日本接着学会誌
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研究論文
ポリオキシプロピレングリコールから成るポリウレタンで鎖延長した一液性エポキシ接着剤の調製と物'性
佐藤 暢也中村 通利稲垣 愼二山田 英介
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2001 年 37 巻 7 号 p. 259-265

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抄録
分子量の異なるポリオキシプロピレングリコール(PPG)をソフトセグメントとするウレタンプレポリマーと水酸基を有する2種類のビスフェノールA型エポキシ樹脂の混合物を反応させ,PPGウレタン鎖延長エポキシ樹脂を調製した。その樹脂をジシアンジアミド硬化系の一液性接着剤とし,その硬化物の諸物性とそのPPGウレタンプレポリマーの分子量との関係を検討した。PPGウレタンブレポリマーの分子量により接着物性,破壊靭性及びモルホロジーに大きな影響を与えることを認めた。二官能PPGを原料として用いた場合,分子量が1000,2000,3000と増大すると共にエポキシ樹脂に対する相溶性が低下し相分離しやすくなる傾向であるが,分子量2000系が最も接着強度が高いことを認めた。また,三官能PPG3000系は二官能PPG2000系と同レベルの接着強度及び類似のモルホロジーを示すことから,PPGウレタンプレポリマーのイソシアナート当量も重要な因子であると考えられる。
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© 2001 一般社団法人 日本接着学会
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