トリヨードチロニン (T
3) のポリエチレングリコール (PEG) 法によるラジオイムノアッセイ (RIA) の基礎的検討を行った。イソキュベーション時間は2時間, 温度は20~35℃で行うことができ, 測定感度は0.09ng/m
l, 再現性はinterassayおよびintraassayともにCVで7.5%以下, デキストランチャコール (DCC) 法との相関は
r=0.99, 回帰直線は
y=0.89
x+0.30, 回収率92.4~105.9%, 希釈試験ではいずれも2~16倍希釈で直線性を示した。以上の結果からPEG法は従来の方法に比して, 非常にすぐれた
B/F分離法であって, T
3のRIAにおいて有用であることを確認した。
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