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クエリ検索: "溝口綾"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 金田 利子, 主藤 久枝, 草野 篤子
    日本世代間交流学会誌
    2012年 2 巻 1 号 89-95
    発行日: 2012/02/01
    公開日: 2023/05/18
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿は、昨年本誌に掲載された我々の原著論文「子どもの発達と世代間交流―生活用具を介 した労働的遊びに見る子どもと高齢者の相互互恵性―」(主藤ほか2010)で明らかにしてきた こと(本文参照)を幼児教育・保育の内容として導入していくことの意義と方法についての構 想を「寄書」として報告するものである。生活用具を介した幼児と三世代前くらいの高齢者と の労働的遊びは、文明の進歩の頂点で暮らしている現代生活において後行世代にそのプロセス を伝えていくという上でも欠かせないことである。本稿は、そのことを実践化する最も理にか なった方法が幼児教育・保育におけるカリキュラム化ではないかと捉え、提言を行うための構 想である。
  • ―「学びほぐし」を分析枠組みとして―
    山下 愛実
    保育学研究
    2022年 60 巻 2 号 45-56
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/27
    ジャーナル フリー
    本研究は1年目の新人保育者が創出する実践と実践にみる視点の変化に着目し,立場を異にする保育者と観察者の相互交流を通じて見出される実践変容の内実の一端を捉えることを目的とした。幼稚園で参与観察を実施し,学級で過ごす時間に「保育者の意図と異なる子どもの姿」が見られた場面における保育者の実践について,「学びほぐし」の概念を分析枠組みとして分析した。その結果,保育者の教示的な実践の型は観察者の視点が共在することでほぐされ,子どもの視点を含む新たな実践が創出された。この変容プロセスでは,“パートナーシップに基づく子ども理解”が下支えとなった事象の共有を重ねることが一つの契機となっていたことが見出された。
  • 溝口 綾人, 山地 紗希, 近藤 彩花, 福本 悠樹, 東藤 真理奈, 鈴木 俊明
    理学療法科学
    2023年 38 巻 6 号 398-404
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/13
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕自主練習としての運動イメージの継続が脊髄運動神経機能の興奮性と運動の正確性に及ぼす影響を検討した.〔対象と方法〕健常者9名を対象に,数字情報に着目した運動イメージ練習を4週間行わせた.1週目と4週目の安静時試行と運動イメージ試行中に左母指球からF波を導出した.各試行後にはピンチ力調整課題を与え,運動の正確性を評価した.〔結果〕1週目と4週目において振幅F/M比は試行間で差を認めず,運動の正確性も運動イメージ試行前後で変化を認めなかった.ただし,1週目でピンチ力値の絶対誤差が大きかった2名が,4週目の運動イメージ試行前で運動技能の向上がみられた.〔結語〕4週間の継続的な数字イメージの介入によって運動技能に改善の余地がある場合,運動技能が向上することが示唆された.

  • -保育士のインタビュー調査より-
    二重 佐知子, 津田 芳見
    日本幼少児健康教育学会誌
    2017年 3 巻 1 号 17-26
    発行日: 2017年
    公開日: 2022/01/06
    ジャーナル フリー

      This study investigated the daily interactions between children with developmental disorders or developmental failures and their grandparents. Interviews were conducted between July 2013 and August 2014 with 35 nursery teachers who had experience taking care of children with developmental disorders or developmental difficulties. Qualitative analysis was conducted with an inductive approach, and the data were organized into 3 categories: “Impact on children with developmental disorders or development failures,” “Impact on the parental guardian,” and “Attitude of the grandparents.” Results indicate that “Attitude of the grandparents” impacts the sociability of children with developmental disorders or developmental failures and, with regard to the guardians. Their attitude and lessened the burden of childcare and resulted in a positive approach to tackling the issue of the parental guardian. However, it was found that if the grandparents did not understand, this led to tormenting the children and the parental guardian. Therefore, we conclude that understanding from the grandparents was important.

  • ―KJ法による保育者記録の分析を通して―
    亀山 秀郎
    保育学研究
    2012年 50 巻 3 号 276-286
    発行日: 2012/12/25
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    本研究は,幼稚園における稲作の意義を保育者の記録から検討する。本研究では,3年間,2箇所の幼稚園において91名の年長児の4,451件の記録から検討した。その結果,稲作に関する記録を90件抽出した。そして抽出した記録をKJ法で分析した結果,「田んぼでの体験」,「成長や変化への気付き」,「農具の扱い方の気付き」,「ワラの特徴への気付き」,「自作のお米の味わい」といったカテゴリーに分類された。個々のカテゴリーと記録から,以下の3点の意義が見出された。1)稲作をする過程で感情を伴った体験ができること,2)稲作を通して多様な気付きができること,3)稲作が幼児の生活と結び付くこと。さらに,稲作の実践上の課題についても明らかにした。
  • ―省察のプロセスに着目して―
    谷川 夏実
    保育学研究
    2013年 51 巻 1 号 105-116
    発行日: 2013/08/31
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,新任保育者の危機を通じた専門的成長について,省察を手がかりとして明らかにすることである。省察をとらえる視点として<(1)問題状況のとらえ方の変容><(2)実践に取り組む姿勢の変容>に着目し,幼稚園教諭2名の,1年余りに渡る継続的なインタビューデータを分析した結果,それぞれの新任保育者に固有のリアリティ・ショックとそれに伴う省察がみられ,省察を通じた専門的成長を読み取ることができた。この結果から,新任保育者が省察によって問題状況を解釈する枠組みを獲得し,それに基づき実践に取り組む姿勢に変容がみられるまでには,一定の期間と機会を与えられることが必要だということが示唆された。
  • ―振り返りノートの質的分析を通して―
    平林 祥
    保育学研究
    2019年 57 巻 1 号 67-78
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/13
    ジャーナル フリー

    乳幼児教育・保育への労働従事者の需要が高まり,現在その構成年齢が若い状況のなかで,現職保育者,特に初任保育者への研修や専門性開発のより良い方法を検討することは,重要な課題である。本研究では,保育者の専門性開発と継続的就業を高い水準で実現している幼稚園を対象に,そこで行われているメンタリングの実際を検討した。メンターとプロティージが日々やりとりをする「振り返りノート」の質的分析を,クラムが提示したメンタリングの枠組みを援用して実施したところ,「推薦と可視性」と「保護」,「やりがいのある仕事の割り当て」,「役割モデリング」,「受容と確認」の5つのメンタリング機能が見出された。5つのメンタリング機能には,それぞれ下位機能が存在し,また,5つのメンタリング機能の間に相互作用効果が見出された。

  • 貞松 成, 中山 奈保子
    日本社会福祉マネジメント学会誌
    2023年 3 巻 18-31
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/05/31
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では, 認可保育所に勤務する3歳児クラスの担任保育者への聞き取り調査を通して,保育者の気になる子どもの範囲を明確にすることを試みた. 担任保育者らが受け持つクラス全員の発達記録を分析して作成した発達分析表をもとに, 気になる子どもと気にならない子どもの違いを調査した結果, 気になる子どもは, クラス全体の平均発達から概ね6ヶ月以上の遅れが確認され, 特に言葉の領域における遅れが顕著であった. さらに, ADHDなどの発達障害傾向であったり, 自傷行為などの問題行動を取ったりすることで集団に入ることができない子どもも気になる子どもとして認識していた. 一方, 発達面において遅れがある子どもであっても,成長が見られることで集団に入る見通しを立てることができたり, 保育者の加配によって保育が個別に提供されていたりする子どもは気になる子どもとして認識していなかった.
  • 谷川 夏実
    教師学研究
    2015年 16 巻 13-22
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2017/07/20
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は、初期キャリアの保育者が経験する危機と彼らの専門的成長に関して、1990年以降に発表された研究を批判的に検討し、この問題に関する新たな分析課題を指摘することにある。対象としたのは、この問題に関連する、「保育者の危機」、「保育者の専門的成長」、「初期キャリアの保育者」の3つの領域の研究である。検討の結果、これまでの研究は、彼らの専門的成長のプロセスを危機と関連付けて解き明かしてはこなかったことが明らかとなった。なお、初期キャリアの保育者に関する研究によれば、彼らは様々な困難や葛藤を抱えているものの、同僚の存在が支えになって、省察や保育実践の変容が促されていることが示された。こうした知見をふまえ、今後、初期キャリアの保育者が危機を契機として専門的成長を遂げていくプロセスを解明し、彼らへの支援のあり方を追究することが重要であることを指摘した。
  • 日本の乳幼児研究の1年を振り返る
    遠藤 利彦
    教育心理学年報
    1998年 37 巻 37-54
    発行日: 1998/03/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
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