生体組織は外界から物質を取り入れて成長する
構造体
と捉えることができる. 本研究では, まず, 内部応力が発生する
構造体
内部の単位時間あたりの質量の生成・消滅, および, 表面の質量流束が規定されて成長する
構造体
の力学を定式化する. そして, 時間発展とともに残留応力場がどのように形成されるかについて検討する. 定式化に基づく離散化を行うとともに, 有限要素法による数値的検討を行う. 得られた成果は, 代謝, 筋の増加・減少, 骨密度の変化などを伴う生体をはじめ, 付加製造技術で作られる
構造体
への応用が期待できる.
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