日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
II. 治療
5. 各論
5) Brugada症候群を疑ったときの対応
鎌倉 史郎
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 95 巻 2 号 p. 320-327

詳細
抄録
心電図のST変化からBrugada症候群が疑われた時には, J点の波高を計測して, それが真のBrugada型心電図であることを確認すると共に, V1~V3誘導の上位肋間で心電図を記録することが望ましい. また失神の症状と家族歴を詳細に聴取し, それらが心室細動に由来しているか否かを鑑別する. 電気生理学検査の意義は未だ明らかでないが, 症状, 家族歴とこれら心電学的指標に基づいた治療指針が報告されている.
著者関連情報
© 2006 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top