本研究ではSamu,Krishnan,and Smith(1999)による理論的な枠組みにもとづき、消費者の視点にたった共同広告の効果について考えていく。共同広告の効果を決めうる変数としては、ブランドの使用機会の適合性、2タイプの情報処理にしたがった広告(トップダウン型広告とボトムアップ型広告)、ブランドの属性に焦点をあてた広告(POP型広告とPOD型広告)をとり上げる。共同広告の効果をみる変数としては、ブランド認知とブランド信念があげられる。これらの変数をもとに本研究ではいくつかの仮説を導き、検証を試みていく。
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