美術教育学:美術科教育学会誌
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東京造画館および有稲館の図画・手工教育掛図研究
-明治・大正期の動向を中心として-
牧野 由理
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2025 年 46 巻 p. 181-192

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抄録
文部省によって図画・手工の掛図が製作されるのは昭和16(1941)年以降のことであり, 文部省は明治43(1910)年に登場した図画の国定教科書『新定画帖』の掛図を発行していない。本研究では『新定画帖』の掛図を発行していた東京造画館および有稲館の図画・手工に関する掛図や掛図目録を分析しその特質を明らかにした。東京造画館および有稲館では教師用書を参考とし『新定画帖』の掛図を製作していたことが判明した。これは教員は教師用書を拡大した「範画」を作成すべきという藤五代策の考えと一致していた。東京造画館では岡田秋嶺による《図案掛図》が好評で,続編にあたる《修正国定図画教科書準拠 図案教授用掛図》を発行しており,秋嶺の図画教科書や著作を利用した可能性を示唆した。
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