日本消化器内視鏡学会雑誌
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肝転移を伴ったsm食道類基底細胞癌の1例
森田 大作木村 幹彦神藤 英二菅沢 英一内田 剛史市倉 隆望月 英隆津田 均松原 修
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2005 年 47 巻 4 号 p. 974-977

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抄録

 症例は72歳女性である.嚥下困難を主訴に来院.内視鏡検査にて,胸部下部から腹部食道に,4.2×2.5cm大の2型病変と1.6×1.3cm大の0-I型病変がみられた.2型病変の病理組織診断は,扁平上皮癌であった.胸部食道全摘術施行後,病理組織学的に,扁平上皮癌と類基底細胞癌の二重癌の診断で,深達度は各々外膜,粘膜下層に及んでいた.また,肝左葉には8mm大の類基底細胞癌の転移がみられた.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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