日本接着学会誌
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研究論文
エチレン系共重合体を用いたエポキシ樹脂の改質
秋元 英郎松田 聡阿南 匡範樫井 茂喜村上 惇
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2000 年 36 巻 9 号 p. 346-354

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抄録
エチレン系共重合体を用いてエポキシ樹脂の改質を試み,力学特性に及ぼす影響を調べた。充填材として,反応性エチレンアクリルゴムおよびエチレン系アイオノマー/クレーナノコンポジットを用いた。エチレンアクリルゴム変性エポキシ樹脂では,硬化剤の種類,アクリルゴム添加量の影響について検討を行った。ゴム添加量が微視構造に及ぼす影響は硬化剤によって大きく異なり,力学特性にも寄与することがわかった。アイオノマー/クレーナノコンポジット変性エポキシ樹脂では,硬化剤添加量の影響を調べた。その結果,硬化剤添加量を9phrまで減少させたとき,ガラス転移点が消失し耐熱性が著しく改善されることを明らかとした。また,破壊じん性値は硬化剤添加量の減少とともに低下する傾向があり,アイオノマーによる高じん化は達成できなかった。
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© 2000 一般社団法人 日本接着学会
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