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クエリ検索: "福岡由美"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 中原 宣子, 吉田 廣子, 福岡 由美子, 二宮 直子, 播磨 政子, 中谷 達也, 山上 征二, 岸本 武利
    日本透析療法学会雑誌
    1993年 26 巻 3 号 359-363
    発行日: 1993/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    慢性腎不全患者の最終的な治療として, 腎移植は近年増加する傾向にある. それに伴い透析施設での対応および患者指導は重要な意味を持ってきた.
    そこで, 今回サテライト施設での腎移植の取り組みについて検討を行った. 透析患者のうち腎移植希望者を対象に, 移植知識収得期, 移植準備期, 移植待機期と3期に分け指導を行った. 第1期の知識収得期では, 透析と腎移植の相違, 移植の社会的, 医学的特徴を患者レベルに合わせて教育を実施した. 第2期の準備期では, 生体腎移植, 死体腎移植希望者に対し, 組織適合検査およびレシピエント登録を実施した, 待機期である第3期では, 移植を受け入れられる心理的側面と貧血, 二次性副甲状腺機能亢進症をはじめとする移植を阻害する合併症の改善をめざし指導と治療を行った.
    以上の指導と対応を通し, 移植希望患者の認識を高めることができた. 今後も, 移植に対する教育をサテライト施設として続けていく必要があると考える.
  • 岡本 吉弘, 木下 厚, 佐竹 徹夫
    育種学研究
    2001年 3 巻 2 号 87-94
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2012/01/20
    ジャーナル フリー
    温度は植物個体や培養組織の生育を左右する重要な要因である.イネの葯は一般に25~28℃ の範囲内の恒温条件で培養されているが, 植物個体はしばしば昼夜恒温条件より昼夜変温条件でよい生育をする.本研究ではこのことに着目して, イネの葯培養効率に対する昼夜変温の効果を検討した.生理的に均質な葯を供試するため, ポットに密植栽培した主稈穂の特定穎花から1核中期~後期の花粉を含む葯を採取し, 1区当たり1000葯前後を培養した.水稲品種「キタアケ」を用いて液体培養で小胞子由来のカルスを誘導した結果, 昼夜変温区 (昼30℃/夜20℃) の葯当たりカルス形成率は昼夜恒温区 (昼25℃/夜25℃) のそれに比べて明らかに高かった.カルス形成率を向上させる昼夜変温の効果は, 「きらら397」, 「ゆきひかり」, 「彩」の3品種でも認められ, さらに液体培地だけでなく寒天培地でも認められた.脱分化期の昼夜変温はカルス形成率を高めただけでなく, 昼夜変温下で形成されたカルスはアルビノ個体の発生が少なかった.一方, 個体再分化期の昼夜変温は緑色個体再分化カルス率を増加させた.カルス誘導から個体再分化までの全期間を昼夜変温で培養することにより, 葯当たりカルス形成率, 緑色個体再分化力ルス率および葯当たり緑色植物再分化率は, 品種および年次を込みにした6回の実験の平均値で, それぞれ96%(昼夜恒温区の1.6倍), 42%(同1.4倍) および41%(同2.4倍) であった.昼30℃/夜20℃ の昼夜変温はイネの葯培養効率を高める手段として, 育種の現場でも基礎研究の場でも利用できる.
  • 木下 厚, 岡本 吉弘, 石村 櫻, 佐竹 徹夫
    育種学研究
    2000年 2 巻 2 号 73-79
    発行日: 2000/06/01
    公開日: 2012/01/20
    ジャーナル フリー
    花粉の発育ステージは葯培養の効率に大きく影響する. イネでは花粉1核期が培養の適期とされているが, 1核期の中のどの時期が最適であるかに関しては明らかでなかった. この論文では1核中期の花粉が培養に最適であることを確定した. 葯培養効率の高い水稲品種「キタアケ」と効率の低い品種「きらら397」を供試した. 穎花内の1葯を検鏡して花粉発育ステージを判定した後に, その穎花の残りの5葯を培養に用いた. 顕微鏡写真像によって1核期の花粉を前期, 中期, 後期の3期に区分した. 培養効率に対する花粉発育ステージの影響を明確に検出するため, 寒天培地に比べてカルス形成率の高い液体培地で培養し, それぞれの区で500葯以上を培養した. その結果, カルス形成率は花粉発育ステージに強く影響され, 両品種とも1核中期の花粉を含む葯から最も高率にカルスが誘導された. 培養開始時の花粉発育ステージがカルスの植物体再分化率や再分化した緑色植物の自然倍加率にまで影響するかどうかに関しては, 明確な結論が得られなかった. しかしカルス形成率が花粉発育ステージに影響される程度は, 植物体再分化カルス率がステージに影響される程度に比べて著しく大きく, その結果, 葯当たり緑色植物再分化率 (葯当たりカルス形成率×緑色植物再分化カルス率によって算出した値) も1核中期において最も高かった. 以上のことから, カルス形成に最適の花粉発育ステージは1核中期 (光学顕微鏡で花粉の内外の膜が二重に見え, 細胞質が充実していて核が細胞の中心に位置する時期) である.
  • 岡本 吉弘, 木下 厚, 石村 櫻, 佐竹 徹夫
    育種学研究
    2003年 5 巻 4 号 155-160
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/12/18
    ジャーナル フリー
    イネ浮遊葯培養の優点はカルスを多量に誘導できることであるが,カルスの発生と増加の実態は明らかでない.本研究では液体培地上で誘導されたカルスには,花粉起源のカルスとそれが分割して増えたカルスの2種類があることを示し,それらの時期別の発生数を調べた.水稲品種「キタアケ」の葯を液体培地に置床し,7日ごとに実体顕微鏡の下でカルス数を数えた後,全カルスを液体培地から除去してさらに培養を続けた.このようにして計測されたカルスを,それぞれの計測日の前7日間に形成された花粉起源のカルスとみなした.花粉起源のカルスは培養開始の2週間目に発生し始め,35日目まで毎週連続的に発生した.一方,液体培地にカルス1個を入れて単独培養し,7日目ごとにカルスの増加数を調べたところ,1週間後には1.6倍,2週間後には2.8倍,3週間後には4.8倍に増加した.花粉起源カルスの時期別発生数と分割起源カルスの経時的増加率から,35日目の全カルス数中に占める分割起源カルスの割合を推定すると46.7%であった.浮遊葯培養法を育種技術として利用してゆくためには,分割起源カルスが元のカルスと遺伝的に同じかどうかを確認することが重要である.
  • 岡本 吉弘, 木下 厚, 石村 櫻, 佐竹 徹夫
    育種学研究
    2003年 5 巻 2 号 37-44
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/06/10
    ジャーナル フリー
    本研究ではイネの浮遊葯培養において,パラフィルム不使用が培養効率におよぼす影響を明らかにして培養法の改善に役立てようとした.生理的に均質な葯を供試するため,ポットに密植栽培したイネの主稈穂の特定穎花から1核中期~後期の花粉を含む葯を採取し,1区当たり1000葯前後を培養した.カルス誘導期およびカルス増殖期のシャーレ,植物体再分化期の試験管に対して,それぞれ独立にパラフィルムで封じた区と封じなかった区を設け,両区の培養効率を比べた.カルス誘導期におけるパラフィルム不使用の効果は,パラフィルム不使用のシャーレでも培地のコンタミネーションや蒸発を起こさない二重チャンバー法によって実験した.カルス誘導期の実験では水稲品種「きらら397」,カルス増殖期の実験では水稲品種「キタアケ」,植物体再分化期の実験では水稲品種「キタアケ」および「キタアケ」の葯培養から復元された10系統を供試した.その結果,カルス誘導期のシャーレをパラフィルムで封じないで培養すると封じて培養した場合に比べて,カルス形成率は実数値で212%(比率で1.6倍) ~ 289%(3.8倍)増加したが,パラフィルム不使用区のシャーレで形成されたカルスの緑色植物再分化率はパラフィルム使用区のそれに比べてやや低かった.カルス増殖期のシャーレをパラフィルムで封じないで培養すると,緑色植物再分化率が8%(1.1倍)増加した.さらに植物体再分化期の試験管をパラフィルムで封じないで培養すると,緑色植物再分化率が8%(1.3倍)~9%(1.2倍)増加した.以上の結果より,イネ葯培養効率を簡易に高める手段として,プラスチックシャーレや試験管の蓋をパラフィルムで封じないで培養することを推奨する.
  • 木下 厚, 岡本 吉弘, 石村 櫻, 佐竹 徹夫
    育種学研究
    2005年 7 巻 2 号 103-111
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/06/14
    ジャーナル フリー
    イネの浮遊葯培養において,カルス誘導時の葯密度(培地1 ml当たりの置床葯数)がカルス形成率におよぼす影響,およびカルスに付着した液体培地の除去が植物体再分化率におよぼす影響を明らかにした.生理的に均質な葯を供試するため,ポットに密植栽培したイネの主稈穂の特定位置の穎花から1核中期~後期の花粉を含む葯を採取した.1区当たり1000葯前後を供試し,カルス誘導(液体培地で35日間),カルス増殖(寒天培地で7日間),植物体再分化(寒天培地で60日間)の三段階培養法で培養した.水稲品種「キタアケ」の葯を,0.9葯/ml ~ 12葯/mlの範囲で5段階の密度で液体培養しカルスを誘導した.カルス形成率は,0.9葯/ml ~ 6葯/mlの範囲では葯密度の低下に伴ない増加したが,6葯/mlと12葯/mlとの間では明らかな傾向が認められなかった.カルス誘導時の葯密度は緑色植物再分化率に影響しなかった.次に,水稲品種「キタアケ」および「きらら397」の葯を供試し,液体培地で誘導したカルスを寒天培地に移植する時に,カルスに付着した液体培地を1 ~ 2秒間濾紙で除去すると,除去しなかった場合(慣行区)に比べて緑色植物再分化率が13 ~ 18%増加した.以上の結果より,イネの浮遊葯培養の効率は,カルス誘導期に3葯/mlあるいはそれ以下の葯密度で培養すること,および液体培地で誘導したカルスを寒天培地に移植するときにカルスに付着した液体培地を濾紙で1 ~ 2秒間除去すること,によって高められる.
  • 日本循環器病予防学会誌
    2006年 41 巻 1 号 7-23
    発行日: 2006/01/31
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
  • 日本透析療法学会雑誌
    1992年 25 巻 5 号 479-491
    発行日: 1992/05/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 糖尿病
    2011年 54 巻 Suppl 号 S-91-S-136
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/09/12
    ジャーナル フリー
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