香川県立観音寺第一高等学校では，１年生は探究の基礎を学び，２年生から学科やコースに分かれて全校生が課題研究を行っている．課題研究における教員の指導力向上やノウハウの継承を行うため，これまで研究の手順や留意点が端的に明示された課題研究ルーブリックを共有し，指導と評価の目線合わせを行ってきた．さらに，全ての探究グループの評価結果をまとめ，分析し，そこから全体的な課題を明確化し，指導の改善に活かしている．これらに加え，個々の探究グループにおける探究のプロセスを記録させ，オンラインホワイトボードアプリで共有し，どのようなプロセスを経た研究が優れた探究になるのか，研究が変遷していく契機となるのはどのような指導や出来事なのかを把握する取組みを進めている．
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