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クエリ検索: "福浜大一建設"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 高畑 修, 原田 拓也, 宮口 新治, 桑原 充, 門間 聖子, 保高 徹生, 小峯 秀雄
    土木学会論文集C(地圏工学)
    2022年 78 巻 2 号 83-95
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/05/20
    ジャーナル フリー

     福島県浜通り南部では,一般に重金属等が含まれていることが多い新第三紀層の堆積岩が広く分布している.2010年4月の土壌汚染対策法の改正等により,これら岩石や土壌を掘削して盛土へ利用する際,室内試験等で重金属等が確認された場合には,漏出防止等の適切な対応が求められている.しかしながら,当該地域では,黄鉄鉱の酸化等により重金属等の溶出の可能性がある岩石を用いた道路盛土であっても,深刻な問題に発展した事例は少ない.そこで本研究では,道路盛土構造の覆土や締固めに着目し,新第三紀層の急速に酸性化が進行する砂岩で構築した実大サイズの試験盛土を用いて,概ね4ヶ月間の曝露試験を行った結果から,岩石の酸性化に伴う重金属等の溶出対策として覆土や締固めが有効である可能性を示した.

  • 高畑 修, 宮口 新治, 原田 拓也, 桑原 充, 宗像 誠也, 秋山 嘉文, 門間 聖子, 保高 徹生, 小峯 秀雄
    地盤工学ジャーナル
    2023年 18 巻 2 号 123-138
    発行日: 2023/06/01
    公開日: 2023/06/01
    ジャーナル フリー

    建設工事において,自然由来重金属等を含む岩石や土壌を掘削し盛土へ利用する際は,重金属等の長期的な溶出可能性も含めて,適切な漏出対策が求められており,その対策には「転圧」や「粘性土等による被覆」が含まれている。このことは,道路盛土等の施工に伴う「転圧」や,「覆土」により発揮される溶出抑制効果を適切に評価できれば,漏出対策の省略も含めた合理的な対策の立案に繋がるものと考えた。そこで本研究では,黄鉄鉱を含み急速に酸化が進行する砂岩を用いた仕様の異なる 3 つの実大試験盛土による約 4 ヶ月の曝露試験から,盛土内部の環境と酸性化の進行に,浸透水によって供給される酸素や温度が影響を及ぼしている可能性を示した。

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