,西岸境界で湧昇,東岸境界で沈降を駆動して,中層もしくは底層を経由するオーバーターニング循環(鉛直循環)を発達させる。日本海の高塩分中層水 (High Salinity Intermediate Water: HSIW) は極微細な塩分極大を示す水塊であり,塩分極小である日本海中層水 (Japan Sea Intermediate Water: JSIW) の下方,深度500 ~700 m 付近に位置している。HSIW は北海道沿岸沖の対馬暖流による流入高塩分水を起源とし,これはオーバーターニングによる東岸境界の沈降に対応する。2009 年の夏季,HSIW に繋がる高塩分の大規模な表層混合層が観測され,ベンチレーション (換気) の直接的な証拠が捉えられた。ところが2010 年代に入り,急速に低塩化するJSIW がHSIW を上方から蓋をする状態が継続した。本研究ではHSIW の時間変化を追跡できる有用な生物化学トレーサーとしてPreformed PO4 (PO40) を提案する。JSIW 内のPO40 は枯渇状態の表層PO40 との活発な混合を示し,JSIW は毎冬の更新が示唆された。その一方で,HSIW 内のPO40 はJSIW からの鉛直拡散の影響を受けて減少しつつも極大構造を維持していた。おそらく,HSIW を更新する大規模なオーバーターニングは間欠的にしか起こらず,その間隔は数年以上離れていることが推測される。

  • 山口 卓也, 磯田 豊, 伊藤 海彦, 向井 徹, 小林 直人
    海の研究
    2020年 29 巻 3 号 71-90
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/29
    ジャーナル フリー

    成層期の津軽海峡西口付近における合成開口レーダ(SAR)の人工衛星海面画像には,2~3 本のストリーク帯(同一水塊内の海面収束帯)を伴う内部波群が映し出され,その波長は数100 mのオーダであった。このような内部波群のほとんどは,浅いシル(海堆)地形付近で観測された。シル上に捕捉されたようにみえる内部波群の経時変化を捉えることを目的に,2017年の夏季,高周波計量魚群探知機を用いた25時間連続観測を実施した。得られた音響画像は,海峡通過流強化時期のシル下流側において,全振幅が150 mを超える内部波群が遷移的に発達する様子を示した。内部波群は連なった2~3 本のストリーク帯で構成され,そこでは強い沈降流で生じたと思われる非常に乱れた海面状態を呈していた。シル上で発達する内部波の力学過程を調べるために,水平移流の影響や有限振幅波が表現できる非線形項を含む非静水圧モデルを用いた。モデルの密度成層及び強制力である順圧海峡通過流の経時変化は,本観測に近い状況を設定した。モデル再現の結果,フルード数が臨界点となるシル下流側付近では,シル東端斜面上で励起された上流伝播する内部波が同海域に停滞して効率的に重なり,内部波振幅の顕著な増幅を引き起こしていることが推測された。ただし,この力学過程では大振幅まで波が成長しても内部ソリトン波の構造を示さず,波の強い分散性よる散乱現象がむしろ支配的と思われる。

  • ——物理モデルと水平解像度に伴う予測結果の不確実性の検討——
    髙根 雄也, 日下 博幸, 髙木 美彩, 岡田 牧, 阿部 紫織, 永井 徹, 冨士 友紀乃, 飯塚 悟
    地理学評論 Series A
    2013年 86 巻 1 号 14-37
    発行日: 2013/01/01
    公開日: 2017/12/02
    ジャーナル フリー
    これまで調査されてこなかった岐阜県多治見市と愛知県春日井市の暑熱環境の実態を明らかにするため,2010年8月の晴天日に,両市の15地点に気温計を,2地点にアスマン通風乾湿計と黒球温度計をそれぞれ設置し,両市の気温と湿球黒球温度WBGTの実態を調査した.次に,領域気象モデルWRFを用いて気温とWBGTの予測実験を行い,これらの予測に対するWRFモデルの有用性を確認した.最後に,WRFモデルの物理モデルと水平解像度の選択に伴うWBGT予測結果の不確実性の大きさを相互比較するために,物理モデルと水平解像度の感度実験を行った.その結果,選択した物理モデルによって予測値が日中平均で最大8.4°C異なること,特に地表面モデルSLABは観測値の過大評価(6.8°C)をもたらすことが確認された.一方,水平解像度が3 km以下の場合,WBGTの予測値の解像度依存性は日中平均で最大0.5°Cと非常に小さいことが確認された.
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