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クエリ検索: "森林文化学"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 筒井 迪夫
    林業経済
    2000年 53 巻 1 号 18-24
    発行日: 2000/01/20
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
  • 筒井 迪夫
    林業経済
    1999年 52 巻 6 号 13-21
    発行日: 1999/06/20
    公開日: 2017/09/13
    ジャーナル フリー
  • *岩松 文代
    日本林学会大会発表データベース
    2004年 115 巻 D06
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、森林文化の概念形成と研究内容をもとに森林文化研究の課題を検討する。森林文化に関する著書や論説は林学以外の分野にも数多いが、ここではとくに文化、文明について論じられたものを中心とする。 森林文化の概念は、筒井迪夫氏によって1976年に提唱され(筒井2000)、森林文化は「森林(自然)を文化の中心にすえた文化領域」と定義された。筒井氏は、他の文化学と同様に「芸術、宗教、経済、社会等における制度、慣習、技術など」を研究する「文化森林学」(「森林の持つ文化的な性格と機能に関する研究領域」)を発想し、森林が影響する人間社会のあり方に着目している。一方で、北村昌美氏は「森林は文化的存在」とし、森林文化とは「文化的な背景のもとに創り出される森林と森林景観、それらをめぐる国民生活」(北村1980)とみている。菅原聰氏も同様に、森林「つねに姿を変えている」「文化的創造物」(菅原1984)であるとし、森林は自然ではなく人為の影響によって成立していることを強調する。以上のような森林文化概念を生んだ背景は、林政が「収益重視の産業政策」であることを問題として、森林文化論にあるべき林政学を展望した(筒井1995)ことや、ドイツ林学の導入による近代化が軽視した日本の文化を見直す意図を持って(北村1980)、森林文化の視点の必要性が認識されたことが大きい。したがって、森林文化の文化概念には、高度に応用された芸術文化のみではなく、森林を相互作用する人々の日常の営為や思考の全体が含まれており、この広い枠組み設定が森林文化論の礎になっている。 森林文化概念の登場以降、森林形成の文化的解明は林学の蓄積が発揮できるテーマであり、森林の総合的な文化論や森林の文化史、山村の文化誌が発表されてきた。その内容は、森林法の保安林制度・治山などの政治性、林業(施業)・林産業(林産物)・農業などの経済性、入会・集団の慣習などの社会性、狩猟・採集・民具・農具・建築材・防災・教育・行楽などの生活技術、そして、思想(森林観・自然観・信仰・美意識・倫理)・芸術・文学・風景などの精神性まで、多岐に渡って扱われてきた。さらに、これらの歴史や海外との比較文化も対象である。森林文化論を支えている引用文献は、神話・伝説・童話・和歌集・農書・郷土史・小説・紀行文・映画・写真など多彩である。このことは、学術以外の著述や作品によっても森林の文化的側面は豊富に表現されてきたことを物語る。 先行研究の解釈をみると、森林文化研究とは森林の政治文化、経済文化、生活文化、社会文化、精神文化などを解明する学問であるということができる。この意味からすると、
    森林文化学
    または文化森林学は、直接的な政策立案型、問題解決型の学問分野ではなく、林学における人文社会的分野の原論、基礎論に位置づけられることになる。ただし、森林文化論では、現代における森林と人間の距離の遠さや、森林と人間の関係の軽視が問題とされてきた。「山と木と人の融合」(筒井1983)という理想(価値観)が掲げられ、その実現を目指した文化政策研究も行われてきた。よって、森林文化論では、文化の形成史、将来目指す文化像、文化政策までを含めた課題設定が必要であると考えられる。 森林文化論でこれまで強調されてきたのは、この森林と人間の関係(「一体化」、「交流」、「共生関係」)の重要性である。森林と人間の関係を主題とするならば、森林と人間がつくる文化の解明とともに、人間的要素から森林を解明することが課題となり、反対に、森林から人間を解明することも課題となろう。このとき、森林を明らかにするために文化の視点は有効かどうか、また、人間を明らかにするために森林を研究することは有効かどうかが問われることになるのではないか。さらに、人間と山の文化を考える関連分野(文化人類学、生態人類学、民族学、民俗学、人文地理学など)で扱われにくかった課題を林学において発見していくことも期待される。
  • 筒井 迪夫
    水利科学
    2004年 47 巻 6 号 1-15
    発行日: 2004/02/01
    公開日: 2018/02/23
    ジャーナル フリー
  • 箕輪 光博
    森林計画学会誌
    2006年 40 巻 1 号 29-42
    発行日: 2006/06/30
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
    本稿は,先人の言説に依拠しつつ,持続可能な地域林業経営を支援するための論理を,価値,資本,及びそれらの評価などの基本的視点から書生論風に探求したものである。最初に,筆者の問題意識の原点を述べ,続いて,地域林業経営における社会的共通資本の重要性,戦後における林業もしくは地域林業をめぐる諸論点に言及し,最後に,地域林業資本についての維持及び評価の問題を論ずる。本稿の主眼は,持続可能な地域林業経営を実現するためには,積極的に地域林業資本に見合った「材価」を市場経済側に提示していく必要があり,そのための社会的共通資本・地域林業資本の評価法や材価の計算法を示すことにある。
  • 箕輪 光博
    林業経済研究
    2006年 52 巻 1 号 19-30
    発行日: 2006/03/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    本稿は,先人の言説に依拠しつつ,持続可能な地域林業経営を支援するための論理を,価値,資本,及びそれらの評価などの基本的視点から書生論風に探求したものである。最初に,筆者の問題意識の原点を述べ,続いて,地域林業経営における社会的共通資本の重要性,戦後における林業もしくは地域林業をめぐる諸論点に言及し,最後に,地域林業資本についての維持及び評価の問題を論ずる。本稿の主眼は,持続可能な地域林業経営を実現するためには,積極的に地域林業資本に見合った「材価」を市場経済側に提示していく必要があり,そのための社会的共通資本・地域林業資本の評価法や材価の計算法を示すことにある。
  • 森林をめぐる価値研究序論
    平野 悠一郎
    林業経済研究
    2019年 65 巻 1 号 27-38
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
    本稿は,「人間主体の認識に基づく望ましさの志向」,もしくは「その認識が付与される客体(森林等)の性質」としての価値を軸に,人間と森林との関わりを再規定する試みである。この価値研究の視座に立つと,森林をめぐる「文化的価値」とは,森林の多面的機能,生態系サービス,既存の学問・研究領域等に影響されつつ,様々に揺らぐ枠組みとして規定されてきたと捉えられる。そして,その枠組みの中でも,実際の人間主体は,森林空間,林地,景観,樹木,動植物,道といった様々な客体に対して,極めて多様な価値を見出しており,それらは多種の社会変化も反映して絶え間なく創生されていることが明らかとなる。新たな森林利用としてのマウンテンバイカー,トレイルランナー,林業遺産をめぐる価値は,その好例を描いている。こうした内実と変化に踏み込んだ森林をめぐる価値研究は,個々の主体・客体にまつわる多様な価値を,精緻かつ満遍なく汲み取り,適切に調整や意思決定に反映させることで,持続的・効率的かつ公平な森林との関わりを導く可能性を持つ。
  • 若菜 博
    水資源・環境研究
    2001年 2001 巻 14 号 1-9
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
    本論説では、第1に、日本における現代「魚附林」研究および思想は環境科学の源流の一つであったと位置づけ、この視点から、札幌農学校水産学科・東北帝國大学農科大学水産学科・北海道帝國大学附属水産専門部教授であった海藻学者・遠藤吉三郎(1874~1921)、北海道帝國大学農学部・理学部教授で函館水産専門学校校長を歴任した動物学者・犬飼哲夫(1897~1989)、北海道林務部職員・北海道立林業試験場特別研究員であった三浦正幸(1913~1985)、文学者の大滝重直(1910~1990)などの研究や言説の系譜および社会への影響を整理し位置づける。第2に、日本の明治時代以降の「磯焼け」に関する研究史の系譜を、「魚附林」研究および思想の展開の一部として整理する。第3に、上の「魚附林」研究および思想の影響を受けつつ進められた漁業者たちの植林活動の取組(「お魚を殖やす植樹運動」、「森は海の恋人」など)およびそれが行政に与えた影響を整理する。
  • 筒井 迪夫
    水利科学
    2004年 48 巻 2 号 105-131
    発行日: 2004/06/01
    公開日: 2018/02/02
    ジャーナル フリー
  • 井上 真理子, 山津 理香, 前田 輝子, 矢島 真恵
    森林計画学会誌
    1996年 26 巻 99-158
    発行日: 1996/03/30
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
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