經營學論集
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第86集 株式会社の本質を問う-21世紀の企業像
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サブテーマ② 巨大株式会社のガバナンスを問う
株式会社の本質・目的と巨大株式会社のガバナンス
*今西 宏次
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p. 47-56

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抄録
本稿は,「株式会社の本質を問う―21世紀の企業像」という問題を,「株式会社の原理を問う」を含めて,「巨大株式会社のガバナンスを問う」という視点から論じている。
筆者は,株式会社の目的を考える場合,上場会社と非上場会社を区別して考える必要があると考える。そして,今日の巨大株式会社の多くが上場会社であり,「私的な政府」といえるような状況になっていると主張する。株主価値を重視するイデオロギーは,非常に限られた一部の株主の利益に焦点を合わせている。そこでは,株主は,きわめて短期志向で,日和見主義的であり,外部にコストを押し付ける傾向をもち,倫理的な問題や他者の幸福には関心をもたない純粋に合理的で,自分勝手な人であると仮定されている。つまり,株主の目的を単純化し,単一ものであるとしている。しかし,実際には「多様な関心や価値観を有した多様な株主」が存在しているという点に基づいて,「巨大株式会社のガバナンス」は,managerialismの立場から再検討する必要があると主張している。
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© 2016 日本経営学会
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