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クエリ検索: "西山深雪"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • ─出生前検査という問題
    菅野 摂子
    学術の動向
    2017年 22 巻 8 号 8_40-8_45
    発行日: 2017/08/01
    公開日: 2017/12/09
    ジャーナル フリー
  • ~cfDNA解析結果と臨床データの照合解析
    鈴森 伸宏
    周産期学シンポジウム抄録集
    2017年 35 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     背景と目的

     母体血中への胎児有核細胞の混入していることは,Schmorl Gらが1893年に報告している。その後,100年以上過ぎて,妊婦血液中に胎児DNAが存在して胎児診断が可能であることをLoらは1997年に報告している。2008年ごろに次世代シーケンサーが始まり,多くの遺伝子情報が短時間で解析可能となってきており,母体血液を用いた胎児DNA診断は急速に発展することとなった。

     NIPT(non‒invasive prenatal genetic testing)は,2011年に米国で臨床的に胎児診断として始まり,2013年4月より国内で施設登録制度のもとで開始されている1─3)。母体血中における胎児DNA(fetal fraction: FF)の割合は,母体循環におけるcell‒free DNA(cfDNA)の約8~15%と報告されており,その割合は在胎週数が進むにつれて増加する。NIPTの陽性的中率については,妊婦年齢やトリソミーの種類によってばらつきがあり,今回,NIPTにおける妊娠初期のFFについて解析し,臨床データと統計学的に照合解析して,遺伝カウンセリングする上での重要性について評価することを目的とした3)

  • 角南 友佳子, 道原 あやな, 高砂 みゆき, 岸本 大樹, 古田口 愛, 浅田 一樹, 道原 明宏
    社会薬学
    2019年 38 巻 2 号 50-60
    発行日: 2019/12/10
    公開日: 2019/12/24
    ジャーナル フリー

    In this study, we conducted test-linked lectures (using a pre-test and a poster related to the pre-test) to understand the contents of “genetic testing-related knowledge” for university festival visitors. We also assessed their level of understanding and the effectiveness of the lectures pre- and post-test, by dividing the visitors into groups according to gender, medication, and age. First, pharmacy students performed a pre-test (9 questions, each with 4 answer choices) on “flow of genetic information, protein structure and function, relation between gene and protein/living body, basic knowledge of genetic testing and sampling method” for the visitors. Second, lectures were conducted using posters that included the contents of the pre-test. Finally, a post-test was performed with the same content as that of the pre-test. The results revealed a high correct-response rate (more than 65%) for the post-test in most groups (except for some groups with visitors in their 70s). In addition, compared to the overall pre-test scores, those of the post-test showed a significant increase. Thus, we elucidated that test-linked lectures contribute to the comprehension degree improvement in visitors aged from their teens to their 60s ; the validity of lectures using pre-test and poster was also proved.

  • 田浦 裕三子, 佐々木 瑠美, 大場 隆, 片渕 秀隆
    日本周産期・新生児医学会雑誌
    2020年 56 巻 1 号 78-84
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/13
    ジャーナル フリー

     出生前遺伝学的検査を目的に当施設を受診し遺伝カウンセリングを行った妊婦のうち分娩時35歳以上の高年妊婦627名についてNT(nuchal translucency)を測定し,NT3.0mm未満のスクリーニング陰性群,NT3.0mm以上のスクリーニング陽性群の2群に分け,NT測定が出生前遺伝学的検査の意思決定に及ぼす影響について検討した.スクリーニング陽性は29名(4.6%)で,NT3.0〜3.9mmの部分群では全例がNIPT(non-invasive prenatal genetic testing)を選択したが,NT肥厚が5.0mm以上と顕著であった部分群においては羊水検査実施率が高かった.スクリーニング陰性群の20.1%はNIPTを含めた追加の検査を希望せず妊娠を継続した.NTの情報は出生前遺伝学的検査を希望する妊婦が検査選択の意思決定をする際に影響を及ぼすと考えられた.

  • 舟木 哲, 佐々木 愛子, 池袋 真, 嘉村 駿佑, 小野寺 洋平, 赤石 理奈, 和田 誠司, 小澤 伸晃, 西山 深雪, 左合 治彦
    日本周産期・新生児医学会雑誌
    2020年 56 巻 3 号 432-436
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/10
    ジャーナル フリー

     近年の生殖補助医療の普及により双胎妊娠は増加してきたが,単一胚移植の推奨などにより,本邦の双胎出生数は全出生の約1.0%程度を占めている.一方で,双胎妊娠は単胎妊娠に比べ染色体異常の割合が増加するといわれており,出生前遺伝学的検査の重要性は増している.双胎妊娠における羊水検査の合併症は欧米諸国では1〜4%程度と報告されているが,本邦における報告はない.よって,当施設で施行した双胎妊娠の羊水検査のうち,少なくとも穿刺後2週まで経過を追えた87例を後方視的に検討した.施行週数は中央値が妊娠17週,膜性は二絨毛膜双胎が55.2%であった.穿刺後2週間以内で破水症例を1例のみ認めたが,1児または両児ともに子宮内胎児死亡,子宮内感染となった症例は認めなかった.また32週未満の早産は認めなかった.双胎妊娠における羊水検査は習熟した施設で実施した場合,安全に実施可能であることが示唆された.

  • 浅野 浩子, 中込 さと子, 柊中 智恵子, 佐々木 規子, 小笹 由香
    日本遺伝看護学会誌
    2017年 15 巻 2 号 77-86
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2024/02/23
    ジャーナル フリー

    目的:母性看護専門看護師の遺伝看護ケアの現状から、周産期医療に携わる遺伝看護ケア上の問題を明確にする。そして、周産期の遺伝看護教育の学習課題を検討し、教育プログラム作成への示唆を得る。

    方法:母性看護専門看護師12名を対象にした計2回のフォーカス・グループ・インタビュー(focus group interview:以下FGIとする)を行い、さらに研究への参加を辞退した1名の質的データを除外して、質的内容分析を行った。

    結果:FGIで取り上げられたテーマは、妊娠初期の出生前診断や胎児異常の診断に関わる看護職者が少なく、看護職者がどのように妊娠初期の妊婦へのケアを行うことが可能であるかであった。また、看護職者が出生前診断に関わっていくとき、どのようなケアの仕組みを作っていくか、看護職者が施設のマンパワーの状況に応じて、どのように妊娠初期の妊婦に関わる体制を作るか、さらに、看護職者が、母親の育児支援をどのように行うかについて討議された。FGIの分析の結果、21項目の遺伝看護ケア上の問題が挙げられた。

    考察:周産期領域の遺伝看護ケアに関する学習課題として、①遺伝学的検査、②遺伝性疾患、③遺伝カウンセリング、④妊娠初期の妊婦ケアの意義、⑤胎児異常の診断を受けた両親へのケア、⑥先天異常を持つ子どもの養育過程支援、⑦胎児と死別した両親のグリーフケア、⑧次子の妊娠へ不安を持つ両親への支援に関する教育と、⑨看護職者への遺伝看護ケアのサポートの必要性が検討された。まず、周産期の臨床の高度看護実践と看護教育をすすめる役割を持つ母性看護専門看護師が、これらの課題を達成できるような教育が必要であり、母性看護専門看護師の実践や調整、倫理調整の役割を通して、周産期医療に携わる助産師や看護師などへの遺伝看護ケアの相談や教育を進められる役割が担えるような学習を支援することが必要であると考えられる。

  • 菅野 摂子
    保健医療社会学論集
    2017年 28 巻 1 号 23-33
    発行日: 2017/07/31
    公開日: 2019/02/26
    ジャーナル フリー

    出生前検査は、倫理的および社会的な議論を起こしてきた。2013年から始まったNIPT (Non-Invasive Prenatal Testing)では、臨床遺伝専門医および認定遺伝カウンセラーを中心とした遺伝カウンセリングを実施し、倫理的視点に配慮しつつ患者の自律性を確保することによって、この検査を実施する方向性が打ち出された。しかし、この検査をめぐる問題が遺伝カウンセリングの現場で解決されうるものなのか、別の課題が浮上する可能性も含めて、実証的な研究は少ない。本稿は、遺伝カウンセラーおよび周産期の臨床心理士へのインタビュー調査から、現場の課題を取り上げた。その結果、カウンセリングが自己目的化していること、親族との意見の相違、遺伝カウンセリング以前にかかっていた産科医から得た情報や支援が不十分なことが明らかになった。遺伝カウンセリングが有効に機能するためには、カウンセリングに外在する諸問題を視野に入れて、そのあり方について検討するべきである。

  • 五十子 敬子
    法政論叢
    2023年 59 巻 1 号 213-
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/15
    ジャーナル フリー
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