脈管学
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総説
組織内エネルギー代謝計測との併用による循環病態解析
沖田 孝一
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 52 巻 February 号 p. 109-114

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抄録
要旨:循環障害を有する疾患の動的病態を解析するには,中心循環のみならず末梢組織の血流(酸素供給)および筋内代謝を調べる必要がある。後者は,磁気共鳴分光法により測定可能であるが,血流測定に用いられる血管内カテーテル,プレチスモグラフィおよび超音波ドップラーは,必ずしも局所筋血流を評価できるわけではない。われわれは,磁気共鳴分光法と近赤外線分光法を用いた循環器疾患の病態解析を行ってきたので,その有用性を概説する。
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