主催: 日本地球化学会年会要旨集
名古屋大学
産業技術総合研究所
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火山の噴気温度の絶対値やその時間変化は、火山活動に関する重要な指標となる。しかし、活火山の噴気孔における直接測定は危険を伴う上に、実現が難しいことが多い。また赤外放射を利用した遠隔測定は、観測距離が100 mを超えると著しく確度が低下し、また火山灰で視界が遮られると測定不能になる。そこで本研究では、セスナ機を用いて桜島のプルーム試料の採取を行い、噴煙の中に含まれる火山由来の水素分子の安定同位体組成を利用した噴気温度遠隔測定に挑戦した。