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クエリ検索: "自動体外式除細動器"
743件中 1-20の結果を表示しています
  • 清水 敬樹, 田口 茂正, 速水 宏樹, 勅使河原 勝伸, 清田 和也
    蘇生
    2008年 27 巻 2 号 141-144
    発行日: 2008/07/20
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 菊池 学
    循環器専門医
    2002年 10 巻 2 号 372
    発行日: 2002/10/18
    公開日: 2018/05/28
    ジャーナル フリー
  • 金田 浩太郎, 笠岡 俊志, 石川 慎太郎, 金子 唯, 小田 泰崇, 井上 健, 鶴田 良介, 前川 剛志
    日本臨床救急医学会雑誌
    2009年 12 巻 1 号 31-36
    発行日: 2009/02/28
    公開日: 2023/10/20
    ジャーナル フリー

    目的:山口県内の医療施設以外における

    自動体外式除細動器
    (automated external defibrilator,以下AEDと略す)設置状況を調査し,その現状と問題点を明らかにする。方法:県や市町村の資料,県内の消防本部および施設への電話調査によりAED設置施設数,院外心肺停止(cardiopulmonary arrest,以下CPAと略す)発生件数およびAED使用例を調査した。結果:山口県内のAED設置施設数は375施設で,AED設置1施設に対する人口は約4,000人であった。市・郡別AED設置施設数には地域格差を認めた。AED設置施設数に対するCPA発生件数(35~59件)にも地域格差を認めた。また一般市民が除細動を実施した2症例で社会復帰を認めた。結論:山口県においてもAED設置が普及しているが設置場所の把握,分布,維持,救助者の育成,結果の検証などの問題が部分的に確認された。今後,このような調査が全国的に行われ,AEDの導入に役立てられることが望まれる。

  • 林 怜史, 若林 勤, 佐竹 弘行
    医療機器学
    2017年 87 巻 1 号 16-21
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/22
    ジャーナル フリー
  • 中山 尚貴, 尾崎 弘幸, 海老名 俊明, 小菅 雅美, 日比 潔, 塚原 健吾, 奥田 純, 岩橋 徳明, 矢野 英人, 仲地 達哉, 遠藤 光明, 三橋 孝之, 大塚 文之, 草間 郁好, 小村 直弘, 木村 一雄, 羽柴 克孝, 田原 良雄, 小菅 宇之, 杉山 貢
    心臓
    2007年 39 巻 Supplement3 号 54-57
    発行日: 2007/08/30
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    症例は30歳,男性.2006年6月,スポーツジムのランニングマシンで運動中に突然,心窩部不快感が出現し,運動を中止したが痙攣を伴う意識消失をきたし倒れた.スポーツジムのトレーナーがただちに心肺停止を確認し,施設内の
    自動体外式除細動器
    (AED)を装着した.AEDの音声に従い除細動ボタンを1回押し,すみやかに自己心拍が再開したが,AED使用後にリセットボタンを押したため,メモリーが消去され,心肺停止の原因として致死性不整脈の関与は確認できなかった.
    入院後,トレッドミル運動負荷心電図検査で広範囲の誘導でST低下を認め,冠動脈造影検査を施行し冠動脈瘤を伴う重症多枝病変を認めた.心肺停止の原因は心筋虚血による心室細動もしくは無脈性心室頻拍と推定し,冠動脈バイパス術を施行した.
    AEDの普及に伴い非医療従事者によるAEDを使用した救命例が本邦でも徐々に報告されており,本症例は現場にあったAEDをただちに使用したことが社会復帰に大きく貢献したと考えられる.ただし,本症例で使用したAEDのように,一部機種ではリセットボタンを押すことによりメモリーが消去され,事後検証が困難になることは注意すべき点であり改善を要する.
  • 小山 照幸, 笠井 督雄, 吉田 和彦, 武田 聡, 小川 武希
    蘇生
    2010年 29 巻 1 号 33-37
    発行日: 2010/03/25
    公開日: 2011/03/15
    ジャーナル フリー
    2007年3月と2008年3月に同じ中学校で,3年生を対象に心肺蘇生法とAEDの講習を行い,同時に講習前にアンケート調査を行った。
     心肺蘇生法の講習経験のある生徒は約6割で,ひとりで心肺蘇生ができると答えた生徒は約3割と,2年間で変化はなかった。2007年秋にこの中学校にAEDが設置されたが,2008年のアンケートで,AEDの設置を知っている生徒は約8割,AEDの使用法を知っている生徒は4分の1で,2年間で変化がなかった。AEDを設置する際には,同時にその施設の関係者への教育が必須と思われた。中学生への心肺蘇生教育は救命率向上につながる可能性が高く,本人達の意欲も高いので積極的に進めるべきであると思われる。
  • 鈴木 英悟
    身体教育医学研究
    2008年 9 巻 1 号 31-41
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/01
    ジャーナル フリー
    This study discussed on the practical instruction of guidelines 2005 as Basic Life Support (BLS) in terms of 1) instructional directions of guidelines meaning, 2) understanding the changes of an outline and interpretation of Basic Life Support, 3) first aid occasions necessary to avoid the attitude toward hesitating from the rescue of a victim.
    This study showed all the amended and changing points of guidelines 2005 put in order because the guidelines were smoothly taught to the general public. The most important aspect was indicated that Automated External Defibrillator (AED) was not almighty to rescue a cardiac arrest victim, rather much important procedures for the rescuer to use combinations of CPR and AED effectively according to the instructional voice given by AED as the mechanical treatment.
    As references of Good Samaritan Law, a couple of similar laws in Canada such as Ontario - Good Samaritan Act, 2001; Alberta - Emergency Medical Aid Act; British Columbia - Good Samaritan Act; and Nova Scotia - Volunteer Services Act were also shown.
  • ―「堺市消防局まちかどAED」を事例に―
    伊藤 航, 木村 義成, 堀 英治, 片岡 竜彦, 四ヶ所 正紀, 横田 純, 山本 啓雅, 溝端 康光
    GIS-理論と応用
    2023年 31 巻 1 号 1-9
    発行日: 2023/06/30
    公開日: 2025/06/11
    ジャーナル フリー

    In Japan, the number of automated external defibrillators (AEDs) installed in public spaces is increasing, but the use of AEDs for cardiopulmonary arrest (CPA) injuries and illnesses remains extremely limited. In this study, we used a geographic information system (GIS) to analyze the extent to which existing public access defibrillation system is able to capture CPA casualties in terms of space and time, based on information on the location and time of the CPA cases obtained from emergency records. In addition, we identified changes in accessibility when new AEDs were installed at post office ATMs in addition to existing AEDs. The results demonstrated that AED accessibility is significantly related not only to the constraint of the spatial proximity of AEDs, but also to the constraint of whether the time of CPA occurred was within the available time of the nearby AEDs. It also became clear that increasing the number of AEDs would only improve accessibility to a limited extent as long as time constraints existed.

  • 山野 薫, 江藤 勇斗, 松尾 慎, 西川 仁史
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 O-ED-01-6
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】昨今,高齢化や疾患の重複化により,理学療法士(PT)が危険な不整脈を経験することもまれではない。
    自動体外式除細動器
    (Automated External Defibrillator:AED)の設置は,救急救命の命題である。本研究は,兵庫県内の理学療法士(PT)勤務施設におけるAED設置に関する調査を行い,リスクマネジメント(RM)の基礎資料とすることを目的とした。【方法】対象は,兵庫県理学療法士会の会員勤務施設(以下,施設)659施設とした。方法は,郵送質問紙法(無記名)とし,回答依頼は理学療法部門責任者とした。調査項目は,基礎情報,AED設置状況,研修有無,必要性,および自由記載欄の12項目とした。【結果】返送された調査票は,298通(回収率:45.2%)であった。この内,記載不備の1通を除いた297通を分析対象とした。設立母体は,医療法人が160施設(55.9%)で最も多く,施設区分は,一般病院86施設(27.0%),介護老人保健施設56施設(17.6%)の順であった。勤務PT数は平均7.1名であった。施設内のAEDは,「あり」245施設(82.5%),「なし」50施設(16.8%)などであった。「あり」のうち理学療法室内での設置は58施設(23.7%)で,平均設置台数は1.1±0.3台であった。一方,「なし(50施設)」のうち,今後の設置予定は「計画あり」6施設(11.5%),「なし」22施設(42.3%)などであった。AED未設置の理由は「緊急時は医師が対応」,「高価」などであった。院内設置場所までの往復時間は,「1分未満」109施設(60.2%),「1~3分未満」41施設(22.6%),「3~5分未満」12施設(6.6%),「5分以上」3施設(1.7%)などであった。また,5施設(2.0%)にAEDの使用経験があった。AED使用方法の理解は214施設(87.3%)で理解を示し,AED取り扱い研修は163施設(66.5%)で研修を実施していた。PT勤務施設に「AEDは必要である」と回答した施設は,243施設(81.8%)であった。【結論】本研究から二つの特徴が考えられた。第1は,院内AED設置場所までの往復時間で,心停止から除細動開始までの有効時間(2分以内),脳細胞死の開始時間(心停止後3分後)を基準として良好な結果(往復時間「3分以内」:82.8%)であった。AED使用の法的根拠は,「非医療従事者による自動体外除細動器(AED)の使用について(平成16年7月1日付 医政発第0701001号 厚生労働省医政局長通知)」に基づく。一般市民の使用可の時代において,PT業務(運動負荷)の安全性担保にAED配備は重要な意味を持つ。第2は,PT部門のRMの取り組みは,「AEDの使用方法を理解している」87.3%,「AEDの取り扱い研修を実施している」66.5%で,比較的高い割合を示した。しかし,医師に委ねる回答もみられ,理学療法中の一次救命処置はPTが実施するという認識向上の必要がある。理学療法のRMは,人と物の両面から構築される。理学療法部門での患者急変に備える施策の一つとして,AED設置と使用に関する平素からの対策が重要であり,本研究はその足がかりとなる。
  • 田中 博之
    医学教育
    2005年 36 巻 4 号 227-233
    発行日: 2005/08/25
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    本学4年次を対象に
    自動体外式除細動器
    automated external defibrillator, AEDを用いた一次救命処置basic life support, BLSについての客観的臨床能力試験objective structured clinical examination, OSCEを施行した. 医学生は二次救命処置advanced cardiovascular life support, ACLSに精通すべきとの意見もあるが, 4年次終了時という時期を考えると尚早である. 一次救命処置BLSは医師になる以前に習得すべき基本手技であり, 臨床実習開始前に客観的臨床能力試験OSCEを行うべきであろう. しかし, その中にはGuidelines 2000にも盛り込まれているように, 一次救命処置BLSとしての
    自動体外式除細動器
    AEDの使用が含まれるべきである. 今回,
    自動体外式除細動器
    AEDを用いた一次救命処置BLSについての客観的臨床能力試験OSCEを施行するにあたって, 設問・出題・評価方法などを案出したが, いくつかの問題点が指摘できた. 中でも, 評価基準の不徹底, 評価者毎のバラつきは客観性が高いとされる客観的臨床能力試験OSCEの信頼性に関わる問題である. これらを是正したのちには, このような試験が広くわが国で施行されるべきである.
  • 千田 いずみ, 田中 秀治, 高橋 宏幸, 喜熨斗 智也, 白川 透, 島崎 修次
    日本臨床救急医学会雑誌
    2015年 18 巻 4 号 575-584
    発行日: 2015/08/31
    公開日: 2015/08/31
    ジャーナル フリー
    背景:2011年10月に発表された救急蘇生法の指針に,心肺蘇生の学校へのさらなる普及の重要性が示された。目的:小学生の心肺蘇生法に対する理解力および実技能力を検討すること。対象方法:小学6年生96名を対象に心肺蘇生の知識の確認試験および1〜6年生214名を対象に実技試験を行った。結果:心肺蘇生法に関わる知識ではほとんどの問題で80%以上の正答率を得た。実技では高学年でも平均圧迫深さが30mmと十分な圧迫深度に達しなかった。人工呼吸では十分な吹き込みができたのが64%,AED操作は100%正しく操作することができた。考察:心肺蘇生に対する理解力は小学6年生で十分備わっていることが判明した。胸骨圧迫の確実な実施は難しいものの,人工呼吸やAED操作は正しく実施する可能性が見出せた。結論:中学生の体格では胸骨圧迫の実施が可能であると報告されていることから,小学生への心肺蘇生法教育の目的は今後の成長を見越した知識の習得および技術の獲得にあるといえる。
  • 千賀 通晴, 藤井 英太郎, 山里 将一朗, 杉浦 伸也, 宮原 眞敏, 中村 真潮, 伊藤 正明
    心臓
    2010年 42 巻 SUPPL.2 号 S2_74-S2_77
    発行日: 2010年
    公開日: 2012/08/21
    ジャーナル フリー
    当院で2006年11月から2009年8月の間に植込み型除細動器(ICD)移植術を施行した50例のうち, 初回イベント時に
    自動体外式除細動器
    (AED)を用いて救命された15例を検討した. 平均年齢は43±20歳, AED装着までに要した時間は平均11±4分, 蘇生までに要した時間は平均16±13分であった. 基礎心疾患の内訳はBrugada症候群3例, 肥大型心筋症4例, 陳旧性心筋梗塞2例, QT延長症候群3例, 拡張型心筋症1例, 特発性2例であった. 全例で心肺停止発生を目撃され, 13例でbystander CPRが施行された. 15例全例でAEDにより心室細動が記録され, AEDを使用して12例で洞調律化したが, 2例は無脈性電気活動に移行, 1例は心室細動が持続した. 12例は後遺障害なく社会復帰したが, 2例に軽度の記憶障害, 1例に高度の脳機能障害を残した. 心肺停止発生場所の違いが心肺蘇生に与える影響について検討したところ, 公共の場での心肺停止例(n=8)は自宅での心肺停止例(n=7)に比して, bystander CPRを施行された割合が高く, またAED装着および心拍再開までの時間が短い傾向にあった. その結果, 自宅での心肺停止例で有意に後遺症が多いといった結果であった. 心室細動症例に対する救命率向上および後遺症予防のためには, 民間レベルでの迅速な心肺蘇生処置およびAEDの使用が重要と考える.
  • 渡部 修, 岡田 邦彦, 木村 哲郎, 今井 秀一, 田村 真
    蘇生
    2004年 23 巻 2 号 93-95
    発行日: 2004/06/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 石井 宏昭, 笹尾 真美, 鈴木 麻美, 斉藤 知之, 園山 智生, 飯田 尚紀, 島田 利加子, 高野 宏二, 瀬戸 皖一
    有病者歯科医療
    2007年 16 巻 2 号 69-75
    発行日: 2007/08/31
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    鶴見大学歯学部附属病院に勤務する歯科医師に5時間30分の一次救命処置講習会を計画し平成17年7月~平成18年7月までに, 12回 (144名) 行った. 講習会終了後にアンケート調査を行ったところ今までに救急蘇生が必要な状況に遭遇した受講者は全体の25%であった. その内訳は, 歯科診療中が43%, 家庭内が22%, 駅や電車の車内, 海水浴場, レストラン等が35%とさまざまであった. 今後, 救急の場面に遭遇した場合, 救命処置ができそうだとの回答は93%であった. またこのような講習会があれば受講したいとの回答は92%であった. この講習会を契機として救命救急教育は普及したと考えられた.
  • 丸川 征四郎, 金子 洋, 畑中 哲生, 長瀬 亜岐, 坂本 哲也
    蘇生
    2022年 41 巻 1 号 1-6
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/01/13
    ジャーナル フリー

    ショックボタンを押すことなく自動的に電気ショックが行われるオートショック AEDが認可された。現時点での心肺蘇生教育は従来型AED、すなわち救助者がショッ クボタンを押すことによって電気ショックが行われるAEDを使用することを前提とし ている。このためオートショックAEDを使用する救助者が、存在しないショックボタ ンを探したり、感電事故を起こすことへの懸念から、オートショックAEDを示す識別 マークの活用や、オートショックAED使用法の訓練などの対策が課せられた。本論で はオートショックAEDの特性、導入経緯と対策などについて解説しつつ、AEDの音声 メッセージ等に従って行動することの重要性を強調した。

  • 太田 創, 奥寺 敬
    富山医科薬科大学医学会誌
    2006年 16 巻 1 号 42-45
    発行日: 2006年
    公開日: 2023/07/20
    ジャーナル フリー
     富山医科薬科大学付属病院救急部と管轄内救急隊との合同症例検討会で議題となった「包括的指示下での除細動の適応外となった心室細動症例への対応」について考察した。救急隊が医師への助言・指示を要請する時間的損失は救急隊の判断による除細動よりも優先されるべきか否かという質疑に対して,除細動が無効であり早期にACLSを必要とする難治性の心室細動が存在するので迅速な搬送が求められると回答した。
  • 花田 琢磨, 安野 誠, 中嶋 勉, 遠藤 裕介, 江連 雅彦, 佐藤 泰史, 金子 達夫
    体外循環技術
    2005年 32 巻 2 号 168-170
    発行日: 2005/06/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】平成15年9月より,構造改革特別区域推進本部が定めた4つの条件を満たす場合には,非医療従事者が
    自動体外式除細動器
    (AED: Automated External Defibrillator)を用いることが可能となった。このことにより,AEDが病院内はもとより,その他公共施設にも設置が進むものと考えられる。そこで,現在本邦で発売されている3機種について評価を行った。評価は,操作性や使用感,心電図模擬波形をAEDに認識させ心電図解析能について行った。3機種とも,AEDにとって重要な簡便性については差がなく良好であった。しかし,心電図解析において1機種で特徴的な結果が得られた。本邦で販売されているAEDは,3機種ともに非医療従事者でも使用できる簡便性を備えていると考えられた。
  • 三田村 秀雄
    心臓
    2003年 35 巻 Supplement3 号 14
    発行日: 2003/09/10
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    致死性不整脈によって心停止を起こした患者は,心停止後数分以内の電気的除細動によってのみ蘇生できる.現場近くにいる人が即座に除細動器を使って除細動を行えばそれが可能となるが,現状では一部の有資格者しか,この器械の使用が許されていない.近年,操作が簡単で,専門知識を必要とせず,しかも安全に使用できる
    自動体外式除細動器
    (AED)が開発され,とくに欧米では様々な職種の非医師の人達によって積極的に使用され,驚異的な救命成果をあげている.日本循環器学会は,日本においても,AED使用に関する規制を緩和し,非医師による緊急時の除細動行為を促すことが,日本国民の院外心停止からの救命率改善に必須と考え,厚生労働大臣に提言を提出し,国がこれら提言に対して真剣かつ早急に取り組むことを要望した.
  • 貝沼 圭吾, 三谷 義英, 大橋 啓之, 淀谷 典子, 本間 仁, 駒田 美弘
    心臓
    2011年 43 巻 SUPPL.2 号 S2_86
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/12/05
    ジャーナル フリー
    症例: 心臓震盪は, 小児期から若年成人の競技, 遊戯などに伴って発生する外因性の院外心停止をきたす病態である. 欧米などでは主に球技により発症し,
    自動体外式除細動器
    (AED)を用いた適切な心肺蘇生がなければ, 予後不良とされる. 今回, 本症を経験し, 発症時の映像, AEDファイルの心電図も含めて報告する.
    患者は14歳, 男児. 空手歴8年. 空手の試合中, 相手のパンチと膝蹴りが左前胸部に直撃した直後に, 心肺停止をきたした. 2分後に待機していた父親と医師による心肺蘇生, 4分後に3回のAEDによる除細動がなされ, 自己心拍が再開した. 発症13分後に救急搬送された病院で会話が可能であった. 以後, 後遺症なく経過良好であった. AEDファイルの心電図では, 心室細動が確認された. その後の精査により内因性の疾患は除外された. 以上から経過により心臓震盪と診断した.
    本症は, AEDを用いた適切な心肺蘇生が重要と考えられ, その対策について考察する.
  • 仲村 将高, 織田 成人, 貞広 智仁, 安部 隆三, 篠崎 広一郎, 平澤 博之
    人工臓器
    2008年 37 巻 1 号 32-37
    発行日: 2008/06/15
    公開日: 2009/03/13
    ジャーナル フリー
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