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クエリ検索: "豊田裕"
655件中 1-20の結果を表示しています
  • 竹島 勉, 豊田 裕
    実験動物
    1977年 26 巻 4 号 317-322
    発行日: 1977/10/25
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ICR-JCL糸成熟マウスを用いて, 排卵後約3~7時間の午前8時30分~9時30分にマイクロスコープに接続した腟鏡を用い, 約3.18×106, 1.83×106および1.15×106精子を子宮頸管を通して授精し, 人工ペニスと腟タンポンを併用して偽妊娠を誘起した。その結果, 3.18×106精子の授精では, 13例中9例 (69%) に胎盤徴候が出現し, その内8例が分娩し平均10.5匹の産子を得た。1.83×106精子の授精では, 13例中4例 (31%) が受胎し, 産子数の平均値は4.3匹であった。最も低い精子濃度では, 6例中1例のみが受胎し分娩にいたった。以上の結果から, マウスの人工授精による受胎率および産子数は注入精子数の減少に伴って明らかに低下すること, および十分な精子数が注入されれば排卵後の授精でも高い受胎成績が得られることが知られた。
  • 岡本 正則, 豊田 裕
    日本畜産学会報
    1980年 51 巻 3 号 171-177
    発行日: 1980/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    体外におけるマウス卵子への精子侵入に必要な因子を解明する目的で,培地内に含まれるグルコースおよびピルビン酸の影響について検討した.JCL:ICR系成熟マウスの過排卵卵子と精巣上体精子を用いて,化学組成の明確な培地内で体外受精を行なった.ピルビン酸のみ添加したグルコースを欠く培地内では卵丘細胞の有無にかかわらず卵子への精子侵入は全く起こらなかった.一方,グルコースのみ添加した実験区では卵丘細胞を有する場合には,精子侵入卵の割合は95%と高い値を示したが,卵丘細胞を除去された裸化卵子では受精率は低く,前核形成には至らなかった.受精能獲得誘起のための精子前培養用培地はピルビン酸のみを含む場合でも,受精用培地にグルコースが存在すれば高い受精率が得られ,一方精子前培養用培地にグルコース,受精用培地にピルビン酸を添加した区では精子前培養時間の延長に伴って受精率が上昇した.さらに,ピルビン酸のみを含む培地内に卵子と精子を共存させ,次いでグルコースを添加したところ精子は卵子への侵入を開始した.これらの結果からグルコースはマウスの精巣上体精子が卵子へ侵入し受精を成立させるための必須の因子であり,その作用はピルビン酸では代替できないこと,およびグルコースは精子の受精能獲得の最終段階または精子の卵子透明帯通過に必要であると推察された.
  • 湊 芳明, 豊田 裕
    日本畜産学会報
    1983年 54 巻 6 号 387-391
    発行日: 1983/06/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    体外成熟マウス卵子の発生能力について体外受精および受精卵移植によって検討し,さらに得られた産子の繁殖能力についても検討を加えた.5%牛胎児血清(FCS)および,10 i.u. PMSG/mlを添加した培地内で12時間培養して成熟分裂を誘起した体外成熟卵子を5% FCS添加培地内で受精させた結果338個の体外受精卵のうち,176個(52.1%)が2細胞期に発生した.このうちの130個を11匹の偽妊娠雌マウスの卵管に移植し,移植胚の12.3%に当る16匹(雄10匹,雌6匹)の生存産子が得られた.対照区(排卵卵子)の2細胞期への発生率は,基礎培地および5%FCS添加培地において,それぞれ94.4%(219/232)および81.0%(201/248)であり,これらの2細胞期胚の移植後の生存産子への発生率はそれぞれ38.7%(46/119)および14.0%(15/107)であった.移植によって生まれた子は,性成熟後の同腹子間のきょうだい交配によってすべての雌が正常に分娩し,分娩日齢および平均産子数ともに体外成熟卵子由来の個体と排卵卵子由来の個体との間に差が認められなかった.
  • 横山 峯介, 秋葉 久弥, 勝木 元也, 野村 達次
    Experimental Animals
    1990年 39 巻 1 号 125-128
    発行日: 1990/01/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    マウス精巣上体精子を, Dulbecco's PBS液に凍害保護剤としてラフィノースとグリセリン, DMSOあるいはスキムミルクを組み合わせて添加した保存液に浮遊させ, ドライアイス・アルコール法で凍結し, 液体窒素 (-196℃) 中に1~120日間保存した。その結果, 10%ラフィノースと5%グリセリンあるいは10%ラフィノースと10%DMSOの組み合わせで最も高い精子生存指数が得られた。この凍結マウス精子は, 体外受精によって受精能を保有していることが確認された。また, 得られた受精卵は, 2細胞期で偽妊娠メスの卵管内に移植することにより高率に正常産仔に育った。以上のことから本方法は, マウス精子の凍結保存に有効であることが確認された。
  • 哺乳動物卵子研究会誌
    1984年 1 巻 1 号 7-28
    発行日: 1984/04/01
    公開日: 2010/06/15
    ジャーナル フリー
  • 大原 睦生
    日本畜産学会報
    1981年 52 巻 7 号 507-511
    発行日: 1981/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    雌性生殖道内における精子の受精能獲得の過程を明らかにするために,精子に付着した精漿由来の精子被覆抗原(SCA)の消長を,卵管内における排卵卵子の受精率との関連で検討した.未経産豚には発情前期の終わりにHCG 500iuを投与し,経産豚には離乳翌日にPMS 1000iuさらに56時間後にHCG 500iuをそれぞれ投与して排卵を誘起させた.これらの雌豚は屠殺前3時間,6時間および24時間に交配を行い,屠殺後雌性生殖道から精子および卵子を回収した.回収した精子について間接螢光抗体法でSCAの付着の有無を検討したところ,交配後3時間では16.6%の精子にSCAの消失を認めたに過ぎなかったが,交配後6時間では子宮から回収した精子の91.3%がSCAを消失していた.交配後24時間を経過すると子宮から精子は回収されなかった.一方,子宮卵管接合部から交配後6時間ならびに24時間で回収した精子では,すべてSCAが消失していた.卵管内卵子の受精率は交配後3,6および24時間でそれぞれ5.6%,43.8%および92.0%であった.これらの結果から,SCAの消失は精子の雌性生殖道内滞留時間が長くなるに従って進行し,6時間でほぼ完了することが知られた.
  • 岩村元気,
    豊田裕
    司, 関田惇也, 湯田健二
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2016年 35 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/03/12
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】本症例は変形性膝関節症により,立脚中期(MSt)に踵骨と下腿が一体となって外側傾斜するLateral Thrust(LT)を認め,左下腿外側部痛を訴えた.ST 関節の回内運動を促した結果,LT 軽減および疼痛軽減を認めたため報告する.

    【症例】70 代女性.平成27 年に両変形性膝関節症と診断.

    【説明と同意】ヘルシンキ宣言に基づき,目的および方法を説明し同意を得た.

    【評価】疼痛:左下腿外側(NRS:5).長腓骨筋(FL)に圧痛を認めた.ROM(右/左):膝関節伸展(0°/0°).足関節背屈:(20°/10°).MMT(右/左):大腿四頭筋(5/5).片脚立位(右/左):踵骨外側傾斜角度(FHA)(2°/13°),Leg heel angle(LHA)(7°/0°),舟状骨沈降度(NDT)(9mm/1mm),第一列底屈角度(8°/13°).歩行(左MSt):膝関節内反角度14°,下腿外側傾斜角度13°,FHA13°.

    【仮説】本症例は,舟状骨が下制しないことや第一列底屈角度が大きいこと,LHA が0°であることからST 関節の回内運動は乏しいと思われる.踵骨と下腿が一体となって外側傾斜するLT を呈し,FL の回内作用にて制動していたことで,歩行時にFL に疼痛を認めたと考える.

    【治療】1.FL リリース 2.足部モビライゼーション【結果】疼痛:左下腿外側(NRS:1).片脚立位(右/左):FHA

    (2°/6°),LHA(7°/4°),NDT(9mm/5mm),第一列底屈角度(8°/10°).歩行(左MSt):膝関節内反角度

    8°,下腿外側傾斜角度8°, FHA4°.

    【考察】介入後,舟状骨の下制,第一列底屈角度の減少を認め,LHA が増加したことからST 関節回内運動が出現したと思われる.ST 関節回内は,踵骨が外転による外方へ転位し,相対的に距骨が内方へ転位する.踵骨が内側傾斜する傾向にあり,距骨は踵骨上を前内下方へ滑る.これらの運動により,下腿外側傾斜角度が減少し,FL の活動が軽減したと考えられる.結果としてLT 軽減および左下腿外側部痛の軽減を認めたと思われる.

  • 豊田 裕
    化学と生物
    1974年 12 巻 7 号 446-455
    発行日: 1974/07/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • ~類似化・差別化ポイントの測定~
    豊田 裕貴
    マーケティングジャーナル
    2005年 25 巻 1 号 51-64
    発行日: 2005/06/30
    公開日: 2022/03/01
    ジャーナル フリー
  • 豊田 裕之, 溝渕 隆, 松岡 成居, 熊田 亜紀子, 日高 邦彦
    電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌)
    2006年 126 巻 8 号 789-794
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/01
    ジャーナル フリー
    Since electrical discharge development is very fast and influenced by the probability largely, strict condition control and high-resolution measurements are difficult. This paper describes numerical estimation of the sparkover voltages and time lag (V-t) characteristics utilizing a hydrodynamic numerical numerical modeling of a streamer and the equal-area criterion. V-t characteristics for a step voltage, a steep-front square voltage with a rise time of 20 ns, and 1.8/450 μs impulse voltage are successfully estimated using a single equal-area parameter obtained from the numerical modeling of the streamer. This suggests that a numerical estimation of V-t characteristics for any kinds of voltage wave form may be possible.
  • 三宅 正史, 丹羽 晧二, 入谷 明
    日本畜産学会報
    1978年 49 巻 10 号 739-744
    発行日: 1978/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    Wistar系の幼若雌ラットから得られた過排卵卵子と,前培養30分以内の精巣上体精子を,修正KRB液中に入れ,5%CO2,95%空気,37°Cの培養器内で培養し,3.0~8.5時間後に至るまで,0.5~1時間の間隔で卵子をとり出して精子侵入の状態を観察した.その結果,精子侵入は授精後3.5~4.0時間目に始まり,6.0時間目にはほぼ完了し,その侵入率は平均87%であった.囲卵腔に侵入した精子が卵細胞質内で膨化の徴候を示すまでに約1時間を要し,その後膨化が精子頭部全域におよび,授精後6.0時間目には侵入卵子の80%に精子頭部の膨化がみられた.またこの時間にはじめて全侵入卵子の10%の卵子に核小体の出現が観察され,授精後8.5時間目には全侵入卵子の96%において前核形成が認められた.これらの結果から,精子が囲卵腔に侵入後卵細胞質内で膨化を開始するのに約1時間を要し,膨化が精子頭部全体におよぶのに約1.5時間を要すること,また精子侵入後前核形成が始まるまでに2.5~3.0時間を要することが知られた.なお多精子侵入卵および多精子受精卵はいずれもきわめて高率に観察され,この観察時間の範囲では,時間の経過とともにその割合の増加する傾向がみられた.
  • 宮本 元, 石橋 武彦
    日本畜産学会報
    1975年 46 巻 4 号 226-229
    発行日: 1975/04/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    排卵直後の卵子を包む卵胞細胞がラット卵子の体外受精において果たす役割ならびに培養液中の牛血清アルブミンがラット精子の受精能獲得および体外受精におよぼす影響について検討し,つぎの結果を得た.1. 卵胞細胞を除去されたラットの裸化卵子は,子宮から採取した精子および精巣上体精子のいずれによっても体外受精されうる.2. 子宮精子を用いた場合,裸化卵子の体外受精率は卵胞細胞に包まれた無処理卵子と同じであるが,精巣上体精子を用いたときには無処理卵子より低下した.3. 培養液中の牛血清アルブミンは,体外でのラット精子の受精能獲得および受精に大きな役割を果たしている.
  • 竹島 勉, 中潟 直己, 尾川 昭三
    Experimental Animals
    1991年 40 巻 4 号 493-497
    発行日: 1991/10/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    12, 15, 18, 21%のRaffinose (W/V) に3%Skim Milkを加えた保存液を用いマウスの精巣上体尾部精子を凍結保存した。凍結は試料を室温から液体窒素ガス中に10分間静置後, 液体窒素内に浸漬する急速冷却法を用いた。融解は, 試料を液体窒素から取り出し, 室温水槽に静置することにより行なった。融解した精子浮遊液を注射筒内に吸引後, 注射筒先端に0.45μのディスポーザブル・フィルターユニットと三方活栓を装置し, 濾過することにより保存液を除去した。その結果, 18%Raffinoseに3%Skim Milkを添加した保存液で凍結保存した精子が, 融解後1時間の運動性で最も優れていた。この精子を用いて体外受精を行ない, 授精6時間後の受精率および28時間後の2細胞期への発生率は, それぞれ35.9% (74/206) および33.6% (42/125) であった。また, 2細胞期胚を受容雌の卵管内に移植し, 45.2% (19/42) が新生仔として得られた。
  • 豊田 裕之
    電気学会誌
    2009年 129 巻 11 号 731-734
    発行日: 2009/11/01
    公開日: 2009/11/01
    ジャーナル フリー
  • 武田 敏信, 松岡 成居, 熊田 亜紀子, 日高 邦彦
    電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌)
    2011年 131 巻 10 号 859-864
    発行日: 2011/10/01
    公開日: 2011/10/01
    ジャーナル フリー
    CF3I gas, which is one of promising SF6 substitutions, is investigated from the view point of by-product generated in gas discharge, since its global warming potential (GWP) is quite low and its insulation performance is equivalent or superior to SF6 gas. The insulation performance of CF3I gas is examined through measuring sparkover voltage in various electric fields and flashover voltage on the surface of insulating material together with analyzing by-products of CF3I gas. Gas chromatography analysis shows that C2F6, C2F4, CHF3, C3F8, C3F6, and C2F5I are generated by the sparkover and the flashover. The sparkover voltage after 1300 times sparkover in uniform electric field is decreased by 11%. The flashover voltage for a virgin insulator in CF3I gas is almost equal to that in SF6 gas. The flashover voltage in CF3I gas is, however, 0.6 times lower than that in SF6 gas, when the number of surface flashover is increased.
  • 豊田 裕貴, 今泉 忠
    日本行動計量学会大会抄録集
    2013年 41 巻 SC6-1
    発行日: 2013/09/03
    公開日: 2020/03/18
    会議録・要旨集 フリー
  • 基礎周辺が水浸状態となる場合の杭基礎耐力
    豊田 裕道, 森山 英樹, 瀬能 誠之, 前川 孝昭
    農業施設
    1999年 30 巻 1 号 61-67
    発行日: 1999/06/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    これまでプラスチックハウスの基礎として, コンクリートを用いない杭基礎について検討してきた。ここでは, 豪雨により土壌が飽和し, 基礎周辺にゆるみを生じた場合の対策について検討した。すなわち, 台風時等の豪雨により土壌の飽和・水浸状態がどの程度の時間遅れで生じるかを土壌物理の観点から検討し, プラスチックハウスを設計する上で考慮すべき重要な課題であることを明らかにした。さらに, 井桁補強を行った短杭について, 杭の周辺土を水浸状態にした後に水平引張りおよび鉛直引抜きの現地実験を行った。この結果, 通常時の不飽和状態に比べてピーク荷重で3割程度の減少が見られた。これらの結果から, 長時間飽和状態が続くような地形・地質の場合の強度の低減を考慮する必要性を明らかにするとともにその目安を示した。
  • *中川 啓, 田島 道夫, 小椋 厚志
    応用物理学会学術講演会講演予稿集
    2016年 2016.1 巻 20a-H113-10
    発行日: 2016/03/03
    公開日: 2023/03/17
    会議録・要旨集 フリー
  • 武田 敏信, 松岡 成居, 熊田 亜紀子, 日高 邦彦
    電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌)
    2010年 130 巻 9 号 813-818
    発行日: 2010/09/01
    公開日: 2010/09/01
    ジャーナル フリー
    A steep-front square pulse voltage generator, which has a rise time of 16ns, a dumping factor less than 2.5% after 10μs duration and a peak value of 200kV, is successfully used to survey the V-t characteristics in nanosecond range. The V-t characteristics of CF3I, SF6, CF3I/N2 and SF6/N2 gas mixtures under non-uniform field gaps by using the steep-front square pulse voltage. When the field utilization factor are measured less than 0.38, the sparkover voltage of CF3I is lower than that of SF6. On the contrary, when the field utilization factor is more than 0.38, the sparkover voltage of CF3I is higher than that of SF6. The corona inception voltage calculated by using Schumann's criteria and compared with measured one. The V-t characteristics for a uniform field gap in CF3I/N2 gas mixture containing N2 gas of 40% are equivalent to those in pure SF6 gas. The synergism for appears when CF3I gas is mixed with N2 gas.
  • 岡本 正則
    Experimental Animals
    1992年 41 巻 1 号 33-38
    発行日: 1992/01/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ハムスターの精巣局部X線照射後, 精子濃度の変動および体外における精子の受精能について検討し, 次の結果を得た。2Gy照射後の精子濃度の経時的変動は, 照射後第6週まで顕著な低下を認め, その後に対照レベルまで回復する。精子濃度と線量効果の関係は, 低線量域では差が見られないが0.5~3Gyでは直線的に低下する。さらに, 2Gy照射後第6週の精子は, 著しい運動性の低下とともに47.7%の低い体外受精率を示し, 精子の受精能は低下する。これらの結果は, 照射後の精子濃度の経時的変動と一致した。また, 体外受精成績の線量効果は1Gyより高線量になるのに従って精子の運動性は低下し, 精巣と精巣上体尾部の縮小傾向が認められる。これに伴い, 受精率が急激に低下し, 3Gy以上の線量域ではほとんど受精しないことが指摘された。以上より, 体外における精子の受精能におよぼすX線照射の影響は, 主に受精能獲得を含む卵子への侵入能力に障害を来すことが示唆され, その原因は精子濃度の減少および精子運動性に代表される機能低下に関係あるものと推察された。
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