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クエリ検索: "河内清彦"
104件中 1-20の結果を表示しています
  • 相羽 大輔, 河内 清彦
    特殊教育学研究
    2010年 48 巻 4 号 263-273
    発行日: 2010/11/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    本研究では、弱視学生に対する健常学生の交流抵抗感に及ぼす障害開示の効果を、共同行動の程度が異なる障害開示条件(ポジティブ条件・ミックスド条件・ネガティブ条件)とコントロール条件によって比較検討した。参加者は282名の健常学生であり、4開示条件のうちひとつの開示文を提示した後、河内(2004)の交流抵抗感尺度(交友関係尺度、自己主張尺度)への回答を求めた。開示条件と性別の要因に基づく二元配置分散分析の結果、共同場面では、各障害開示条件がコントロール条件よりも弱視学生との交流に対する健常学生の抵抗感を低減できることや、共同作業の可能性を示すポジティブ条件が他の障害開示条件よりも効果的であることが明らかとなった。しかし、主張場面では、障害開示の効果は見いだせなかった。一方、開示者と被開示者が同性の場合、共同場面では女子同士のほうが男子同士よりも交流抵抗感は低いこと、主張場面では男子同士のほうが女子同士よりも交流抵抗感が低いことも明らかとなった。本研究において、障害開示は弱視学生と健常学生の対人関係に効果を示すことが明らかとなった。
  • 相羽 大輔, 奈良 里紗, 増田 雄亮, 鈴木 祥隆
    障害科学研究
    2019年 43 巻 1 号 47-58
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2019/10/01
    ジャーナル フリー

    本研究は、弱視学生が見えにくさを補う手段(弱視レンズ条件・接近視条件・タブレット条件)を使いながら学習・生活する様子を画像で提示した場合に、それらが健常学生の態度に及ぼす効果の違いを検討した。382名の健常学生に対し、弱視学生の画像付き説明文に基づく3条件を無作為にひとつ提示し、障害者イメージ尺度(不便さ尺度・尊敬尺度)、弱視学生支援サービス尺度(授業支援尺度・成績評価尺度・組織支援尺度)への回答を求めた。その結果、タブレット条件と接近視条件のときの方が不便なイメージになったものの、弱視学生支援に関するすべての下位尺度でタブレット条件のときの方が他の条件よりも消極的な評価になった。また、健常学生は女子の方が男子よりも肯定的なイメージを持ち、弱視学生支援に対する態度もすべての下位尺度で肯定的であった。これらの結果が弱視学生の障害開示や援助要請を補助する手立ての手がかりになるものと示唆された。

  • 相羽 大輔, 河内 清彦, 柿澤 敏文
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2012年 54 巻 PG-043
    発行日: 2012/11/05
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 性及び専攻学科との関連
    河内 清彦
    教育心理学研究
    2001年 49 巻 1 号 81-90
    発行日: 2001/03/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 視覚障害学生及び聴覚障害学生に対し大学生が想起するイメージの意味構造を解明するため, 体育学系の男子学生108名と, 教育・社会学系の男女学生137名にイメージ連想テストを実施した。得られた2686の記述語を, KJ法により分類し, 43項目を選んだ。これらの記述語に数量化理論III類を適用し, 標的概念と記述語の重み係数により相互の関連を検討した。その結果, 障害学生の標的概念は, 障害, 性, 学科を超え,「痛ましさ」と「忍耐力」の軸に囲まれた意味空間に位置していたが, 記述語のレベルではグループ差がみられた。これらの標的概念と最もかけ離れていたのは,「好みの女子学生」と,「学力優秀な学生」の標的概念であったが, ここでは性と学科の影響が推測された。スチューデント・アパシー傾向を示す「自分自身」の標的概念は, 他の標的概念との関連はなかった。障害学生の標的概念について記述語別の出現頻数による考察を行ったが,「視覚障害学生」は努力家で強く素晴らしいが, 大変で苦しいという相反する記述語が共存していた。「聴覚障害学生」も全体的にはこれと類似していたが, 性格面では前者が暗く, 後者が明るいなど, 部分的には障害種別の違いが示された。
  • 髙橋 純一, 成井 彩美, 大関 彰久
    人間環境学研究
    2019年 17 巻 1 号 51-57
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/05
    ジャーナル オープンアクセス
    We examined the effects of evaluative and affective components of attitudes on interactions with people with physical disabilities. Participants (N = 81) completed a questionnaire measuring self-efficacy regarding interactions with people with physical disabilities; we used a semantic differential (SD) method to measure impressions of people with physical disabilities and derived evaluative and affective components of attitudes. Using a maximum likelihood factor analysis of the self-efficacy questionnaire, we extracted 2 factors: embarrassing relationship and self-assertiveness. Using a maximum likelihood factor analysis of the data from the SD method, we extracted evaluative and affective components. Based on these factor scores, to examine the effects of attitudes (i.e., evaluative and affective components) on the self-efficacy regarding interactions with people with physical disabilities (i.e., embarrassing relationship and self-assertiveness), we conducted multiple regression analysis with factors of evaluative and affective components as an independent variables and factors of embarrassing relationship and self-assertiveness as a dependent variables. In the results of embarrassing relationship and self-assertiveness factors, we found significant regression equation in evaluative but not in affective components, showing that people with positive evaluation, showed a decreased feeling of disgust. Our present study assumed that evaluative components of attitudes might be an important factor in self-efficacy regarding interactions with people with physical disabilities, which could enhance the general public’s understanding of disability.
  • 河内 清彦
    特殊教育学研究
    1990年 28 巻 3 号 25-35
    発行日: 1990/12/28
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    本研究では、肢体不自由者(児)への態度構造を解明し、得られた因子と専攻学科および性別との関連を考察するため、肢体不自由に関する54項目への回答を3学科の大学生394名に求めた。その結果に因子分析を適用し、五つの斜交因子、すなわち、「共に生きることへの拒否」「情緒不安定な性格」「社会的援助」「幸福な暮らし」「自立生活の否定」を分類した。さらにこれらは、因子間相関と因子内容により、大きく3領域(個人的関係,状態評価,社会的関係)に集約した。因子と専攻学科、あるいは性別との間で有意な関連が見られたのは最初の3因子で、とくに人間学および児童学専攻の学生は肢体不自由者を拒否したり、情緒不安定と見ることに反対するのに対し、経済学専攻学生はそれとは逆の傾向を示した。また、性差がはっきり確認できたのは一つだけであった。これらの結果については、視障者に関する研究結果と対比しながら、態度研究への意味を考察した。
  • 河内 清彦
    教育心理学研究
    2004年 52 巻 4 号 437-447
    発行日: 2004/12/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では障害者に関する健常学生の抵抗感を軽減させるための手がかりを得るため, 健常学生の自己効力感及び障害者観に及ぼす障害条件, 対人場面, 個人的要因 (障害者への関心度, 性別, 援助経験) の影響を検討した。4障害 (視覚, 聴覚, 運動, 健康) 条件に対応した4下位尺度 (関係, 主張, 教育, 当惑) により658名の大学生に質問紙調査を実施した。因子分析の結果では, 特定の対人場面を表す下位尺度に関し, 4障害条件が共通の因子負荷量を示す「当惑関係」「自己主張」「統合教育」という3因子が抽出された。このことから, 健常学生の意識に及ぼす影響は, 障害条件よりも尺度内容に依存していることが明らかとなった。これら3因子と個人的要因との関連では,「当惑関係」因子は3要因と,「自己主張」因子は性別と関連が認められたが,「統合教育」因子はどの要因とも関連が認められなかった。一方, 下位尺度別障害条件と個人的要因との比較では, 視覚と聴覚の障害条件よりは, 運動と健康の障害条件の方が抵抗感が弱く, 性別の影響は下位尺度により異なっていたが, 関心度と援助経験は障害者と交流しようという積極的な意識を助長することが明らかとなった。
  • 障害者への関心度, 友人関係, 援助行動, ボランティア活動を中心に
    河内 清彦
    教育心理学研究
    2006年 54 巻 4 号 509-521
    発行日: 2006/12/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 障害者等との自主的な接触を障害者についての関心度と友人関係, 及び障害者などへの助力的援助, 親密な援助, ボランティア活動の5つに分け, それらと障害学生との交流に対する健常学生の抵抗感との相対的関連を検討した。このため,「関係」と「主張」の2尺度 (河内, 2003) を用い569名の健常学生に質問紙調査を実施した。2尺度の刺激人物の4障害条件 (視覚, 聴覚, 運動, 健常) 別に数量化理論1類を適用した。その結果, 視覚と聴覚の障害条件では障害者への関心度と障害のある友人との関係が「関係」尺度と, また障害者等への助力的援助が「主張」尺度と関連が強く, 関心度や助力的援助頻度が高く, 障害のある友だちのいる者は障害学生との交流への抵抗感の弱いことが明らかになった。しかし聴覚障害条件だけに関連のあったボランティア活動では, 過去経験者は未経験者よりも抵抗感が強く, 負の成果が示唆された。一方, 親密な援助は, 全てで関連が認められず, 抵抗感と障害者との自発的な接触とが単純な関係にないことも明らかとなった。また, 「関係」尺度では, 刺激人物の障害条件と友人の障害種別との間で, 抵抗感の程度に対応関係が認められた。
  • 佐藤 将朗, 河内 清彦
    特殊教育学研究
    2000年 38 巻 2 号 53-61
    発行日: 2000/09/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    本研究では、点字触読に関する基礎的研究として点字のレジビリティーについての検討を行った。点字触読の熟達者19名(高等部3年生および大学生)は、より自然な触読状態を反映した実験条件の中で読材料を触読し、点字1文字ごとの認知時間が計算機システムにより記録され、これを基にデータの解析を行った。点字清音43文字の各文字の平均認知時間は非常に短かったが、この中でも認知時間に差が生じた。また認知時間に影響を与える要因について、点字1マス内の物理的特性の中から点字を構成する点の数、点字の外形、点のテクスチャー、点字を構成する点の位置を取り上げて分析したところ、点字を構成する点の数については、文字を構成する点の数が増えるにつれて明らかに点字の認知時間も増加していたものの、他の要因では全体的に認知時間に及ぼす影響はみられず、点字の冗長性のための手がかりとはならないことが明らかとなった。しかしながら各文字の認知時間の順位に注目して分析をしたところ、点字の物理的手がかりがレジビリティーに影響を与えている可能性が示された。
  • 長岡 千賀
    発達心理学研究
    2018年 29 巻 1 号 22-33
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/03/20
    ジャーナル フリー

    発達障害に関する啓発資料がさまざまな団体によって作成されているが,その読後の印象は資料によって異なるように見受けられる。本研究の目的は,資料上のいかなる記述方法が,発達障害児者との交流に対する読み手の態度に影響するかを特定することである。実験に先立ち既存の啓発資料を分析し,その結果から,本実験の刺激では具体性の高低と関わりの記述の有無の2要因を操作することを決定した。実験ではまず,実験参加者は,発達障害様の特徴を持たない学生(以降「普通学生」)に対する交流抵抗感を回答した。次に実験参加者は,4種類の資料のうちの1つを読んだ後(被験者間要因),発達障害様の特徴を持つ学生(以降「特徴的学生」)に対する交流抵抗感を回答した。回答に不備のない218名分の回答を分析した。混合モデル分析の結果から,第1に,具体性が高い資料の読み手ほど特徴的学生と一緒に何かをする場面で抵抗感が低いこと,第2に,関わりに関する記述があっても特徴的学生に対する交流抵抗感は高まらないことが示された。また,結果は,特徴的学生との本音で付き合う場面では男性の方が女性よりも交流抵抗感が低いこと,普通学生に対する交流抵抗感が低い者ほど特徴的学生に対する交流抵抗感も低いこと,しかしその傾向には性差があることも示した。結果について社会心理学的知見を踏まえながら考察し,さらには,発達障害に関する資料作成の指針を提案した。

  • 黒沢 学
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2019年 61 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/21
    会議録・要旨集 フリー
  • *相羽 大輔, 奈良 里紗
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2017年 59 巻 PE65
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 渡辺 弘純
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2001年 43 巻
    発行日: 2001/07/20
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 河内 清彦, 四日市 章
    教育心理学研究
    1998年 46 巻 1 号 106-114
    発行日: 1998/03/30
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    This study investigated the self-efficacy expectations of non-disabled students about interaction in the college context with students with disabilities. Three hundred and one non-disabled college students completed the 26-item revision of College Interaction Self-Efficacy Questionnaire (CISEQ: Fichten et al., 1987) with reference to interaction with a student who is visually impaired, or hearing impaired. The scale yields the following two scores: self-efficacy Level and Strength. Factor analytic procedures yielded two factors, named Friendship and Self-Assertion, from the Level scores, and one other factor, named Confident Rating, from the Strength scores. The factors obtained in the visually impaired condition were similar to those obtained in the hearing impairment condition. In the analyses of the relationships of the CISEQ factor scores to respondent demographic and experiential variables, a degree of interest in people with disabilities was significantly related to the Friendship factor; a respondent self-esteem was positively related to all factors; female respondents and respondents with people suffering disabilities in their families responded positively on the Friendship and Confident Rating factors, while responding negatively on the Self-Assertion factor.
  • 信太 奈美, 池田 由美
    日本保健科学学会誌
    2018年 21 巻 3 号 121-129
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/14
    ジャーナル フリー
    障がい者スポーツへの関わりの程度に障がい者との交流やスポーツの経験が影響を与えるかどうかを分析することを目的にインターネット調査を実施した.10 歳~ 60 歳代の439 名が回答し,障がい者スポーツへの関わりの程度が高い順に,障がい者スポーツに実際に関わった経験をもつ者42 名(9.6%),実際の経験はないがマスメディアの情報 に関心をもつ者174 名(39.6%),これらの経験も関心もない者223 名(50.8%)に分類された.これら3 群をカイ二乗検定により比較したところ,障がい者が身近にいることや自身がスポーツ経験をもつことは障がい者スポーツへの関わりの程度を高める要因となることが示唆された.また,障がい者スポーツへの関わりの程度を高める方策を実施する際には「障害者」よりも「障がい者」の表記が適切であることが示唆された.
  • *宮澤 史穂
    日本心理学会大会発表論文集
    2022年 86 巻 2EV-017-PC
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/07/07
    会議録・要旨集 フリー
  • 小川 翔大
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2019年 61 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/21
    会議録・要旨集 フリー
  • —接触経験との関連から—
    栗田 季佳, 楠見 孝
    教育心理学研究
    2010年 58 巻 2 号 129-139
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/03/27
    ジャーナル フリー
     本研究では, 近年用いられるようになった「障がい者」表記に注目し, ひらがな及び漢字の表記形態が身体障害者に対する態度に及ぼす影響について, 接触経験との関連から検討することを目的とした。身体障害者に対する態度については, イメージと交流態度の2つの態度次元に着目した。SD法及び交流態度尺度を用いて, 大学生・大学院生348名を対象に調査を行った。その結果, 身体障害者イメージは身体障害学生との交流に対する当惑感を媒介として身体障害学生と交友関係を持つことや自己主張することに対する抵抗感に影響を与えることが示された。そして, ひらがな表記は接触経験者が持つ身体障害者に対する「尊敬」に関わるポジティブなイメージを促進させるが, 接触経験の無い者が持つ尊敬イメージや, 身体障害学生との交流に対する態度の改善には直接影響を及ぼすほどの効果を持たないことがわかった。身体障害学生との交流の改善には「社会的不利」「尊敬」「同情」を検討することが重要であることが本研究から示唆された。特に, 身体障害者に対する「尊敬」のイメージの上昇は, 接触経験の有無にかかわらず, 交流態度の改善に影響を与えることが考えられる。
  • 支援経験及び障害のある人への関心度による影響
    相羽 大輔, 奈良 里紗, 益子 徹, 高濱 明日香
    日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
    2017年 28 巻 5-16
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/11/20
    ジャーナル 認証あり
    本研究では、障害のある人とない人の相互交流に関する授業が、運動障害のある人に対する受講生 の交流自己効力感に及ぼす教育効果を、個人要因(支援経験・関心度)との関係から検討した。331名の受 講生に障害のある人とない人の共同作業に焦点を当てたNPO活動の様子を紹介し、その前後で質問紙調査 を行った。受講前の受講生の交流自己効力感には、関心度だけが有意な影響を及ぼしたため、関心度の群 別に交流自己効力感尺度の各下位尺度得点を授業の前後で比較した。この結果、高群は自己主張尺度得点 だけを有意に高め、低群は交友関係尺度得点だけを有意に高めたことから、各群の教育効果が質的に異な ることが明らかにされた。また、障害のある人に対する関心度には、直接/間接接触や消極的態度(考え 方等)との関連が見出されたことから、各群の特徴に応じた授業計画の必要性が示唆された。
  • 河内 清彦
    特殊教育学研究
    1996年 34 巻 3 号 63-71
    発行日: 1996/11/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    視覚障害のある児童と、ない児童をターゲット概念として、彼らに対する小学校6年生(120名)のイメージの意味構造をSD尺度を用いて検討した。その結果、各イメージの意味構造は、「対人」「活力」「学力」の3属性が、障害の有無には関係なく、共通して見いだされた。【対人】と【活力】の尺度得点は、「好きな友達」が高く、「人気のない友達」が低かったため、好意性を示すものと解釈した。このうち、【活力的属性】では、「全盲の友達」と「弱視の友達」の尺度得点が同様に低かったが、【対人的属性】では、前者が高く、後者が低い。また、【学力的属性】では、これら2概念は得点が低いのに対し【メガネの友達】の得点は高かった。このようにイメージ評価に及ぼす視覚的困難さの影響の違いが示された。視覚障害のあるターゲット概念での3属性尺度と視覚障害者との接触経験、性別、在籍学級との関連では、人間関係の良好な学級の方が視覚障害児を高く評価する傾向が強く、同様の傾向が女子にも見られた。
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