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クエリ検索: "荻原綾"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 久保 仁美, 今井 彩, 松﨑 奈々子, 阿久澤 智恵子, 下山 京子, 佐光 恵子, 金泉 志保美
    日本小児看護学会誌
    2016年 25 巻 3 号 84-90
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/20
    ジャーナル フリー

     本研究の目的は、過去10年間に日本国内の看護系学術雑誌に掲載されたNICU看護師の母親に対する退院支援に関する研究動向と課題を明らかにすることである。Web版医学中央雑誌 (Ver. 5) を用いて 「新生児集中治療室/NICU」 and 「母親」 and 「退院」 を検索し、研究目的に沿った14論文を研究対象とした。結果、年次別の文献推移は2006年から2013年までに毎年1件~3件あり、2014年以降は0件であった。研究内容は退院後の育児に対する思いや愛着形成に関する研究が5件、退院の意思決定や母親の心理状態についての研究は2件、母乳育児継続の支援に関する研究は2件、Family-Centered Care (以下、FCC) や家族形成のプロセスについての研究は3件、退院後の継続支援についての研究は2件であった。今回のレビューより、出生後早期からの退院後の育児を見据えた看護支援の提供、退院の意思決定に寄り添う看護支援の提供、FCCの理念に基づいた看護支援の提供、病院の看護職と地域の看護職との連携である看-看連携および他職種連携の強化の重要性が示唆された。

  • 元木 悟, 柘植 一希, 北條 怜子, 甲村 浩之, 諫山 俊之, 藤尾 拓也, 岩崎 泰永
    園芸学研究
    2019年 18 巻 3 号 269-279
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/30
    ジャーナル フリー

    露地夏秋どりミニトマトのネット誘引無整枝栽培(ソバージュ栽培,以下, ソバージュ)の収量は,主枝1本仕立て栽培(以下,慣行)に比べて,株数が6分の1程度であるにも関わらず,慣行と同等以上の収量が見込める.また,ソバージュは収穫作業以外の作業時間を慣行に比べて有意に短縮できる.そこで本試験では,ソバージュを全国に普及させるため,温暖地の神奈川圃場に加え,ソバージュと同じミニトマトの夏秋どり栽培(ただし,ハウス雨除け夏秋どり栽培)が一般的である岩手および広島圃場おいて,3年間(岩手圃場は2年間),ソバージュと慣行の収量および品質を比較した.また,ソバージュの経済性を検討するため,ミニトマトの夏秋どり栽培の農業経営指標を参考に,各地域におけるソバージュの経済性評価を行った.その結果,露地夏秋どりミニトマトのソバージュにおける収量については,既報と同様,岩手および広島圃場においても単位面積当たりの収量は慣行と同等であり,株当たりの収量は慣行に比べて多かった.ソバージュの品質については,岩手圃場では既報と同様,ソバージュの糖度は慣行と同等か低い傾向であったものの,リコペン含量は栽培法および栽培年の間に一定の傾向が認められなかった.一方,広島圃場では,ソバージュの糖度およびリコペン含量は慣行と同等か高い傾向であった.ソバージュの経済性評価については,広島県の農業経営指標を参考に,本試験で実際に栽培した‘ロッソナポリタン’の可販果収量の月別平均値を用い,既報の作業性の結果を参考に試算した結果,ソバージュの利益は10 a当たり86万~110万円,労働時間は333~568時間,1時間当たりの利益は1,933~2,661円であった.

  • ― 看護師が母親の状況を察した経験に着目して ―
    阿川 啓子, 石垣 和子, 塚田 久恵
    文化看護学会誌
    2018年 10 巻 1 号 1_34-1_42
    発行日: 2018/05/31
    公開日: 2020/06/26
    ジャーナル フリー

    本研究は,0~3歳の乳幼児期の超重症児又は準超重症児を対象とした訪問看護について訪問看護師が病児の母親に対しておこなった“察する看護” の具体的内容を明らかにした。
    対象は,A県に在住する超重症児及び準超重症児に対して0~3歳の間に訪問看護を開始し継続して6ヶ月以上の訪問看護実践を行った訪問看護師で,データは面接調査法により収集し,質的帰納的分析を行った。
    その結果,対象者は訪問看護師8名全て女性であった。分析の結果,実際に展開した“察する看護”は,【常に信頼されるよう一期一会を大切にする】【母親の行動から精神状態を察する】【信頼関係が築けるように母親を肯定的に見守る】【訪問看護師の考えから方略的で間接的な支援と直接的な支援をする】【介護負担を考慮してソーシャルサポート体制を構築する】であった。
    以上の結果から,訪問看護師は様々な人々との関係性の中から母親の心情を察することで信頼関係を構築しつつ,方略的な間接的母親支援と直接的母親支援を実践している事が解った。一方,病児の健康を守りつつ,母親の介護負担を軽減するように考慮して,地域住民との架け橋をしている事が示唆された。

  • 馬場 恵子, 泊 祐子, 古株 ひろみ
    日本小児看護学会誌
    2013年 22 巻 1 号 72-79
    発行日: 2013/03/20
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
    本本研究では、医療的ケアが必要な子どもをもつ養育者がどのような思いを経て、子どもの在宅療養を受け入れているのかのプロセスを明らかにすることを目的とした。研究方法は、同意の得られた医療的ケアを必要とする子どもの養育者6人を対象に、M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)を用いて行った。その結果、在宅療養を受け入れるプロセスは、9つのカテゴリと24の概念が抽出された。養育者は、子どもへの医療的ケアに参加することによって【医療的ケアは子育ての一環】と思えるようになり、【医療的ケアが必要な子どもと共にやっていこうと思う覚悟】ができる。また、養育者は、退院を目の前にして、自宅での生活を考え子どもとの関係を自分だけでなく、配偶者、きょうだいといった家族全体の関係で捉え直し、【医療的ケアが必要な子どもと共に生活する覚悟のゆれ】が生じるが、退院後に自宅で生活するうちに【医療的ケアが必要な子どもと共に社会で暮らす覚悟】が固まる。
  • 林 諒子, 市村 久美子, 川波 公香
    日本看護研究学会雑誌
    2020年 43 巻 4 号 4_757-4_767
    発行日: 2020/09/20
    公開日: 2020/09/20
    [早期公開] 公開日: 2020/07/24
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,ICU看護師のリハビリテーション看護の実践を明らかにすることである。ICUにおけるリハビリテーション看護に積極的に取り組む施設で,ICUでの看護経験が5年以上ある看護師7名を対象に半構成的面接を行い,質的帰納的に分析した。ICU看護師のリハビリテーション看護の実践として,《ICUにいる時点だけでなく患者の今後を見据えたICUでの援助》,《臥床患者の機能維持・全身状態の調整》,《集中治療下であっても患者のできることを促す援助》,《早期離床の実施》,《患者・家族の心理的援助》,《他職種・看護師間の協働》,《ICU看護師へのリハビリテーション看護の強化》の7つのコアカテゴリーが抽出された。ICU看護師は,患者の今後を見据えて,生活に密着したリハビリテーション看護を実践しており,これらの実践はリハビリテーションチームにおけるICU看護師の専門性であり大きな役割であるといえる。

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