エネルギー教育や環境教育という言葉に,目新しさはなくなってきた感がある。その重要さは認識されてきたとはいえ,教科書や授業での扱いはそれほどかわっているわけではない。それらを今後どのように展開していくのかを,エネルギー教育・環境教育の現状を再確認しながら検討する。児童生徒は,理科の時間だけで学習するわけではない。そこで,社会教育施設としての動物園,出前授業等の企業の取り組み,社会科の授業などからも話題提供を受ける。そのうえで,科学教育の立場からエネルギー・環境教育の現状を確認し,今後の方向を提案する。
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