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クエリ検索: "犬越路隧道"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • *藤本 俊二, 金 容義
    日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
    2005年 2005 巻 G4-03
    発行日: 2005年
    公開日: 2008/04/04
    会議録・要旨集 フリー
     丹沢山地は南部フォッサマグナ地域および伊豆―小笠原弧最北端部に位置し、島弧地殻の形成を解明するのに重要な地域である。丹沢のトーナル岩のモードは石英が49%前後であり、斜長石が51%前後で、カリ長石は0%であった。 川手(1997)や高橋(2004)は全岩化学分析を行っており、今回は対比も行った。  今回の調査に於いて、深成岩体の北部に於いて露頭単位で面構造を確認することができた。走向はN40∼70°Wを示す。傾斜は緩やかなところで、30°SW前後を示し、急なところで60°SW前後を示した。また、鏡下に於いても、斜長石や角閃石、石英などが段重ね上に浮き出て見えるようなものもあり、構造を有していることが確認された。さらに
    犬越路隧道
    の北側で石英斑岩と思われる岩脈も確認した。今回はこれらの結果について紹介する。
  • 武田 麻由子, 相原 敬次
    大気環境学会誌
    2007年 42 巻 2 号 107-117
    発行日: 2007/03/10
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    丹沢山地の大気中のオゾンがブナ (Fagus crmata) に及ぼす影響を明らかにするため, ブナ林衰退地に近接する西丹沢犬越路燧道脇 (標高920m) において, ブナ苗を用いたオープントップチャンバー法による野外実験を2002~2004年に実施した。活性炭フィルターでオゾンを除去した浄化空気を導入した浄化チャンバー (平均オゾン濃度0.011ppm) 及び現地の環境大気を導入した環境大気チャンバー (平均オゾン濃度0.046ppm) に2年生の丹沢産ブナ苗を移植し, 3成長期間にわたって育成することにより, 葉のクロロフィル含量 (SPAD値), 光化学系IIの最大光量子収率 (Fv/Fm), 樹高, 根元直径, 葉数, 冬芽数, 乾燥重量に対するオゾンの影響を検討した。オゾンにより, SPAD値は2成長期目の秋以降, 3成長期目は全般にわたって有意に低下し, Fv/Fmは3成長期目の秋以降有意に低下した。樹高は3成長期目の秋以降, 根元直径は3成長期目の夏以降有意に減少した。全乾燥重量は, 3年間の累積的なオゾン曝露 (6ヶ月間のAOT40が合計で88.7ppm・h) により浄化チャンバーよりも61.3%低下した。また, オゾンによる早期落葉が観察された。環境大気チャンバー内で育成したブナ苗の冬芽数は3成長期目終了時に有意に減少し, 本実験を継続していれば, 次年度以降にはさらに生長が抑制される可能性が示された。本実験の結果より, 丹沢山地の大気中のオゾンがブナの生長生理に阻害的に働いていることが明らかになった。
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