抄録
懸濁重合により得られる架橋ポリスチレンとクロロメチルレジンの粒子径と粒子径分布に与える非定常かくはんの影響を詳細に検討した。低速かくはん(例えば200 rpm)の条件下では,非定常かくはん機で得られる双方のレジンは定常かくはんの場合と比較すると,粒子径が小さくなり,粒子径分布も狭くなる結果となった。懸濁重合の条件として,クロロベンゼンなどの溶媒をモノマーの希釈に用いない場合,微小な粒子同士が凝集した多数の塊が電子顕微鏡により観測された。特に非定常かくはん条件下,低速の場合,単分散な架橋レジンビーズが得られることが分かった。