抄録
本研究は,20代から50代の幅広い年齢層の成人日本人女性の基礎的なボディイメージについて,シルエット図を用いて明らかにすることを目的とした。年齢が上の場合は認知した現在の体型を平均よりも太っていると考える傾向が消失すること,どの年代も平均よりも痩せた体型を理想としていること,そして,想定した同性の視線が理想体型に関連している可能性が示唆された。また,20代の体型認識の歪みが他の年代に比べて相対的に少ないことが示された。さらに,20代は理想をどのように位置づけるかが,30代以降においては実際に今どうであるかといった認識が体型不満に関連していることが示唆された。