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クエリ検索: "砂川秀樹"
83件中 1-20の結果を表示しています
  • 新ヶ江 章友
    文化人類学
    2019年 83 巻 4 号 664-667
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/12
    ジャーナル フリー
  • ―東京レインボープライドを事例として―
    *崎濱 奏子
    人文地理学会大会 研究発表要旨
    2017年 2017 巻 210
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/06/13
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • ―デモとしての「パレード」から祭りとしての「パレード」へ
    堀川 修平
    女性学
    2016年 23 巻 64-85
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2021/11/12
    ジャーナル フリー
  • ――南定四郎による〈運動〉の初期の理論に着目して――
    堀川 修平
    ジェンダー史学
    2016年 12 巻 51-67
    発行日: 2016/10/20
    公開日: 2017/11/10
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は、日本のセクシュアル・マイノリティ〈運動〉における「学習会」活動の役割とその限界を明らかにすることである。IGA/ILGA日本を設立し、〈運動〉を牽引してきた南定四郎によって1984年から1994年まで断続的になされていた活動である「学習会」は、今日に続く〈運動〉の「出発点」であったと考えられるが、IGA/ILGA日本初期の活動ならびに南の〈運動〉理論に着目した研究は十分になされていない。よって、南が関わった〈運動〉の機関誌や〈運動〉に関わる論稿などの「記録」と、南への半構造化インタビューで得られた「記憶」を対象に分析する。

    「記憶」と「記録」から見えてきたのは、南の当事者性が、青年期に読書などの「学び」を通して、「同性愛者である」というものから「被抑圧者である同性愛者」というものへと変化していき、それが〈運動〉理論に深く結びついていることであった。生きづらさを理由の一つとして上京した南は、鶴見俊輔、「声なき声の会」と出会い、〈運動〉観を築く。その後IGA/ILGA日本を設立した際に、「日常的なコミュニケーションの場をつくる」という〈運動〉の手法を取り入れて、学習会活動を始めたのである。

    学習会は、参加者が「同性愛者である」ということに「自覚的」になれるような「学び」の場として構成され、「被抑圧者である同性愛者」としての当事者性を獲得することが目指された。しかし、南の〈運動〉は、参加者である若者のニーズや〈運動〉観に必ずしも一致せず、「分裂」という結果を導いている。ただし、「分裂」したものの、南の〈運動〉理論は、アカー(動くゲイとレズビアンの会)などの次世代団体にも伝播していった。次世代の〈運動〉の原動力となる人びとを育てることが出来た学習会によって、その後〈運動〉が次の時代を迎えることになったのである。本研究の意義は、十分な評価がされてこなかった〈運動〉初期の南の役割を再評価できた点に見出せる。

  • *須崎 成二
    日本地理学会発表要旨集
    2023年 2023s 巻 P020
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/06
    会議録・要旨集 フリー

    1. 問題の所在

     日本におけるゲイ(男性同性愛者)ビジネスの集積地区に関する都市研究は,東京都新宿区に位置する新宿二丁目地区を中心として議論している(例えば,砂川2015, 須崎2019).それゆえ,他のゲイビジネス集積地に関する先行研究はほとんどみられない.ただし,数少ない研究として,鹿野(2018)は大阪市のゲイバー集積地区を取り上げ,地区ごとにゲイバーの顧客の年齢層が異なることを指摘している.鹿野(2018)の指摘は,ゲイバーという同一の業種における差異が都市空間に反映されることを意味する.そこで,本報告では,1970年代後半の東京におけるゲイビジネスの分布を把握し,顧客の年齢層という視点から東京におけるゲイビジネスの空間分化の有無について検討する.

    2. 研究方法

     ゲイビジネスの住所を特定するため『全国プレイゾーンマップ1978年版』を用いた.前者の資料にはゲイバーやショップなどの店名,電話番号,客層の年代などの情報に加え,一部の店舗では住所が公開されている.また,ゲイビジネスが集積する地域では,店舗の住所が非公開の場合でも入居するビルや目印となる施設が地図で示されている.そのような店舗については『ゼンリン住宅地図』と照合して住所を特定した.

     次に,『全国プレイゾーンマップ1978年版』において客層の年代について記載のあったゲイバー95店舗を「若年向け」,「中年向け」,「年配向け」,「若年・中年向け」,「若年・年配向け」,「中年・年配向け」「若年・中年・年配向け」に分類した.そして,店名,住所,客の年代を紐づけたデータベースを作成し,GISツールを用いて地図化した.

    3. ゲイビジネスの分布

     1978年においてゲイビジネスが複数分布する地域は,大井町(3店舗),渋谷(4店舗),新橋(9店舗),池袋(25店舗),上野・浅草(96店舗),新宿(156店舗)である.新宿地域におけるゲイビジネス店舗数は他地域と比べて突出して多く,池袋地域や上野・浅草地域も一定程度の集積がみられる.これらの三つの地域において,ゲイビジネスは点在しているのではなく,池袋駅周辺地区,上野駅・浅草駅周辺地区,新宿二丁目地区に集積している.これらの地区では,交通の結節点となる駅が存在しており,人の往来も多いことから匿名性を確保できると考えられる,

    4. ゲイビジネスの空間分化

     ゲイビジネスの顧客の中心は若年層である.しかし,上野駅・浅草駅周辺地区では,ゲイビジネスの顧客において「若年」の割合が他地区と比較して低く,反対に「年配」の割合が突出して高い.池袋駅周辺地区と新宿二丁目地区ではどちらも顧客の年代が若いほど割合が高くなっているが,前者は三つの地区の中で「中年」の割合が最も高く,後者は最も低い.三つの地区を相対的に比較すれば,上野駅・浅草駅周辺地区には年配向け,池袋駅周辺地区には若年から中年向け,新宿二丁目地区には若年向けのゲイビジネスが集積している.

    5. 小括

     本研究の結果から,1978年の東京において,ゲイビジネスは新宿二丁目地区だけでなく池袋駅周辺地区および上野・浅草駅周辺地区での集積が確認された.また,それぞれの地区におけるゲイビジネスは顧客の年齢層によって空間的に分化していた.分化の要因については今後の課題とする.

  • 性的空間利用, エイズへの関心, HIV感染者との交流の観点から
    風間 孝, 河口 和也, 菅原 智雄, 市川 誠一, 木原 正博
    日本エイズ学会誌
    2000年 2 巻 1 号 13-21
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: HIV感染が増加している男性同性愛者のHIVについての知識と性行動を明らかにすることを目的とした。
    対象と方法: 東京でのエイズ予防啓発イベントおよびサークル参加者 (301人) に質問票調査を実施し、有効回答数255 (84.7%) を得た。
    結果: 性的空間利用者 (84人) のアナルインターコース経験率は40.5%で、性的空間非利用者 (151人) の19.2%に比して有意 (p<0.05) に高かったが、 コンドーム使用には差がなかった。また、性的空間利用者でコンドームを常時携帯する割合 (22.6%) は有意 (p<0.05) に高いものの、コンドーム使用の意思を相手に必ず伝えられる割合は有意 (p<0 .05) に低かった。エイズへの関心について能動的関心層 (193人)、受動的関心層 (21人)、無関心層 (25人) を比較したところ、インターコースの経験率 (各、32.1%、9.5%、12.0%) は能動的関心層が高い傾向にあったが、コンドーム使用では差がなかった。HIV感染者との交流群 (60人) は感染者との非交流群 (185人) に比べて一般知識の正答率が高かった。また、感染者との交流群は、インターコースの経験率 (45.0%) およびその際のコンドームの使用割合 (77.8%) がともに有意 (p<0.05) に高かった。
    結論: コミュニケーション重視型の啓発と、HIV感染者を孤立させない社会環境をつくる重要性が示唆された。
  • 文化人類学
    2019年 83 巻 4 号 513
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/12
    ジャーナル フリー
  • ——カミングアウトに関する語りの分析から——
    森山 至貴
    年報社会学論集
    2010年 2010 巻 23 号 188-199
    発行日: 2010/08/30
    公開日: 2015/06/12
    ジャーナル フリー
    Gay identity and gay community are both central topics in gay studies and queer studies. However, the relationship between them remains unquestioned. This paper reveals how the relationship between gay identity and gay community has been shifted from the 90's to the present based on an analysis of discourses on coming-out.
    Coming-out in the 90's included three important elements: aspiration for making a good relationship, high self-reflexivity and entry into the gay community. However, the latter two elements have disappeared and the meaning of coming-out has shifted. This shift demonstrates that the relationship between gay identity and gay community has become more and more irrelevant and independent.
  • 特集にあたって
    田中 洋美
    国際ジェンダー学会誌
    2022年 20 巻 5-7
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/12/25
    ジャーナル フリー
  • 『色道大鏡』を手がかりとして
    *杜 崢
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2023年 2023 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    本発表は江戸時代前期の遊女評判記として藤本箕山によって書かれた『色道大鏡』を主な資料として、遊廓における「色道」という具体的な実践を通して、江戸時代の遊廓における性に関する言説と現象を考察する。
  • 身体と家族の境界面についての一考察
    西 真如
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2017年 2017 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    ある人口学的な特性を備えた社会において、具体的な他者の身体に関わってゆくこと、セクシュアリティと結びついた文化的な経験を共有する世代に属すること、および家族を構成することは、互いにどのように干渉し合うのだろうか。本報告は、高齢期を迎えた性的マイノリティのケアニーズに応えようとする大阪市内の在宅介護・看護提供者らの活動を描写することをとおして、身体と家族の境界面をとらえる手がかりとしたい。
  • スチュアート ヘンリ, 鈴木 正崇, 棚橋 訓
    民族學研究
    1999年 64 巻 2 号 252-254
    発行日: 1999/09/30
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
  • 堀江 有里
    女性学
    2008年 15 巻 100-103
    発行日: 2008/04/09
    公開日: 2021/12/05
    ジャーナル フリー
  • 市川 誠一
    日本エイズ学会誌
    2000年 2 巻 2 号 168-169
    発行日: 2000/05/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 文化人類学
    2019年 83 巻 4 号 i-iv
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/12
    ジャーナル フリー
  • 須崎 成二
    地理学評論 Series A
    2019年 92 巻 2 号 72-87
    発行日: 2019年
    公開日: 2022/09/28
    ジャーナル フリー

    本研究は,日本の地理学では実証研究が乏しいセクシュアリティに着目し,ゲイ男性の新宿二丁目に対する場所イメージを,彼らの実践および経験に基づいて検討したものである.首都圏に居住するゲイ男性24名への聞取り調査を行った結果,オンラインツールなどによるゲイ男性同士の新たなつながりの創出は,新宿二丁目のゲイバー利用を妨げるわけではないことがわかった.また,新宿二丁目ではマスメディアなどの影響によって異性愛者の流入もみられるが,それに対してゲイ男性は拒絶と受容の相反する認識を持っている.ゲイ男性の多くは,安心してセクシュアリティを解放できる特別な場所として新宿二丁目を肯定的にとらえているとはいえ,その特殊性の認識には人間関係の構築や自己の確立に伴う変化がみられた.

  • 日本エイズ学会誌
    2007年 9 巻 4 号 431-433
    発行日: 2007/11/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 杉山 史剛, 高野 奈緒, 桑野 誠也, 野々垣 郁絵, 堀田 佳宏, 日比 健志
    日本臨床外科学会雑誌
    2022年 83 巻 2 号 326-330
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/31
    ジャーナル フリー

    症例は80歳,男性.悪寒と上腹部痛を主訴に当院へ搬送され,門脈腫瘍栓・多発リンパ節転移を伴う進行胃癌,腫瘍の胆管圧排による急性胆管炎と診断された.根治切除は困難であると判断し,胆管炎治療後に化学療法を導入した.HER2陽性であり,Cape+OHP+T-mabを計13コース施行し,門脈腫瘍栓の消失,原発巣の著明な縮小を認めたため,D2郭清を伴う胃全摘術を施行した.病理組織学的所見はypT3 N2 (3/24) CY0 ypStage IIIA,化学療法の組織学的効果判定はGrade 1aであった.術後補助化学療法としてS-1を8カ月間内服し,現在術後36カ月無再発生存が得られている.

  • 井上 智史
    福祉社会学研究
    2020年 17 巻 181-202
    発行日: 2020/05/31
    公開日: 2021/06/23
    ジャーナル フリー

    本稿は,日本におけるゲイ男性やMSM を対象とするエイズ対策の展開を整理し,彼らに対するエイズ予防がいかなるものとして展開されてきたのかを明らかにする.とりわけ,疫学者を中心とする研究者とゲイ当事者を中心に組織されたゲイNGO との協働による予防体制に注目し,その展開について福岡における活動の事例をふまえ明らかにする.

    疫学者らによるエイズ予防は,当初,接近困難なハイリスク層に近づく手段としてゲイ男性らの当事者性を必要とし,その必要に応えるかたちでゲイNGO との協働体制が成立し,展開していった(消極的協働).しかし,協働体制のもとでのゲイNGO の活動は,疫学者によって期待されるものとは異なった当事者性の獲得の過程をともない,そこでは,疫学者とゲイNGO との双方の思惑が交錯しながら,活動が展開されていた(積極的協働).

     福岡において組織されたゲイNGO「LAF」は,協働体制による活動のもとで当事者性を獲得することによって,疫学者が推進しようとするエイズ対策との間に対立を経験し,協働体制から独立し活動を行うこととなった.このことは,疫学者によるエイズ対策が必要とした当事者性の意図せざる結果として,協働体制から独立して活動を行うゲイNGO が誕生したことを意味する.

  • 田中 健司, 廣瀨 陽介, 向井 千加子, 村上 旬平, 秋山 茂久
    日本障害者歯科学会雑誌
    2020年 41 巻 1 号 29-34
    発行日: 2020/02/29
    公開日: 2020/06/30
    ジャーナル フリー

    障害者歯科医療における地域連携を促進する目的で,全身麻酔下による歯科治療を終了したが,その後の定期検診を受診しなかった患者の未受診の原因を明らかにするために,アンケートにより調査を行った.

    調査対象は,当診療所にて歯科治療が終了し,かかりつけ歯科医院に逆紹介した患者691名とした.そのうち,かかりつけ歯科医院への定期検診受診が確認できなかった患者250名に対してアンケート用紙を郵送した.調査内容は当診療所での治療終了後の歯科受診状況,未受診にいたる理由,および当診療所の全身麻酔下歯科治療の満足度の評価などとした.

    アンケート回収率は36.4%(91/250名)であった.そのうち,かかりつけ歯科医院への未受診患者は42名であった.未受診率は未就学児,小学生および在宅患者で高く,紹介先別では2次医療機関に紹介した症例が多かった.定期検診の未受診にいたる要因として,「忙しい,時間が合わない」が16名,「歯科治療への適応行動が困難である」11名,「口腔内に問題がないから」6名,「学校検診を受けているから」2名などの理由が挙げられた.未受診患者の満足度調査では全身麻酔に関するインフォームドコンセントや治療内容に関しては90%以上満足していた.しかし,高い満足度を示した患者のすべてが定期検診を受診していたわけではなかった.以上より,今後も治療終了後の定期検診の重要性を改めて啓発し,さらなる地域連携を強化する必要があるものと思われた.

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