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クエリ検索: "池田眞規"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 高石 侑, 安田 美樹, 増田 望穂, 池田 真規子, 安堂 有希子, 佐藤 浩, 田口 奈緒, 廣瀬 雅哉
    産婦人科の進歩
    2021年 73 巻 3 号 334-339
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
    ジャーナル 認証あり

    非交通性副角子宮は比較的まれな先天性子宮形態異常であり,子宮内膜症や子宮留血腫を合併し,月経困難症の原因となることがある.今回,対側子宮角との結合が強い非交通性副角子宮に対し,coring-type resectionを取り入れた腹腔鏡下副角子宮切除術を実施した.13歳女性で初経は11歳.12歳時から嘔吐,腹痛を間歇的に認めた.先天性食道閉鎖症(C型)と合指症に対する手術歴があり,他院小児外科にて精査を受けるも異常は指摘されなかった.その後,近医産婦人科を受診し双角子宮を指摘され低用量経口避妊薬,黄体ホルモン剤を経口投与されたが症状は改善せず,MRIにて子宮留血腫を伴う右非交通性副角子宮と右卵巣子宮内膜症性嚢胞が疑われたため当科に紹介受診した.超音波検査で右腎欠損が指摘された.腹腔鏡では右側副角子宮,右内膜症性嚢胞,腫大した右卵管を認めた.子宮,右付属器,大網および腸管の癒着がみられた.腹腔鏡下右非交通性副角子宮切除,右卵巣嚢胞摘出および右卵管切除を施行した.通水検査では左卵管の疎通性を認めたが副角への漏出は認めなかった.大網・腸管の癒着を剥離し,卵巣嚢胞摘出術と右卵管切除術を施行した.副角と対側子宮角との結合が強いため対側子宮角筋層の損傷を最小限とするためモノポーラー電気メスで副角側筋層に切開を加え円錐状に副角切除を行うcoring-type resectionを行い,切除面を2層連続縫合した.現在術後経過良好である.非交通性副角子宮に対する腹腔鏡下副角子宮切除術は有効な治療として近年普及しつつある.本症例のように副角と対側子宮角の結合が強い場合において,副角側筋層に切開を加え円錐状に副角切除を行うcoring-type resectionは対側子宮角筋層の損傷を最小限としつつ,副角の内膜組織を除去することができる手技として優れていると考えられた.〔産婦の進歩73(3):334-339,2021(令和3年8月)〕

  • 安田 美樹, 上林 翔太, 増田 望穂, 池田 真規子, 中島 文香, 森下 紀, 安堂 有希子, 種田 健司, 佐藤 浩, 廣瀬 雅哉
    日本周産期・新生児医学会雑誌
    2021年 57 巻 1 号 114-118
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/10
    ジャーナル フリー

     胎児頭蓋内出血は非常にまれであるが,児の生命予後,神経学的予後に大きく影響する.原因としては児の先天性疾患,母体の血小板減少,凝固異常など多岐にわたる.今回,胎児期に脳室内出血が疑われ,MRI検査でPVIの発症が疑われた症例を経験した.症例は25歳,初産婦,妊娠31週で胎児脳室拡大,脳室周囲の高輝度エコー像を指摘され当科に紹介.胎児MRI検査で右優位の側脳室拡大,右側脳室周囲に血腫を認め,PVIの疑いと診断された.各種原因検索を行ったが明らかな原因を指摘できず,胎児の出血性素因が否定できなかったため妊娠37週に選択的帝王切開術を行った.児に合併奇形はなく,血液検査異常を認めなかった.頭部MRI検査で右側脳室の拡大,白質容量の低下,右脳室内血腫を認めた.麻痺症状や痙攣発作は認めず日齢15に退院し,生後7カ月で軽度の左片麻痺と診断された.

  • 総合健診
    2016年 43 巻 1 号 158-160
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/23
    ジャーナル オープンアクセス
  • 信正 智輝, 池田 真規子, 黄 彩実, 別宮 史子, 白神 碧, 松井 克憲, 高石 侑, 増田 望穂, 松尾 精記, 安堂 有希子, 佐藤 浩, 田口 奈緒, 廣瀬 雅哉
    日本周産期・新生児医学会雑誌
    2022年 58 巻 2 号 282-288
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/09
    ジャーナル フリー

     [目的]セプラフィルム®の帝王切開術における癒着防止効果を前方視的に検討した.

     [方法]初回帝王切開術を当科で施行し,今回2回目の帝王切開術を予定している症例を対象とした.臨床背景,癒着の程度,および母児の転帰をセプラフィルム®使用群と非使用群で比較検討した.

     [結果]初回,2回目とも当科で帝王切開術を施行した136例から,初回帝王切開術を妊娠32週未満に実施した14例と今回の帝王切開術で術中の癒着評価記録が行われなかった4例を除く118例を解析対象とした.解析対象の118例を初回帝王切開術時セプラフィルム®使用群(46例)と非使用群(72例)で比較検討した.セプラフィルム®使用群で大網-腹壁間,あるいは子宮-大網間に2度以上の癒着を有するものは有意に少なかった.執刀-児娩出時間,総手術時間,術中出血量,臍帯動脈血pHに差は認めなかった.

     [結論]セプラフィルム®による大網が関連する中等度以上の癒着を抑制する効果を認めたが,母児の臨床転帰に差は認めなかった.

  • 上林 翔大, 佐藤 浩, 堀内 辰郎, 増田 望穂, 池田 真規子, 森下 紀, 安堂 有希子, 廣瀬 雅哉
    産婦人科の進歩
    2022年 74 巻 1 号 128-135
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/03
    ジャーナル 認証あり

    腹膜妊娠は全妊娠の約0.01%,異所性妊娠の約1%の頻度で発生する.腹膜妊娠の死亡率は3%であり,他の異所性妊娠と比較し7.7倍である.術前診断は困難であり,緊急手術を行った際の術中診断になることが多い.腹膜妊娠について着床部位による違いやリスクについて腹膜妊娠5例について検討し,さらに卵管妊娠と比較して臨床所見を検討した.2010年4月から2018年12月までに当科において手術を要した5例の腹膜妊娠の臨床所見について検討するとともに,同時期に手術を施行した74例の卵管妊娠と比較検討した.腹膜妊娠は全て緊急での腹腔鏡手術にて治療を完遂した.症例1は41歳 G2P0有茎性漿膜下子宮筋腫に着床し,手術時間は2時間17分.症例2は40歳 G6P3,症例5は34歳 G1P0ともに仙骨子宮靭帯上に着床し,手術時間はそれぞれ3時間28分.症例3は40歳 G1P0ダグラス窩に着床し,手術時間は1時間59分.症例4は40歳 G3P1子宮底部後壁に着床し,手術時間は1時間49分であった.卵管との比較検討では腹膜妊娠は母体年齢は有意に高くなり(P=0.004),その他の項目は有意差を認めなかった.母体年齢が高い症例は腹膜妊娠であるリスクは高くなる可能性があるが,血中hCG値が低く,異所性妊娠の診断を迷う症例での術前診断は困難である.着床部位不明の異所性妊娠を疑って手術に臨む際には腹膜妊娠の可能性を常に念頭に置く必要がある.〔産婦の進歩74(1):128-135,2022(令和4年2月)〕

  • 「世界を再び平和にする」ための真の方策
    新倉 修
    日本の科学者
    2018年 53 巻 10 号 36-41
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/12/28
    ジャーナル フリー
  • 塚本 剛志
    ラテンアメリカ・レポート
    2006年 23 巻 1 号 44-53
    発行日: 2006年
    公開日: 2022/05/26
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • Electrochemistry
    2009年 77 巻 10 号 909-933
    発行日: 2009年
    公開日: 2012/03/22
    ジャーナル フリー
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