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クエリ検索: "青森県立森田養護学校"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • ―国内外の共同研究者との協働の取り組み―
    生田 茂, 根本 文雄, 石飛 了一, 漆畑 千帆, 葛西 美紀子, 小関 貴雅, 山口 京子, 鷹取 哲史, 島田 文江, 金子 千賀子, 有村 玲香, 黒田 徳子, 深山 智美, 坂井 直樹, 五月女 智子, 奈良 智子
    人間生活文化研究
    2015年 2015 巻 25 号 37-64
    発行日: 2015/01/01
    公開日: 2020/03/14
    ジャーナル フリー

     「音声や動画などのマルチメディアをリンクできるドットコード」,「テキストをハイライトし同期をとって読み上げを行う電子書籍 やオーサリング機能を有する電子書籍」,「Augmented Reality (AR) 」などの最新の情報処理技術を用いて教材を制作し,通常学校や特別支援学校,保育園などで教育実践を行い,さまざまな「困難」を抱える児童生徒や園児の学習活動・自立活動の支援を行った.オマーンの Sultan’s School の幼稚部の教員の2日間の研修,また,アメリカの Saint Joseph 大学附属 School for Young Children の教員に,教材作りの最新のノウハウを教授し,教材開発と 教育実践活動の支援を行った.国立特別支援教育総合研究所主催の特別支援教育教材・支援機器等展示会における教材の展示や障害児基礎教育研究会の講演などで大きく広がった共同研究者のネットワークを活用し,教材の開発と教育実践に取り組んだ.「ARとドットコードの技術」を組み合わせて,八王子市の小学校の教員と取り組んだ2年生の国語の単元「さけがおおきくなるまで」の教材化と教育実践は,児童に大好評を博し,教育委員会の知るところとなり,担当課長が学校を訪れ,市の特色ある教育活動として 2015 年度の特別予算が認められた.「50 音と語彙を学ぶ」教材は,筑波大学附属大塚特別支援学校の小学部に納められ,日頃の自立活動の時間に活用されている.大阪府の視覚支援学校では,「ドットコードに音声をリンクさせた音声ペン」や「自動ページめくり機能を活用した読み上げ機能をもつ電子書籍」を用いて,視覚に障害をもつ児童の支援活動が始まった.また,文章を読んで解釈することのできない児童が,音声ペンによる読み上げ機能を活用することで,授業で取り組まれているワークシートに立派に回答できるようになった事例などが生まれた.

  • ―国内外の共同研究者との協働の取り組み―
    生田 茂, 大島 真理子, 葛西 美紀子, 坂井 直樹, 富山 仁子, 五月女 智子, 深津 沙織里, 有村 玲香, 山口 京子, 石飛 了一, 柏木 美紀, 矢野 有吾, 遠藤 貴裕, 島田 文江, 金子 千賀子
    人間生活文化研究
    2016年 2016 巻 26 号 239-262
    発行日: 2016/01/01
    公開日: 2020/03/18
    ジャーナル フリー

     「音声や動画などのマルチメディアをリンクできるドットコード」,「テキストをハイライトしながら同期をとって読み上げを行う電子書籍やオーサリング機能を有する電子書籍」,「Augmented Reality (AR)」などの最新の情報処理技術を用いて,本学のゼミ生が手作りで制作した教材を用いて,八王子市立柏木小学校の「こども祭」で,八王子市立下柚木小学校の「さくひんてん」で,町田市立本町田東小学校の図書室で「読書活動」の時間に教育実践を行い,大好評を博した.また,共同研究を行っている特別支援学校や通常学校の教員が,自分のクラスの児童生徒一人ひとりの困り感に対応した手作り教材を制作し,教育実践に挑戦し,多くの成果を上げることができた.ゼミ生が制作した教材の一部は,学校の研修会で使用され,来年度の授業の中で使われる教材として納品を催促された.また,今年度は,オマーンの研究グループとの共同研究や,中国やアメリカの研究者との共同の取り組みが開始され,日本発の技術が海外にも大きく広がることとなった.著者の一人である生田は,アメリカの Wayne State 大学の教育学部の教員が主催する,中高の女生徒を対象とした「理科の楽しみを伝え,理系進学を促す」プロジェクトに参加し,生徒たちに日本発の技術を用いた手作り教材の制作と教育実践の取り組みを紹介し,大きな感銘を与えた.

  • 生田 茂, 石飛 了一, 根本 文雄, 山下 さつき, 富山 仁子, 五月女 智子, 原 伸夫, 漆畑 千帆
    人間生活文化研究
    2017年 2017 巻 27 号 156-204
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2020/04/02
    ジャーナル フリー

     著者らは,「音声や動画などのマルチメディアを再生するドットコードと音声ペンの技術」「テキストをハイライトしながら同期を取って読み上げを行う電子書籍の技術」などを用いて,特別支援学校や通常学校の先生ともに,手作り教材を制作し,教育実践を行なっている.10 年ほど前に,「児童生徒一人ひとりの困り感の軽減」を目指して,筑波大学附属学校教育局時代に始めた取り組みは,今や国内の 150 名近い学校の先生が参加する一大プロジェクトとなっている.児童生徒一人ひとりは,それぞれ異なるニーズや要望を持ち,そして,異なる学びの履歴を持っている.A さんに有用な教材や教具が,必ずしも B さんに有用とは限らない.まさに,一人ひとりの児童生徒に対応した教材や教具が不可欠な所以である.本論文では,プロジェクトの展開にとって不可欠な,著者らも開発に協力して取り組んでいる,日本発のドットコードや電子書籍のコンテンツの制作のためのソフトウエアの最新の開発状況を報告する.そして,全国の 20 校の特別支援学校の先生などが,自分のクラスの一人ひとりの児童生徒の抱える課題や困り感に寄り添いながら,その困難の軽減や解決を目指して制作した手作り教材と教育実践について紹介する.本論文で紹介した実践事例は,特別支援学校に通う児童生徒の教育活動だけでなく,通常学校の特別支援学級や困り感を抱える児童生徒のための合理的な配慮に基づく教材や教具の開発を行う上で,極めて有用な指針を与えるものである.

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