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クエリ検索: "黒毛和種"
4,160件中 1-20の結果を表示しています
  • 山口 学
    畜産技術
    2015年 2015 巻 725-Oct. 号 7-12
    発行日: 2015/10/01
    公開日: 2024/06/14
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 木村 信熙
    畜産技術
    2017年 2017 巻 740-Jan. 号 4-12
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2023/11/22
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 佐久間 弘典, 小林 栄治
    におい・かおり環境学会誌
    2011年 42 巻 4 号 276-284
    発行日: 2011/07/25
    公開日: 2016/04/01
    ジャーナル フリー
    和牛肉は優れた食味を持っている.ロース内の脂肪量(霜降り)だけでなく,脂肪の質(脂肪酸組成)および風味の要素である香りも輸入牛肉とは大きく異なっている.1価の不飽和脂肪酸であるオレイン酸は,脂肪の融点に大きく影響し,牛肉を食した際のやわらかさや食味の良さに結び付いている.我々は,
    黒毛和種と外国種との交雑家系および黒毛和種
    集団を用いて,脂肪酸組成,特にオレイン酸割合に影響する遺伝子の一つを特定した.現在は,脂肪酸組成に影響するその他の遺伝子および和牛肉の特徴の一つである香り(和牛香)に影響する遺伝子の探索に取り組んでいる.
  • 乙丸 孝之介, 志賀 英恵, 鹿海 淳子, 柳田 孝司
    産業動物臨床医学雑誌
    2015年 5 巻 4 号 185-190
    発行日: 2015/01/15
    公開日: 2015/12/02
    ジャーナル フリー
    鹿児島県内で飼養されていた
    黒毛和種
    肥育去勢牛に対して,肥育ステージごとの血液生化学的検査を行った.供試牛は,102農場にて飼養されていた臨床的に健康な9〜30カ月齢の
    黒毛和種
    肥育去勢牛2,207頭で,これらを肥育前期(9〜13カ月齢:418頭)肥育中前期(14 〜16カ月齢:448頭),肥育中後期(17 〜19カ月齢:443頭),肥育後期(20 〜23カ月齢:447頭),仕上げ期(24 〜30カ月齢:451頭)の各肥育ステージに分類した.血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ,γ-グルタミルトランスフェラーゼ活性値の平均値は,肥育中前期以降で前期と比較し高値であった.血清アルブミンの平均値は,中前期以降では3.3g/dℓ以上であった.総コレステロールの平均値は前期で107mg/dℓであったが,中前期以降では137mg/dℓ以上であった.血清ビタミンAの平均値は前期で93IU/dℓであったが,肥育ステージが進むにつれ低下し,仕上げ期では43IU/dℓであった.血清ビタミンEの平均値は前期で172μg/dℓであったが,中前期以降では200μg/dℓ以上であった.これらのことから,鹿児島県内で飼養されていた
    黒毛和種
    肥育去勢牛の各肥育ステージにおける血液生化学的検査値は,それぞれ異なることが示唆され,今後,生産病の診断および予防を行う上で1つの指標となると考えられた.
  • 山田 知哉
    畜産技術
    2021年 2021 巻 793-Jun. 号 2-5
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/02/28
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 佐々木 慎二
    畜産技術
    2018年 2018 巻 762-Nov. 号 8-13
    発行日: 2018/11/01
    公開日: 2023/06/30
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 伊藤 秀一
    畜産技術
    2015年 2015 巻 724-Sep. 号 14-17
    発行日: 2015/09/01
    公開日: 2024/06/14
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 乙丸 孝之介, 志賀 英恵, 柳田 孝司
    産業動物臨床医学雑誌
    2012年 3 巻 4 号 169-173
    発行日: 2012/12/25
    公開日: 2013/05/18
    ジャーナル フリー
    鹿児島県内で飼養されていた
    黒毛和種
    肥育雌牛に対して肥育ステージごとの血液生化学的検査を行った.供試牛は,61農場にて飼養されていた臨床的に健康な9~30カ月齢の
    黒毛和種
    肥育雌牛1,381頭で,これらを肥育前期(9~13カ月齢:257頭),肥育中前期(14~16カ月齢:283頭),肥育中後期(17~19カ月齢:266頭),肥育後期(20~23カ月齢:325頭),仕上げ期(24~30カ月齢:250頭)の各肥育ステージに分類した.血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ,γ-グルタミルトランスフェラーゼ活性値の平均値は肥育中後期から仕上げ期で高値であった.血清アルブミンの平均値は中後期以降では3.5g/dℓであった.血清総コレステロールの平均値は中前期以降では140mg/dℓ以上であり,後期で最も高値であった.血清無機リンの平均値は肥育ステージが進むにつれ低下した.血清ビタミンAの平均値は肥育ステージが進むにつれ低下し,仕上げ期では39IU/dℓであった.血清ビタミンEの平均値は,前期では164μg/dℓであったが,中前期以降では200μg/dℓ以上であった.これらのことから,鹿児島県内で飼養されていた
    黒毛和種
    肥育雌牛の各肥育ステージにおける血液生化学的検査値は,それぞれ異なることが示唆され,今後,生産病の診断および予防を行う上で1つの指標となると考えられた.
  • 尾形 透
    産業動物臨床医学雑誌
    2024年 13 巻 4 号 123-135
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/11/30
    ジャーナル フリー

    肥育牛では増体や肉質向上を目的として長期間にわたって濃厚飼料が多給され,その結果,第一胃液pHの低下により亜急性第一胃アシドーシス (SARA) や代謝性疾患が発生しているが,

    黒毛和種
    肥育牛では第一胃液性状を検討した報告は少なく,第一胃の細菌叢構成や粘膜上皮の遺伝子発現については不明な点が多い.そのため,本研究では
    黒毛和種
    牛の肥育時期による第一胃液の性状と細菌叢構成および第一胃粘膜上皮の遺伝子発現の変化を明らかにすることを目的とした.試験1では通常管理下の
    黒毛和種
    去勢牛9頭を用いて肥育前期 (10〜14カ月齢),中期 (15〜22カ月齢) および後期 (23〜30カ月齢) に第一胃液pHを連続測定し,フィステル孔より第一胃液を採材して各種性状と次世代シークエンス法による細菌叢の解析を行った.その結果,第一胃液pHは肥育時期の進行に伴い有意 (p < 0.05) に低下し,リポポリサッカライド (LPS) は中期と後期に前期に比べて有意 (p < 0.05) な高値を示した.また,Firmicutes門の構成比は中期に前期に比べて有意 (p < 0.05) な低値を示した.LPS活性値の増加と主にセルロース分解菌構成比の低下によるFirmicutes門構成比の低下は,肥育時期の進行に伴う濃厚飼料の増給と第一胃液pHの低下による変化と考えられた.これらのことから,
    黒毛和種
    牛の肥育中期や後期には,第一胃液pHの低下,LPSの産生増加,セルロース分解菌構成比の減少など濃厚飼料多給に伴い第一胃内環境が大きく変化すると考えられた.試験2では試験1と同じ供試牛を用い,pHと各種性状および第一胃液,第一胃食渣および第二胃液の細菌叢を解析した.その結果,第一胃液pHは第二胃液pHに比べて前期と中期に有意 (p < 0.05) な低値,後期には有意 (p < 0.05) な高値を示した.また,細菌叢構成は第一胃液と第二胃液では類似していたが,第一胃食渣では第一胃液や第二胃液と異なる傾向がみられた.後期に第一胃液pHが第二胃液pHに比べて高値を示したことは,第一胃粘膜上皮からの重炭酸イオン供給が増加したことが要因と考えられた.このことから,肥育後期の
    黒毛和種
    牛では,長期的な濃厚飼料多給による第一胃液pHの低下に対して緩衝作用を促進して適応していることが示唆された.試験3では肥育中期と後期の
    黒毛和種
    去勢牛各3頭を用い,通常の飼料を給与した対照区 (CON区) と濃厚飼料割合を約10%増加した濃厚飼料多給区 (HC区) に区分し,第一胃液のpH,各種性状および細菌叢を解析した.その結果,第一胃液pHは中期ではHC区でCON区に比べて有意 (p < 0.05) な低値を示し,後期では両区とも重度のSARA状態を呈し,有意差がみられなかった.これらのことから,
    黒毛和種
    牛は肥育後期においても中期に比べ,濃厚飼料割合の増加による第一胃液pHの変動が制御されていることが示唆された.試験4では試験1と同じ供試牛を用い,各肥育時期にフィステル孔を介し第一胃粘膜上皮を採取し,マイクロアレイ法により網羅的遺伝子解析を行った.その結果,輸送関連遺伝子であるSLC family遺伝子は,中期に前期に比べてdown-regulated (11/13),後期に中期に比べup-regulated (12/19) と判定されるものが多く,VFA輸送体およびSCFA-/HCO3-交換輸送体であるSLC26A3遺伝子の発現量は,中期に前期に比べて有意 (p < 0.05) に低下し,後期には中期に比べて有意 (p < 0.05) に増加した.このことから,肥育後期の
    黒毛和種
    牛では第一胃粘膜上皮からのVFA吸収と第一胃内への重炭酸イオン分泌が促進され,長期間の濃厚飼料多給に適応している可能性が示唆された.本研究によって得られた所見は,
    黒毛和種
    肥育牛における健康の維持と代謝性疾患の予防に寄与すると考えられた.

  • 似鳥 和子, 三宅 陽一, 立野 裕幸, 金田 義宏
    東北家畜臨床研究会誌
    1996年 19 巻 1 号 18-24
    発行日: 1996/08/01
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
    黒毛和種
    の種雄牛および種雄牛候補牛計119頭を対象に、染色体分析を実施し、系統における転座保有牛の分布、繁殖能力に及ぼす影響について検討した。染色体分析の結果、雄牛119頭のうち10頭(8.4%)に1/29型(6頭)と7/21型(4頭)の2種類の染色体転座が認められた。系統別にみると5系統中3系統(C系、D系、E系)に転座保有牛の分布が認められ、転座型において、C系、D系では1/29型、D系、E系では7/21型が認められた。1/29型転座を保有する雄牛1頭と正常核型を示す雄牛4頭の精液性状を調べた結果、転座保有牛と正常牛との間に差異は認められなかった。また、試験交配時の受胎率を調べたところ、正常牛群で平均62.5%、転座保有牛では44.1%であり、X2検定の結果、両群間に有意な差(P<0.05)が認められた。さらに転座保有牛と正常牛の精子の染色体分析を行った結果、不均衡な核型を持つ精子が正常牛では認められなかったのに対し、転座保有牛では114個中5個(4.4%)に認められた。また構造異常精子が正常牛で144個中22個(15.2%)に認められたのに対し、転座保有牛では114個中34個(29.8%)に認められ、X2検定の結果、両群間に有意な差(P<0.01)が認めれた。以上の結果より、
    黒毛和種
    雄牛では、1/29型と7/21型の2種類のロバートソン型転座が広く分布していることが認められた。また各系統での転座保有牛の分布には偏りがみられ、
    黒毛和種
    での転座の起源は特定の系統に由来することが考えれた。繁殖能力に及ぼす影響については、精液性状、精子形成に異常が認められていないものの、受胎率の低下が明らかなことから、その原因は転座保有牛に不均衡型や構造異常を示す精子が高率に発生していることに関連していると思われた。
  • 松田 敬一
    産業動物臨床医学雑誌
    2017年 8 巻 4 号 208-213
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2019/05/09
    ジャーナル フリー

     ビタミンC(VC)は強い抗酸化作用を持つ栄養素である.家畜においてVCは体内で合成されるものではあるが,

    黒毛和種
    牛では肥育の経過に伴い血漿中VC濃度が低下すると報告されており,肥育後期にはVCが欠乏している可能性が示唆される.ヒトにおいてVC欠乏は肝硬変等の肝臓病と因果関係があるとされており,実際にVCの投与は肝臓病の治療として活用されている.そこで,
    黒毛和種
    肥育牛においてビタミンA(VA)等の抗酸化ビタミン低下による肝機能障害を軽減させることを目的として,VCを70%含有するルーメンバイパスVC 製剤(VC製剤)を給与して,血液検査成績に及ぼす影響を調査した.肝機能障害の診断酵素活性が高値を示した19~20カ月齢の
    黒毛和種
    肥育牛10頭を供試牛とし,通常の給与飼料に加えて,調査開始から7日間VC製剤を1日30g給与した.VC製剤給与前,給与1, 3, 7日目および給与終了後7日目に採血し,血液検査成績の推移を調査した.血漿中VC濃度は,給与前に比べ給与3日目および7日目で有意に増加した.血清中VA濃度は,給与前の時点で欠乏値であったが,さらに給与7日目および給与終了後7日目で給与前に比べて有意に減少した.血清中AST活性は,給与前に比べ給与7日目に有意に減少した.血清中GGT活性は,給与前に比べ給与3日目および7日目に有意に減少した.結果より,VC製剤の給与によって,血漿中VC濃度が増加したこと,および血清中ASTおよびGGT活性が減少したことから,VCは牛において肝臓の保護作用がある可能性が示唆された.

  • 入江 正和
    畜産技術
    2017年 2017 巻 740-Jan. 号 17-21
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2023/11/22
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • -代謝インプリンティングと国内の草資源を活用した新しい生産システム構築への挑戦-
    後藤 貴文
    畜産技術
    2012年 2012 巻 683-Apr 号 20-26
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2024/06/20
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 西野 武蔵
    石川県農業短期大学特別研究報告
    1977年 5 巻 3-21
    発行日: 1977/03/31
    公開日: 2018/04/02
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 新盛 英子, 滄木 孝弘, 石井 三都夫
    産業動物臨床医学雑誌
    2013年 4 巻 1 号 1-7
    発行日: 2013/06/30
    公開日: 2013/07/10
    ジャーナル フリー
    1日齢における血中免疫グロブリンG(IgG)濃度が基準値未満の場合に受動免疫移行不全(FPT)と診断されるが,子牛が肥育牧場や育成牧場に導入される1週齢前後のFPT基準値は報告されていない. 本研究は, 血清IgGおよび総タンパク質(TP)濃度の経時的変化を調べ, 7日齢の検査値を用いたFPT診断精度について検証した. ホルスタイン種(HS)43頭,
    黒毛和種
    (JB)34頭を用いた. 1日齢と7日齢に採血を行い, 血清IgG(mg/mℓ)およびTP濃度(g/dℓ)を測定した. 1日齢と7日齢において, IgGとTPの間に強い正の相関関係が認められた. 1日齢のIgGとTPの散布図において, 近似曲線の一次方程式にFPT基準値(HS-IgG: 10.0, JB-IgG: 20.0)を代入して求めたTP濃度(HS-TP: 4.6, JB-TP: 5.3)を1日齢のFPT基準値とした. HS-IgG, HS-TPおよびJB-IgGは, 1日齢〜7日齢にかけて有意に減少した. 1日齢〜7日齢の平均変化率は, HS-IgG: 71.7%, HS-TP: 92.2%, JB-IgG: 73.8%, JB-TP: 95.4%であった. 1日齢のFPT基準値に平均変化率を乗じて7日齢のFPT基準値とした(HS-IgG: 7.2, HS-TP: 4.2, JB-IgG: 14.8, JB-TP: 5.1). 7日齢の血液検査において, FPT基準値未満であった場合を検査陽性とし, FPTの診断精度について検証した. HS-IgGの陽性的中率(PPV)は78.6%, 陰性的中率(NPV)は93.3%, HS-TPのPPVは76.5%, NPVは100.0%であった. JB-IgGのPPVは100.0%, NPVは80.0%, JB-TPのPPVは91.7%, NPVは86.4%であった. 以上より, 7日齢の血清IgGおよびTP濃度の測定はある程度の精度でFPTを診断できると考えられた.
  • 松田 敬一, 高橋 千賀子
    産業動物臨床医学雑誌
    2014年 5 巻 1 号 9-14
    発行日: 2014/06/30
    公開日: 2014/07/25
    ジャーナル フリー
    黒毛和種
    肥育牛における肥育後期へのビタミンC(VC)製剤の給与が血液成分と枝肉成績に及ぼす影響を調査した.通常の肥育飼料に加えVC製剤(ビタミンCを70%含有した大豆硬化油被覆製剤)を1日30g給与した15頭を給与群,非給与の15頭を対照群とした.VC製剤給与前の24カ月齢から出荷まで,1カ月に1回採血を行い血液生化学検査結果の推移を調査した.出荷時の枝肉成績を調査し両群間で比較検討した.血漿VC濃度,血清ビタミンA(VA)濃度および血清総コレステロール(Tcho)濃度等の血液生化学検査結果の推移には有意な変化は認められなかった.枝肉成績では,牛脂肪交雑基準Beef Marbling Standards(BMS)(給与群:8.40±1.64,対照群:7.27±1.44),ロース芯面積(給与群:68.7±8.6cm2,対照群:62.1±10.2cm2),および内臓価格(給与群:1頭当たり15,199±984円,対照群:1頭当たり13,907±1,837円)において給与群が対照群に比べて有意に高い値を示した.BMSに重要な影響を及ぼすと考えられているVAや,枝肉成績をモニタリングする重要な指標であるTchoなどの血液検査成績には有意な差がない状態で,給与群においてBMSおよびロース芯面積が有意に増加したことから,肥育後期におけるVC製剤の給与はBMSおよびロース芯面積を増加させる可能性が示唆された.
  • 樋口 貞行, 角田 元成
    日本家畜臨床学会誌
    2007年 30 巻 2 号 51-55
    発行日: 2007/10/30
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
    重篤な下痢症に罹患した子牛の救命率を向上させるには下痢症に伴って生ずる電解質・酸塩基平衡異常の改善が重要であるが、
    黒毛和種
    子牛に関するこれらの情報は極めて少ない。今回、携帯型の血液ガス分析装置を供試して、生後30日以下の
    黒毛和種
    子牛および下痢に罹患している子牛の静脈血の血液ガスおよび血液生化学成分の諸成分を測定した。その結果、健康な子牛では、pHv7.35±0.09、炭酸ガス分圧(PvCO2)60.5±12.5mmHg、総炭酸ガス濃度(tCO2)33.5±3.5mEq/l、重炭酸(vHCO3-)32.5±3.5mEq/l、Na+136.5±2.5mEq/l、K+4.75±0.65mEq/l、Cl-99.5±3.5mEq/l、過剰塩基(Base Excess;BE)7±4mEq/l、アニオンギャップ(Anion Gap;AG)9.35±2.65mEq/l、BUN9±6mg/dl、血糖114.5±29.5mg/dl、ヘマトクリット(Ht)27.55±10.25%、ヘモグロビン(Hb)9.15±3.35g/dlであった。健康な子牛における血液ガスおよびその関連血液成分の測定値は、下痢症に伴う代謝性アシドーシスに陥った子牛の多くの血液成分値との間に明確な相違を示した。子牛の救急診療あるいは日常診療における静脈血液の血液ガス分析は、臨床的な意義が大きく、また本研究における健康な子牛の血.液ガス諸相の測定値は、
    黒毛和種
    子牛における静脈血液の基準値になり得るものと考える。
  • 片貝 富夫, 車田 真人, 坂本 公一, 原田 博之, 立島 拓也, 掘籠 茂, 半谷 正秀, 横山 和敏, 栄 利文, 角田 元成, 根本 久
    東北家畜臨床研究会誌
    1995年 18 巻 1 号 10-14
    発行日: 1995/08/11
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
    黒毛和種
    における母乳成分と子牛の消化不良性の関連性を解明するための調査に先立って、臨床的に健康な
    黒毛和種
    繁殖牛10頭の乳成分の測定を分娩後60日目まで経時的に行った。オキシトシン20単位の処置により乳脂率、乳蛋白率、無脂固形分率および乳糖率は、それぞれ0日:5.77%、16.60%、22.52%、2.58%、3日:5.90%、4.39%、9.91%、4.19%、5日:5.33%、4.42%、9.86%、4.44%、10日:4.78%、3.98%、9.74%、4.76%、20日:5.48%、3.71%、9.42%、4.71%、30日:5.45%、3.5%、9,41%、4.83%、40日:6.73%、3.50%、9.00%、4.49%、50日:6.74%、3.75%、9.45%、4.69%、60日:6.39%、3.43%、9.13%、4.69%であった。分娩3日以降60日までの平均乳成分値は、乳脂率:5.84%、乳蛋白率:3.77%、無脂固形分率:9.43%、乳糖率:4.66%であった。
    黒毛和種
    の乳成分で乳蛋白率、無脂固形分率および乳糖率は、分娩直後に大きく変動し3日以降の一定の変動で推移した。乳脂率は、分娩直後から10日までに経時的な低下を示した後それ以降は一定の上昇傾向を示し、また、個体間のバラツキがみられた。
  • 片貝 富夫, 車田 真人, 松本 公一, 原田 博之, 半谷 正秀, 泉田 敬義, 栄 利文, 角田 元成
    東北家畜臨床研究会誌
    1993年 16 巻 1 号 18-21
    発行日: 1993/07/31
    公開日: 2009/04/22
    ジャーナル フリー
    黒毛和種
    牛における母乳成分と子牛の消化不良性下痢症の関連性を解明するための試験に先立って、臨床的に健康な
    黒毛和種
    繁殖牛71頭の乳成分測定を行った。無処置群60頭の乳成分は、乳脂肪:3.74%、乳蛋白質:3.49%、無脂固形分:9.36%、乳糖:4.81%であった。オキシトシン20単位処置群11頭の乳成分は、乳脂肪:5.10%、乳蛋白質:3.48%、無脂固形分:9.44%、乳糖:4.89%であった。乳成分のうち、乳蛋白質、無脂固形分、乳糖ではほぼ一定の値が得られたが、乳脂肪では個体ごとに著しい変動が認められた。また、乳脂肪率については、ミクロヘマトクリット管を用いた高速遠心法によって測定を行ったところ、ミルコスキャン605の値と正の相関が得られた。以上のことからオキシトシン投与による採乳は黒牛和種牛の乳成分測定に適当と思われた。
  • ~遺伝性疾患に関与する遺伝子の機能解析の促進を目指して
    佐々木 慎二, 有島 太一, 若栗 浩幸, 鈴木 穣
    畜産技術
    2023年 2023 巻 814-Mar. 号 16-20
    発行日: 2023/03/01
    公開日: 2024/03/02
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
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