經營學論集
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第84集 経営学の学問性を問う
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院生セッション
[01]ドイツにおけるコンツェルンの管理構造
──取締役の兼任を中心として──
*岡本 丈彦
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p. G1-1-G1-11

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抄録

現代社会の不確実性の高さに起因して、企業の基本的な政策を決定し、一定方向への展開を規定する企業管理の職分が現代企業において重要性を増しつつある。それとともに、その中心的な担い手であるトップマネジメントが非常に重要な役割を持つことになる。また、この現代企業はグローバルに活動を展開し、複数業種にわたり企業活動を行い、その過程で多数の企業を含む巨大な企業体を形作っている。このような大規模化した企業においては、どのようなトップマネジメントの構造であるのかを明らかにすることが本稿における問題意識である。本稿においては、このような大規模化した企業の管理構造を解明するためにドイツにおけるコンツェルンの研究に依拠して検討し、特に事象としての取締役の兼任と兼任を行う人物を指す兼任取締役に焦点を当てて考察を行い、コンツェルンの管理がどのように行われているのかを解明する。

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© 2014 日本経営学会
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